9108F
9000系(9108F) 快速 3302列車
池袋線 秋津 2007年5月4日撮影
抵抗制御車

9101F
9000系(9101F) 急行 2166列車
池袋線 秋津 2007年5月4日撮影
VVVFインバーター制御車

9103F
9000系(9103F) 急行 2147列車
池袋線 中村橋 2014年9月15日撮影
VVVFインバーター制御車、「RED RUCKY TRAIN」

9000系(9104編成) 準急 4135列車
池袋線 中村橋 2014年9月15日撮影

1.概要
 1993年(平成5年)輸送力増強のため製造された通勤車両です。
 編成は下記の通りです。
 ←飯能
 ・10両編成
 クハ9100形−モハ9200形−モハ9300形−サハ9400形−モハ9500形−モハ9600形−サハ9700形−モハ9800形−モハ9900形−クハ9000形
 ・4両編成
 クハ9100形−モハ9200形−モハ9900形−クハ9000形

2.車体構造
 車体は新2000系とほぼ同じ車体の20m鋼製車で、片側に4カ所両開きの扉があります。

3.車内設備
 座席はロングソートが採用されました。
 車椅子スペースがモハ9200形、モハ9900形に設けられています。

4.機器類
 足回りは廃車になった101系の等の物を流用してます。
 制御装置は電動カム軸式抵抗制御が再利用されました。
 主電動機は150kWの直流直巻電動機が再利用されました。
 制動装置は発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ(HSC-D)が再利用されました。
 駆動方式は中空軸平行カルダン駆動が再利用されました。
 台車はペデスタル方式空気バネ台車が再利用されました。

5.主な履歴
 2004年(平成16年)〜2008年(平成20年)にかけて制御装置を全電気ブレーキ付きIGBT-VVVFインバーター制御に更新されました。
 電動車(M)と付随車(T)の比率は、抵抗制御時代と同様6M4Tとなってます。
 主電動機は135kWの三相かご形誘導電動機が採用されました。
 制動装置は遅れ込め制御・全電気ブレーキ付回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキ(HSC-R)が採用されました。
 WN継ぎ手式中空軸平行カルダン方式が採用されました。
 インバーター改造とともにパンタグラフもシングルアームに変更されてます。ただし、9108Fは製造当初からシングルアームパンタグラフで登場しています。
 2016年(平成28年)1月17日より9108FがL-trainとして西武ライオンズ色のレジェンドブルーに塗装され運行されています。
 2017年(平成29年)7月19日に京急より「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」(新1000系)のコラボレーション企画が持ち込まれ、それに伴い9103Fが京急風の塗装にされ「RED RUCKY TRAIN」として運行されています。
 2017年(平成29年)に9106Fを皮切りに順次廃車が進んでおります。
 2020年(令和2年)より一部の編成が4両編成に短縮され、ワンマン改造されました。

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