1001編成
新1000形(1001編成) 普通 61H運用 1561H列車
京成押上線 四つ木〜京成立石 2007年6月9日撮影
1次車

1017編成
新1000形(1017編成) アクセス特急 59H運用 1458H列車
京成押上線 八広 2020年6月7日撮影
1次車(更新後)

1057編成
新1000形(1057編成) 快特 57H運用 1457SH列車
京急本線 大森町 2020年1月19日撮影
4次車(イエローハッピートレイン)

1073編成
新1000形(1073編成) 快速特急 15A運用 1514A列車
京急本線 六郷土手 2007年4月29日撮影
6次車

1000形(1161編成) 快速 79H運用 779H列車
京成本線 京成西船〜海神 2021年1月17日撮影
14次車

1809編成
新1000形(1809編成) 普通 21運用 1521列車
京急本線 生麦 2017年10月10日撮影
16次車

1649編成
新1000形(1649編成) 普通 49運用 1448列車
京急本線 大森町 2019年11月17日撮影
18次車

1.概要
 2002年(平成14年)に老朽化した車両の置き換え用として登場した通勤車両です。

2.車体構造
 車体は、1〜5次車がアルミ車体で6次車以降は軽量ステンレス車体(前面部は鋼製)が採用されました。
 車体長は18mで、片側に両開き式扉が3カ所設けられています。
 1〜5次車は窓が開かない密閉式で2100形を踏襲して密封式となり、窓の天地寸法は600形よりも30mm高くなってます。6次車以降は窓が開く構造となっています。
 1〜5次車は運転席後方の小窓がありますが、6次車以降は無くなりました。

3.車内設備
 1〜5次車は扉間がロングシート、車端部がクロスシートで、クロスシート部は乗降扉向きに補助席が設けられています。
 6次車以降はオールロングシートが採用されました。
 16次車より再び車端部のクロスシートが復活しております。
 車椅子スペースは各先頭車に設けられています。

4.機器類
 ・制御装置
 1〜2次車は、シーメンス製のGTO-VVVFインバーター制御が採用されました。3〜5次車は同じくシーメンス製のIGBT-VVVFインバーター制御が採用されました。
 6次車以降は日本製のIGBT-VVVFインバーター制御が採用されました。
・主電動機
 1〜5次車は、出力190kWの三相かご形誘導電動機が採用されました。3次車以降はセンサレスとなっています。
 6〜14次車は、出力155kWの三相かご形誘導電動機が採用されました。15次車以降は出力190kWに変更されました。
 駆動方式はTD継手式平行カルダンが採用されました。
 台車は円筒案内支持方式空気バネ台車TH-2000A、TH-2000B形が採用されました。

5.主な履歴
 2002年(平成14年)2月に1次車が登場しました。
 2003年(平成15年)5月に2次車が登場しました。
  客室側窓のセンターピラーが廃止され、大型の固定窓となりました。また、4両編成のパンタグラフの位置が変更されてます。
 2003年(平成15年)にデハ1401に前面側面の行き先表示器を白色、種別表示器をフルカラーLEDに交換し試験が行われました。制御装置も試作品を搭載し各種試験が行われました。
 2004年(平成16年)に羽田空港第2ターミナル開業に合わせ、2次車の8両編成×2本がスカイブルーと飛行機のイラスト入りのラッピングが施されました。
 2005年(平成17年)1月に3次車が登場しました。
  制御装置がIGBT-VVVF制御に変更されました。
 2005年(平成17年)7月に4次車が登場しました。
  行き先・種別・運行番号表示器にフルカラーLEDが採用されました。
 2006年(平成18年)11月に登場した5次車は、4次車と同じ仕様となっています。
 2007年(平成19年)3月に6次車が登場しました。
  車体は軽量ステンレス製に変更された他、主電動機がシーメンスから三菱電機製の155kWの主電動機に変更されました。
  その他、細部にわたり変更点があります。
 2008年(平成20年)1月に7次車が登場しました。仕様はほぼ6次車と同じです。
 2008年(平成20年)9月に8次車が登場しました。
  ステンレス車発の4両編成が誕生しました。
 2009年(平成21年)に9次車が登場しました。8次車と仕様は同じです。
 2009年(平成21年)より前面の表示器がLEDの物に交換されました。
 2010年(平成22年)に10次車として成田スカイアクセス対応用車両が登場しました。
  車内乗降扉上部にLCDの案内表示器が2台ずつ設置されました。
 2011年(平成23年)に11次車が登場しました。
  800形置き換え用として新1000形としては初の6両編成が製造され、1300番台が付けられました。1313編成は車内照明がLEDとなりました。
 2012年(平成24年)に12次車が登場しました。
  車内照明が全てLEDになりました。
 2013年(平成25年)に13次車が登場しました。
  LCD車内案内表示器が各2台から各1台に減らされました。10〜12次車も1台に減らされました。
 2014年(平成26年)に14次車が登場しました。仕様は13次車と同じです。
 2014年(平成26年)に1057編成が黄色い塗装が施され、イエローハッピートレインとして運行されています。西武鉄道の塗装と似ていることから西武鉄道とのコラボレーションで西武9000系に赤と白帯が施された「幸運の赤い電車」が走っています。当初3年限定の予定でしたが、好評につき引き続き黄色い塗装が継続されましたが、扉部分は銀色から黄色に塗られています。
 2015年(平成27年)に15次車が登場しました。
  空間波の列車無線アンテナが屋根に取り付けられました。
  1367編成では、主電動機に190kWの永久磁石同期電動機(PSMS)が採用され、これら4台を1台で制御する制御装置が採用されました。
  また、貫通扉を中央に設け4両2本を連結して8両貫通運転が出来るようにした車両が登場しました。車番は1800番台が割り振られた。
  1800番台は外観を京急伝統のカラーリングに近づけるため側面全体にラッピングが行われました。
 2016年(平成28年)に16次車が登場しました。
  6・8両編成は、ヘットライトが電球色のLEDとなり、1800番台同様車体側面全体にラッピングが行われました。
  8両編成ではフルSiC素子のIGBT-VVVFインバーターが採用され、190kWの三相かご形誘導電動機が採用されました。
  車内案内表示器は乗降扉上に2台タイプと1台タイプが千鳥配置されています。
  ステンレス車では初めて車端部にクロスシートが設けられ、サービスコンセントも設置されました。
  6両編成は1600番台となっています。
 2017年(平成29年)に17次車が登場しました。
  ステンレス外板に塗装が施されています。
  車内の案内表示器は、各乗降扉上部に全て2台設置されました。
  8両編成は1200番台となりました。
 2017年(平成29年)より1次車の更新工事が行われました。
  室内の化粧板等が交換され、室内照明が直感形のLEDに変更されました。
  側窓は車端部が1段下降式の窓に変更され、先頭車の先頭から1箇所目と2カ所目の扉間の窓は、分割して片側を2段式で開閉可能な物に変更されました。
  車内案内表示器をLEDスクロール式からLCDに交換されました。
  側面の行き先表示器をフルカラーLEDに交換されました。
  1001編成ではフルSiCを使用したIGBT-VVVF制御が採用され、主電動機は190kWの三相かご形誘導電動機に変更されました。
  前面にけいきゅんのステッカーが貼られています。
 2018年(平成30年)に18次車が登場しました。
  17次車と同じ仕様で6両編成7本が製造されました。
 2019年(令和元年)に19次車が登場しました。
  17次車と同じ仕様で6両編成×1本、8両編成×1本が製造されました。
 2019年(令和元年)9月5日に神奈川新町付近の踏切で1137編成がトラックと衝突が発生し、損傷が激しいため編成ごと2020年(令和2年)3月15日に廃車されました。新1000形初の廃車となりました。

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