11004F
11000系(11004F) 各停 7673列車
相鉄本線 二俣川 2012年5月5日撮影

11000系(11003F) 快速 2345列車
いずみ野線 ゆめが丘 2012年5月5日撮影

1.概要
 2008年(平成20年)に登場した通勤形車両です。
 基本的に先頭形状以外はJR東日本E233系の設計思想に準拠してます。

2.車体構造
 車体構造は軽量ステンレス構造が採用されました。
 車体寸法は、全長20,000mm、全幅2,950mm、全高3,620mmとなってます。車体幅は、建築限界を拡幅したため、10000系より20mm拡幅されています。
 乗降客用扉は1両に付き片側4カ所の両開き式引き戸が設けられています。
 先頭車の運転台側乗降口は、運転席を衝突吸収構造にしたため、扉間隔が他の扉間隔より狭くなってます。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用され、先頭車には車椅子線用スペースが確保されてます。
 乗降口上部に17インチのLCD旅客案内装置が設けられてます。

 4.機器類
 制御装置は三菱電機製のIGBT-VVVFインバーター制御装置が採用されました。
 主電動機はかご形誘導電動機のST-MT75形(140kW)が採用されました。
 駆動装置はTD平行カルダン駆動方式が採用されました。
 台車は軸梁式ボルスタレス台車が採用され、形式は電動車がST-DT71A、ST-DT71B、付随車がST-TR255、ST-TR255Aとなっています。
 制動装置は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキが採用されました。
 保安装置は相鉄形ATS、緊急停止装置(EB装置)、緊急列車防護装置(TE装置)が搭載されています。また、将来のJR東日本乗り入れ時には保安装置をATS-Pに更新できるように搭載準備が整ってます。

 5.主な履歴
 2009年(平成21年)6月15日より営業運転開始されました。

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