7707F
7000系(7707F) 15運行 661列車 各停
相鉄本線 西谷〜鶴ヶ峰 2007年5月3日

7000系(7710F) 急行 48運行 1063列車
相鉄本線 鶴ヶ峰 2019年5月5日撮影

7715F
新7000系(7715F) 24運行 669列車 各停
相鉄本線 鶴ヶ峰〜二俣川 2007年5月3日

7713F
新7000系(7713F) 42運行 7671列車 各停
相鉄本線 二俣川 2007年5月3日

新7000系(7713F) 42運行 7699列車 各停 
いずみ野線 ゆめが丘 2012年5月5日撮影

新7000系(7753F) 各停 18運行 6763列車
相鉄本線 鶴ヶ峰 2019年5月5日撮影

1.概要
 1983年(昭和58年)、新6000系の走り装置をベースに車体更新車の2100系、5100系のアルミ車体を組み合わせた経済性の高い車両です。
 12次車以降は大幅にモデルチェンジが行われたため、新7000系と称されました。
 形式はモハ7000形(制御電動車・抵抗制御)、モハ7100形(中間電動車・抵抗制御)、モハ7300形(中間電動車・VVVF制御)、クハ7500形(制御車・海老名・湘南台方)、サハ7600形(中間付随車)、クハ7700形(制御車・横浜方)が用意されました。
 インバーター車は上記の番号に50足された番号になってます。

2.車体構造
 車体はアルミが採用されました。
 車体長は全長20mで、乗降扉は片側に両開き式扉が4カ所設けられています。
・1次車〜
 アルミ車体との接合部を隠すために側面部に帯を配置しています。前面貫通扉は赤を配色し、アクセントをつけています。
・12次車〜
 前面スタイルと側面配色が大幅に変更されました。前面は当初流行のブラックフェイスが用いられ、ヘットライトとテールランプが一体型となっています。

3.車内設備
 座席はロングシートとなっています。
 側面の窓は1段下降式の油圧式パワーウィンドウで室内にあるボタン操作で上下させることが出来ます。
・1次車〜
 天井に設置された扇風機は車内から操作可能ですが、乗務員室のスイッチがONになっていないと動作しないようになっています。
・7715F〜
 天井構造が平天井に変更され、扇風機からラインでリアに変更されました。
 乗降口上部に千鳥配置で地図式旅客案内表示器が設置されました。
 最後の1編成は編成中のサハ2両がセミクロスシートとなっております。

4.機器類
・1次車〜
 制御装置は、抵抗制御装置(日立製)、主電動機は130kWの直流直巻電動機が採用され、1台の制御装置で8個の主電動機を制御する1C8M方式となってます。
 駆動装置は、直角カルダン駆動装置となってます。
 歯車比を新6000系より少し小さくした分、高速性能が向上しています。
 台車は、日立製の空気バネ台車でベデスタル軸支持が採用されました。電動車はKH59-B1型、付随車がKH72-A2型が採用されました。
・50番台(VVVFインバーター車)
 制御装置は、回生ブレーキ付きGTO-VVVFインバーター制御(日立製)が、主電動機は180kWのかご形三相誘導電動機が採用され、1台の制御装置で4台のモーターを制御する1C4M方式が採用されました。
 駆動装置は、1次車と同じです。
 台車は、日立製で揺れ枕式空気バネと車軸受けをロールゴム式円筒案内式が採用されました。電動車はKH-132A型、付随車がKH-135型が採用されました。

5.主な履歴
 1986年(昭和61年)から大幅にリニューアルされた新7000系が登場しました。
 1988年(昭和63年)より製造された新7000系にはVVVFインバーターが採用されました。
 2005年(平成17年)に余剰となった7000計4両が各種検測装置を搭載した検測車に改造されました。
 2006年(平成18年)より車内設備を中心に更新工事が行われました。
 2007年(平成19年)より車体外板を新コーポレートカラーに変更が開始されました。
 2009年(平成21年)よりATS-P、JR式の空間は列車無線、EB装置が搭載されました。
 2019年(令和元年)10月に7710Fが廃車され7000系が引退しました。
 2020年(令和2年)11月に新7000系が引退しました。

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