9101F
9000系(9101F) 急行
東上線 鶴瀬 2013年6月15日撮影
試作車

9101F
9000系(9103F) 準急
東上線 鶴瀬 2013年6月15日撮影
更新車

9000系(9103F) 準急
東上線 鶴瀬 2013年6月15日撮影

9104F
9000系(9104) D1303Tレ
東上線 鶴瀬 2006年7月23日撮影
未更新時代

9152F
9050系(9052) D1405Tレ
東上線 鶴瀬 2006年7月23日撮影
未更新時代

1.概要
 1981年(昭和56年)に東京メトロ有楽町線乗り入れ用として、試作車10両編成×1本が製作されました。
 試作車は技術比較のため東急車輌製造、アルナ工機、富士重工業の3社で分担製造されました。

2.車体構造
 車体長は20mで、東武初のオールステンレス車となっています。
 側面に両開き扉が片側4カ所に設けられてます。
 前面は非常用貫通扉が向かって左寄りに設けられてます。
 前面下側に一体型の角形ヘッドライトとテールランプが縦方向に取り付けられてます。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。

4.機器類
 制御装置はAFE(自動界磁制御)種回路チョッパ式が採用されました。
 主電動機は150kWの直流複巻電動機が採用されました。。
 制動装置は電気指令式空気ブレーキ(HRD-2R)で、運転台は従来の2ハンドルタイプとなっています。
 駆動方式は中空軸平行カルダンが採用されました。
 台車は空気バネが片板バネ式(Sミンデン)構造で軸箱の板バネ支持部にU形ゴムパッド挿入したSUミンデン構造を採用したFS511(電動車)、FS011(付随車)が採用されました。

5.主な履歴
 1987年(昭和62年)に6年の歳月を経て、量産車が製造されました。
 試作車との変更点は、床下機器の変更、パンタグラフ数の減少、側面方向幕を車端部から中央へ移設、ドア内側に化粧板の張り付けと化粧板の色変更、ラインデリア設置による冷房装置屋外機形状の変更、前照灯ユニットの変更、尾灯のLED化、電動空気圧縮機の低騒音化、床色の変更が行われてます。
 同時に試作車も量産化改造をうけました。
 1991年(平成3年)に登場した編成9108Fは10030系のようにコルゲートが少なく、側面がダブルフィニッシュにり、後に登場する10050系へと継承されていきました。
 1994年(平成6年)には東京メトロ有楽町線新線池袋駅改良に伴う輸送力増強のため、マイナーチェンジした9050系が登場しました。
 変更点は前面窓周りはブラックとなり、GTO-VVVFインバーター制御採用、室外機変更、LEDの行き先表示器を採用、乗降促進ブザー採用、側面に車外スピーカー設置、室内ドア上部に液晶モニター採用(現在撤去)、自動放送採用、ドア高さを50mm拡大などが行われてます。
 2006年(平成19年)より副都心線乗り入れ対応の改造工事が行われました。
 前照灯をHIDに変更、前面床下にスーカート装備、車外幕板部にスピーカー設置、行き先表示器にフルカラーLED採用、パンがグラフをシングルアームに変更、保安装置に新ATCとATO搭載、2,9号車に車椅子スペース設置、LED車内案内表示器を千鳥配置しております。

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