N100F
N100系(N102F) 特急「スペーシアX」6号 
伊勢崎線 新越谷 2023年8月19日撮影

N100系(N102F) 回送
伊勢崎線 小菅 2023年8月19日撮影

1.概要
 100系スペーシアの後継車として登場した特急用車両です。
 6両編成で組成され、編成は下記のとおりです。日光・鬼怒川温泉方から1号車となります。
 ←浅草                                     日光・鬼怒川温泉→
 クハ100-1(Tc1)−モハ100-2(M1)−モハ100-3(M2)−モハ100-4(M3)−モハ100-5(M4)−クハ100-6(Tc2)

2.車体構造
 車体は20mでアルミ合金製となっています。
 扉は片開き扉を片側1カ所設けてます。
 先頭部の側面窓は、沿線の伝統品をイメージした六角形の窓が採用されました。
 先頭部は、6両固定編成での運用なので非貫通式となっています。
 前照灯にはLEDが採用されました。
 車体外板色は、白を基調とし側面窓廻りに黒を配色しています。
 車外の行先種別表示器は28.6インチLCDが採用されました。

3.車内設備
 座席は6タイプのシートが用意されてます。
 ・1号車(クハ100-6形)
 「コックピットラウンジ」となっており、運転台に向かって右側に2人掛け、左側に4人掛けにソファ型座席がそれぞれ3組設けられています。
 後方にクラフトビールやクラフトコーヒーが飲めるカフェカウンターが設けられています。
 ・2号車(モハ100-5形)
 2+1列のバックシェル付き回転式電動リクライニングシートの「プレミアムシート」となっています。各席にはネックサポート型可動式枕が採用され、肘掛けには内蔵型テーブルとサービスコンセントが設けられています。
 ・3〜5号車(モハ100-2〜4形)
 2+2列の回転式リクライニングシートの「スタンダートシート」となっています。各席には背面テーブルとサービスコンセントが設けられてます。5号車にはコンパートメントのボックスシートが設けられています。
 ・6号車(クハ100-1形)
 定員4人の「コンパートメント」が4室と定員7名の「コックピットスイート」が設けられています。
 5号車には多目的室、車椅子すえーすが設けられています。
 5号車以外のデッキには、ICカードによるワイヤロック式の荷物置き場が設けられています。
 トイレは、2号車、5号車に設けられ、5号車はバリアフリー対応トイレになっています。
 客室妻面扉上部に23インチLCDの案内表示器が採用されました。
 車内照明にはLEDが採用されました。
 1号車、6号車の天井には42インチLCDが設けられ、天窓風の演出が行われます。
 公衆無線LANを提供するため、各車両にWi-Fiルーターが設置されました。

4.主な機器類
 制御装置は、ハイブリッSiCを用いたMOSFET-VVVFインバーター制御となってます。
 主電動機は165kWの三相かご形誘導電動機が採用されました。
 制動装置は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキが採用されました。
 駆動装置はTD平行カルダンが採用されました。
 台車はモノリンク式ボルスタレス台車(ヨーダンパ付き)のSS192M(電動車)、SS192T(付随車)が採用されてます。

5.主な履歴
 2023年(令和5年)7月15日から運用開始されました。

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