3122F
3020系(3122F) 08K運用 各停
多摩川 2021年2月23撮影

3020系(3123F) 急行 06K運用
目黒線 多摩川 2021年2月23日撮影

1.概要
 目黒線用に製造された通勤型車両です。
 編成は
 ←目黒
 クハ3120(Tc2)−デハ3220(M2B)−デハ3320(M1B)−サハ3420(T2)−サハ3520(T1)−デハ3620(M2A)−デハ3720(M1A)−クハ3820(Tc1)
 現在は暫定的にサハ3420、サハ3520を抜いた6両編成で運転されています。

2.車体構造
 車体は軽量オールステンレスのsustina(サスティナ)車体で、乗降扉は片側に両開き式扉が4カ所設けられてます。
 前面は鋼材の骨組みが採用され、それを覆うようにFRP成型品の前面が取り付けられています。
 衝突事故に備えて先頭部には衝撃吸収用のハニカム材が使用されています。

3.車内設備
 座席はロングシートで、背もたれは2013年(平成25年)に製造された5000系の一部車両で採用されたハイバック仕様となっております。
 また、編成の一部に車椅子スペースを設け、貫通扉やカーテンやシートのデザインを斬新なものにしている。
 車椅子とベビーカーが利用できるフリースペースは各車両に設けられています。
 全ての乗降扉上部には17インチの車内案内表示器が2台設けられています。
 車内照明にはLEDが採用されています。

4.機器類
 制御装置はSiC-MOSFETとSiC-SBDを組み合わせたフルSiCパワーモジュールを用いた2レベル式VVVFインバーター制御装置が採用され、1台の制御装置で4台の主電動機を制御する1C4M方式となっています。
 主電動機は140kWの全密閉外扇式三相かご形誘導電動機が採用されました。
 制動方式は、回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ方式が採用されました。
 駆動方式は中実軸平衡カルダン式が採用されました。接手は歯車形たわみ軸接手が採用されました。
 運転台にはワンマン用機器が備えられています。

5.主な履歴
 2019年(令和元年)11月22日より営業運転を開始しました。

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