7102F
新7000系(7102F) 05運用 005141列車
池上線 石川台〜雪が谷大塚 2008年4月5日撮影

東急新7000系(7101F) 40運用 試運転
多摩川線 矢口渡〜蒲田間 2007年12月16日撮影

1.登場背景
 2007年(平成19年)に池上・多摩川線用として製造された通勤形車両です。
 形式はデハ7100形(五反田寄りの先頭電動車)、デハ7200形(中間電動車)、クハ7300形(蒲田寄り先頭車)が用意されてます。

2.車体構造
 新5000系をベースに設計された18m軽量ステンレス車で、片側に両開き式扉が3扉設けられてます。前面は丸みを帯びたなめらかなデザインで、右側に貫通扉がオフセットされて左右非対称となってます。床面高さを1,130mmとしホームとの段差を少なくしてます。外観色は緑の濃淡を曲線を多用したデザインで配色し、通常塗装しない屋根上についても濃い緑色が配色されてます。

3.車内設備
 座席は基本的にロングシートですが、中間のデハ7200形は車端部に2+1列の変則的なボックスシートが設けられてます。車椅子スペースはデハ7200形の蒲田寄りに1箇所設けられてます。つり革の一部は150mm下げた位置になっており、女性、子供、お年寄りが利用しやすいようになってます。扉上部には15インチ液晶ディスプレイが2基設けられてます。

4.機器類
 制御装置はIGBT-VVVFインバーターが採用され、190kWの誘導電動機(TMK-99A)を制御してます。駆動装置にTD継手が採用されてます。1台の制御装置で4台のモーターを制御する1C4M式を2群とSIV1群をユニットとしデハ7200形に搭載してます。
 ブレーキシステムは回生併用電気指令式で遅れ込め制御が採用されてます。
 台車は軸梁式軸箱支持ボルスタレス台車のTS-1019B(電動車)とTS-1020C(付随車)が採用されました。
 パンタグラフはシングルアーム式をデハ7200形に2台搭載されてます。
 営業路線はATS区間ですが、検査入場の回送時にATC区間を通過するためATC車上装置が搭載されてます。

5.主な履歴
2007年(平成19年)12月25日から営業運用が開始されました。

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