7601F
7600系(7601F) 07運用 007131列車
池上線 石川台〜雪が谷大塚 2007年4月1日撮影

7601F
7600系(7601F) 06運用 006131列車
池上線 久が原〜千鳥町 2014年12月31日撮影

7600系(7601F) 004142列車 各停 
池上線 千鳥町 2013年5月6日撮影

1.概要
 1986年(昭和61年)に7200系のTc車をVVVFインバータ制御方式に改造した車両で、登場時はVVVF車では世界初の1C8M方式が採用されました。
 形式はクハ7600形、デハ7650形、デハ7670形が用意されました。
 当時、大井町線では3M3Tの6連、目蒲線では7200系(7255)を組み込んだオールM車の3連で活躍しました。
 現在は池上線で2M1Tで活躍しています。
 編成は
 ←五反田
 クハ7600形−デハ7670形−デハ7650形

2.車体構造
 車体は種車の7200系同様18mオールステンレス製で、片側に両開き式扉が3カ所設けられています。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。

4.機器類
 制御装置はGTO-VVVF制御装置が採用されました。
 主電動機は110kWの三相交流かご形誘導電動機が採用されました。
 駆動装置は中空軸平行カルダンが採用されました。
 台車は電動車がTS-831型、付随車がTS-839型が採用されました。

5.主な履歴
 1988年(昭和63年)1C4M化され、7200系(7255)は編成からはずされた代わりにデハ7400形(7402)をインバーター改造し、デハ7670形(7673)として編成の中間に組み込まれました。
 1994年(平成6年)に車内更新を実施した。これに併せ、電磁直通ブレーキの指令方式を空気式から電気式に改造し、応答性の向上及び、メンテナンスの軽減を図っている。また、中間車として挟まっていたデハ7650形(7651,7652)は、運転台を完全に撤去し、その場所に車椅子スペースを設けデハ7670形(7681,7682)に改造された。7673も同様な車内になっています。ワンハンドルマスコン、定位置停止装置(TASC)を設置し、保安度の向上を図っている。方向幕は正面、側面ともLEDを採用しています。
 1996年(平成8年)に池上線のワンマン化により運転台にモニタリング装置が2台取り付けられました。
 2010年(平成22年)3月に7603Fが廃車されました。
 2014年(平成26年)7月に7602Fが廃車されました。
 2015年(平成27年)1月に7601Fが廃車され、形式消滅しました。

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