7902F
7700系(7902F) 各停 06運用 006131列車
池上線 石川台〜雪谷大塚 2007年4月1日撮影

7913F
7700系(7913F) 各停 09運用 009131列車
池上線 石川台〜雪谷大塚 2007年4月1日撮影

7915F
7700系(7915F) 各停 06運用 006141列車
池上線 石川台〜雪谷大塚 2007年4月5日撮影

7903F
7700系(7903F) 各停 24運用 024152列車
多摩川線 多摩川〜沼部 2007年11月3日撮影

7910F
7700系(7910F) 各停 06運用 006142列車
池上線 千鳥町 2007年11月3日撮影

7905F
7700系(7905F) 各停 01運用 001152列車
池上線 千鳥町 2007年11月3日撮影

7700系(7902F) 006142列車 各停 
池上線 千鳥町 2013年5月6日撮影

 1987年(昭和62年)に7000系の車体を流用して、主制御器のVVVFインバーター化、ブレーキの電気指令化、台車変更、冷房化等の改造を施し登場した車両です。
 形式はデハ7700形、デハ7800形、クハ7900形、サハ7950形(形式消滅)があります。
 登場時は3M3Tの6両編成で大井町線に配置されました。
 池上線・多摩川線の編成は下記の通りです。
 ←五反田
 クハ7900形−デハ7800形−デハ7700形

2.車体構造
 車体は18mオールステンレス製で、乗降扉は片側に両開き式扉が3カ所設けられています。

3.車内設備
 座席はロングシートです。

4.機器類
 制御装置はGTO-VVVFインバーターが、主電動機は170kWのかご形三相誘導電動機が採用されました。
 台車は電動車がTS-832、付随車はTS-835が採用されました。
 制動方式は7000系と同じ回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキ(HSC-R)が採用されましたが、7911Fより電気指令式(HRA)が採用され、HSC-Rの車両もHRAに更新されました。

5.主な履歴
 1989年(平成元年)より2M2Tの4両編成に組み替えられ、戸締非扱い装置を取り付け目蒲線に転入しました。この頃改造された7911F〜7914Fの制動方式はHRAとなりました。
 1991年(平成3年)に7914Fが登場し4両編成14本が出そろって7000系から7700系への改造工事が終了しました。
 1995年(平成7年)2月、7912Fに挟まっていた7962にシングルアームパンタグラフ取り付けて、IGBT-VVVFインバーター装置を搭載し、7815に改番し7712Fの中間に挟まり、新機軸の試験が行われた。
 1995年(平成7年)に7913Fと7914Fがサハ7950形を抜いて、運行支援装置、自動放送装置を取り付け、行先表示器をLED化し、側面行先表示器を新設し、外板装飾はいわゆる歌舞伎塗装へ変更され池上線へ転属されました。
 1996年(平成8年)池上線に配置された7913Fと7914Fの中間に挟まっていたサハ7950形2両を先頭改造、車内更新、IGBT-VVVFインバーター装置を取り付けた後、先に登場していた7815を組み込み7915Fとなり、3両編成で池上線に配属されました。
 2000年(平成12年)8月6日の目蒲線分離に伴い、多摩川〜蒲田間の多摩川線を池上線同様の3両編成ワンマン運転をするため8本が一足先に池上線に転属した7912F、7913Fと同様に3両編成化、ワンマン対応工事を受けました。このときに改造された車輌は側面行き先表示器無しで、外板装飾も変更されていません。
 2002年(平成14年)に余剰になった車輌の一部が十和田観光電鉄へ譲渡され7700系として活躍しました。
 2007年(平成19年)に7903Fが「多摩川アートラインプロジェクト アートウィーク2007」の一環で虹色7色の縦線と先頭にはシンボルマークが付けられました。
 2010年(平成22年)に7915Fが廃車されました。
 2018年(平成30年)11月24日に7901Fを最後に当該形式は全て廃車となりました。

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