一千万年銀河  


あとがき

うう、これ、失敗作です。ずっと前に書きはじめて、アマアマなのが許せなくて途中でやめてお倉入りさせていたんですが、また引っ張り出してなんとか形にはしました。その時にはもう、Z-plusの地上での戦闘にウエイト置いてしまって、どこからどう読んでもアムロとカミーユのシーンが反発しています。(Z-plusの戦闘シーンについては詳しい方の失笑を買ってしまうかもしれません。私は只のガンダムバカなので、航空機とかはあまり詳しくないのです...(^^;)じゃあ、書くなって?

私の創作テーマには「語られなかった部分を埋める」というのがあるんですが、ZZの最終回、カミーユが元気に走り回ってる姿を素直に「回復した」と受け取らない人もいる、ということを知り、この話を作ってみようと思ったのです。

そのとき、アムロが関わっていた、というのは最初から決めていたんですが、当時のアムロが何やっていたのかわかんなくて困りました。書きはじめてからハヤトとブライトの会話で「そうか、アムロは宇宙にあがったのか」というセリフを知り、焦った(^^;)。しかもZ-plus航空隊の設定はZGの終りの方だっていうし。そもそもカラバという組織について詳しく書かれた資料がない。誰が頭で実際どういう活動をしてて、目的は何なのぉ....?ああ、どうしよう、ってんで、途中で投げちゃったというのもあります。だから書き上げるための強引な設定なのは否めません。大ウソを繕っているうちにいつのまにか「宇宙に帰ろうとする二人の話」になってしまいました。

 

「一千万年銀河」という歌は数あるガンダムソングのなかでもかなり好きな曲です。この曲を初めて聞いた頃、私はガンダマーじゃなくて只の会社員でした。もちろんZもZZも見てません。けれどすごく力の湧いてくる歌でした。この歌はジュドーのような前向きな(笑)主人公だから生まれたんでしょうけど、宇宙世紀に生きた戦士たちみんなに捧げたくなります。

  星の数だけ命を蓄えれば、銀河の群れよ光を変えてみせろ。

そう、時代を変えていく人達に。

 

お読みいただいてありがとうございます。
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