機動戦士MZガンダム0093 あとがき  


あとがき   【補足(言い訳集)を読む】

みなさんは、ガンダム、好きですよね(笑)
新しいガンダムが見たい、という欲望は、きっとまだ誰の胸にもあるのではないでしょうか。
でも私は、「新しいガンダムも見たいけど、今までのキャラの活躍も見たい!」と思う輩です。でも、オリジナルキャラならいざ知らず、おそらくそんなことは今さら実現不可能...なんじゃないかなぁ、ってんで、自分で書くことを決めました。(つまり、単なる自己満足)
前回までの2つは、第1作目が原作にあったストーリーのアレンジ版、そして2作目が後日談、という形のショートストーリーでした。
2つの話を書き上げた時点で、「おや、できるじゃん」という悦びが込み上げてきたのです。それは出来不出来ではなく、「完結させるエネルギー」みたいなものです。私のようなずぼらな人間が長編(素人ではね)を創作すると、オチがまとまらなかったり、途中で投げ出しちゃったりするんですが、今ならばなんかイケそうなものを感じたんですね。それで調子に乗ってたところに、「逆シャア」のフイルムブックを見つけ、構想1日、執筆1ヶ月弱の、このストーリーに取り組みました。
政治やミリタリーっぽいガンダムもアリ、なんですが、私は活劇が欲しかったんです。カミーユやジュドーがちゃんとガンダム乗ってドンパチする、アニメを彷彿させるようなヤツが。

ストーリーは、なるだけ「逆シャア」本編にひびかないように組み立てました。
「裏ではこんなことがあったんだ」というレベルです。本当ならもっと2人に大活躍して欲しいところなんだけど、そしたらアムロ食っちゃう(?)かもしれないので、この程度、という感じです。最強のNTコンビ(^^;)の乗るガンダムが本隊に合流しちゃったら、アクシズは落ちないよ。映画中では、4番艦以外のネオジオンの艦隊がどうなったかの描写がなかったので、こっちを片づけさせたのです。
ラストで、シャアとアムロの間に割り込ませるのも躊躇しましたが、映画で語られた以降の部分、ということで、ご勘弁を。

作中に出てくるMZというガンダムは、長谷川裕一氏の「逆襲のギガンテス」(知らない人、必読!)に登場するものを流用させていただきました。二人乗りであることがこの話にピッタリだし、サイコミュ・ハンドに痺れちゃいました。(私のMZはサイコミュ・ハンドは後付けですが、原作では初期仕様。アムロとジュドーが乗ります)
また、この話を書く上でSRW仲間きってのガンダマー、Geruさんにはいろいろ協力してもらいました。木星エネルギー船団のそのころの立場、ギラ・ドーガの装備、5thルナの落下したタイミング、アクシズの当時の位置(ZZあたりまではサイド3近辺にあるようですが、逆シャア時期の正式な位置は結局不明。ですから、この話はサイド3にあるままになっています。知っている人、教えて下さい)など、あらゆるガンダム資料をそろえている氏の協力無しでは調べられませんでした。ありがとうございます。なかでもとっても助かったのが、敵MA、サイコ・ドーガとそのパイロットの設定です。ここまできて、全く架空の強敵を作るのはシラケそうな気がしたので、なんとか設定の存在するものを、と資料を漁ってもらい、MSVにあるサイコ・ドーガを引っ張り出しました。最初、パイロットの候補にミリィ=ラトキエが上ったんですが、あまりにも悲惨なので(え、『13』も悲惨?)やめました。どのキャラとも接点がないしね。『13』の描写は、なんか書いてるうちに、ガンダムというよりエ○ァン○リオンの○波になっちゃいそうで困りました。(ホントは生命維持装置を付けてるとかの描写をしたかった)「私、13番目だと思うから」なんて台詞が似合いそう(笑)。おまけにナナイは○木リ○コみたいだし。

書きながら、自分なりのニュータイプ論とかおり交ぜてしまったので、ちょっと説教くさくなっちゃったかな、とも思いますが、逆にガンダムなんだからいいや、ってんで、流れに任せてしまいました。(某所で「ニュータイプはイタコじゃない!」と言いながら、それを多用してるのは...話がサマになる、というか便利だからです...ごめん)

今回のはなるだけ「ガンダムらしさ」を意識しながら書いたのですが、そこのところはどんなもんでしょうか。「キャラもの」なのでそのキャラらしさに気を使いつつ、男の人が読んでもそこそこ(ホントにそこそこ)楽しめるようにメカ描写にも気配りして...って、私の知識はこんなもんです。すみません。

相変わらず少ないボキャブラリの単調な描写で、しかも台詞を卜書きでくっつけただけのつたないシロモノですが、本当に、最後の最後まで読んでくれてありがとうございます。

もし、もう少し時間をお持ちでしたら、ぜひ感想などを聞かせていただければ幸いです。


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