|目次|前ページ|次ページ|
─────────────────────────────────────
3.用語説明
─────────────────────────────────────
[1]edit
VCMエスケープシーケンスでコントロールオブジェクトを作成する場合等でプロパティやテキスト文字列パラメタ
を受け渡すのに使用します。通常その各フィールドはデリミタ文字で区切られています。
各コントロールの共通関数では意識せずに設定されています。
[2]rect
VCMエスケープシーケンスでコントロールオブジェクトを作成する場合等に位置サイズや色フォント等のパラメタ
を受け渡すのに使用します。その各フィールドはデリミタ文字で区切られています。
各コントロールの共通関数でSETRECTエントリでは作成時のrectパラメタが作成されます。
[3]CREATEエントリ(共通関数)
VCMエスケープシーケンスでコントロールオブジェクトを作成する共通関数のエントリです。
予めeditパラメタを作成しておきます。(editstr変数)
予めSETRECTエントリでrectパラメタを作成しておきます。(rectstr変数)
[4]DESTROYエントリ(共通関数)
VCMエスケープシーケンスでコントロールオブジェクトを廃棄する共通関数のエントリです。
コントロールオブジェクトのメモリが解放されます。
※全てのコントロール,フォーム毎,グループ毎に廃棄するエスケープシーケンスもあります。
[5]プロパティ/メソッド設定エントリ(共通関数)
VCMエスケープシーケンスでコントロールオブジェクトのプロパティ/メソッド設定をする共通関数のエントリが
用意されています。
例えば、VISIBLE,ENABLE,COLORSIZE,LOCATE,FOCUS,HINT,FONT,ZORDER等です。
[6]Vcom窓とは
VT端末エミュレータ画面を意味します。通常は80桁x25行ですが、変更が可能です。
この画面で最後に使用されていた画面の主フォントがVCMコントロールオブジェクトに対して
デフォルトで使用されています。個々に変更することも可能です。
[7]zorderとは
コントロールオブジェクトのフォーム上の表示で他のコントロールの背面または前面に配置するメソッド設定
[8]フォントとは
コントロールオブジェクトのテキストを表示するフォントはrectパラメタの[8]fontに1〜 511迄の
フォント管理番号で指定します。1〜 5,11〜15,21〜25,31〜35迄予め設定されています。
それ以外のフォントを作成するには、 D CREATE^ZVCMFNTで作成します。
※フォントフェイスとフォントサイズ変更シーケンス[2005-3-14]でデフォルト値を変更出来ます。
※D VCOMFONT^ZVCMFNT ;;;でフォントを変更デフォルト値が変更される
※D VCOMRESET^ZVCMFNT ;;;でフォントを初期設定値に戻します
[9]色(Color)とは
コントロールオブジェクトの色を設定するにはrectパラメタの$[7]colorに0〜 259迄の
色コードで指定します。0〜42迄Windows,100〜163迄Vcomのパレットが予め設定
されています。
[10]SETUP5(VCM設定)
色コードの設定やcidの最大数を指定します。
[11]parent(親コントロール)とは
parentとは、コントロールオブジェクトを格納するコンテナです。
フォームの親は、無しまたはVcom窓または他のフォームとなります。
ビジュアルコントロールオブジェクトの親はフォーム、パネル等となります。
非ビジュアルオブジェクトの親は無し(0)となります。
[12]form番号とは
ビジュアルコントロールオブジェクトを作成する際[9]form番号を指定しますが
これは同一のフォームであることを示す便宜的な番号です。
通常1〜1023を指定しますが、0を指定すると、Vcom画面に属するまたは
非ビジュアルオブジェクトのようにフォームに属さない場合に指定します。
[13]group番号とは
同一のフォームでグループ分けして扱いたい場合に、グループ番号を設定します。
一部のプロパティはグループ単位に設定することが出来ます。
[14]actionとは
以前のvcmでは動作が及ぶ範囲を指定しましたが、vcm6のモードでは
イベントメッセージで処理しますので通常は使用しません。
ボタンクリックと同時にコントロール群を操作不可にしたい場合等に使用します。
[15]optとは
VCMエスケープシーケンスで[10]optを意味します。
通常オプション値(プロパティ)を指定するのでoptとしました。
[16]pm1〜pm8とは
VCMエスケープシーケンスで[11]pm1〜[18]pm8を意味します。
通常オプションパラメタ値(プロパティ)を指定します。
[17]rectパラメタの$[6]lengthとは
TEdit/TMemoコントロール等の入力可能最大バイト数を指定します。
[18]rectパラメタの$[9]selnoとは
TListBoxコントロール等の選択肢リストの選択されている項目を指定します。
TListBoxの場合先頭は、1となります。
[19]rectパラメタの$[10]focusとは
コントロールを作成した直後、キーボードフォーカスするかどうかを指定する。
フォーカスは1フォームのコントロールを全て作成して表示直後にフォーカスコマンドで行います。
[20]rectパラメタの$[11]TopIndexとは
TListBoxコントロール等の選択肢リストの現在表示されている先頭項目のインデックス番号
TListBoxの場合先頭は、1となります。
[21]rectパラメタの$[12]keycodeとは
キーボードイベントメッセージを発生させる終了キーコードをセットで指定します。
コントロール毎に異なりますがTEditの場合は以下のようになります。
0:<RETURN><ESCAPE><UP><DOWN><PGDW><PGUP><END><HELP>
<F1><F2><F3><F4><F5><F6><F7><F8><F9><F10>
<F11><F12>
1:<RETURN><ESCAPE><UP><DOWN><PGDW><PGUP><END><HELP>
2:<RETURN><ESCAPE>
3:<RETURN>
4:無し
作成前にイベントマスク(mask0=8:ビット3)の設定をしておく必要があります。
[22]rectパラメタの$[2]xとは
コントロールを親コントロール(フォームとは限らない)からの相対x座標を指定します。
指定の単位は、Vcomテキストの 行桁単位もしくは ピクセルで指定が出来ます。
Vcomテキストの行桁単位の場合は数値は 浮動小数点数として扱われますので
小数点付きの数値でも指定が可能です。
[23]rectパラメタの$[3]yとは
コントロールを親コントロール(フォームとは限らない)からの相対y座標を指定します。
指定の単位は、Vcomテキストの 行桁単位もしくは ピクセルで指定が出来ます。
Vcomテキストの行桁単位の場合は数値は 浮動小数点数として扱われますので
小数点付きの数値でも指定が可能です。
[24]rectパラメタの$[4]wとは
コントロールの幅を指定します。
指定の単位は、Vcomテキストの 行桁単位もしくは ピクセルで指定が出来ます。
Vcomテキストの行桁単位の場合は数値は 浮動小数点数として扱われますので
小数点付きの数値でも指定が可能です。
[25]rectパラメタの$[5]hとは
コントロールの高さを指定します。
指定の単位は、Vcomテキストの 行桁単位もしくは ピクセルで指定が出来ます。
Vcomテキストの行桁単位の場合は数値は 浮動小数点数として扱われますので
小数点付きの数値でも指定が可能です。
───────────────────────────────────
3-1
|目次|前ページ|次ページ|