|戻る| ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◇◇RS232C接続(モデム/直結)と拡張ボードの説明です。◇◇◇ 1998−5−2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※※RS232接続(モデム接続/直結)する場合の説明です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ───────────────────────────── ■NEC PC−9801−101インターフェイスボード ───────────────────────────── ※※Windows95最新版でこの問題は回避されていると思われます。 ※※Windows95で、プラグ&プレイモードでの使用は出来ません。 必ず、PC−9861K互換モードで使用してください。 ※※なお、IRQ、及びROMアドレスの設定には注意してください。 場合によっては、本体内蔵2ndCCUやサウンド機能の切り放しが 必要になります。 【切り放し操作】 (1) システムセットアップメニュー (<HELP>キーを押して電源を入れる) (2)Windows95のコントロールパネルの デバイス マネージャーで2ndCCUドライバーを削除する。 ※※ 【PC−9861K】のインストールについて (1)電源をONして PCIセットアップディスクをドライブに入れて PCIセットアップユーティリティを実行します。 ※※ここで、指定の拡張スロットに対して、IRQ(2個)、 及びROMアドレスの設定をします。 (2)PC−9861Kインターフェイスボードの基盤上のジャンパー スイッチの設定でIRQ(INT)、転送速度、ROMアドレスの設定 設定などを行い指定の拡張スロットに入れます。 (3)Windows95等の、コントロールパネルの ハードウェア (ウィザード)で、PC−9861Kインターフェイスボードを システムに認識させます。 (4)Windows95のデバイスマネージャーで、 COM2,COM3になった事を確認します。 ──────────────────────── ■RS232接続時の起きやすい問題についての御注意 ──────────────────────── @【メイン】→【コントロールパネル】→【マウスの設定】 →【□マウスポインタの軌跡表示】の設定ついて ※※マウスポインタの軌跡表示するに絶対設定しないでください。 RS232割り込みが取りこぼしてしまいます。 A<DEL>コンピュータのNOTE型パソコンの様に、RS232C のICが貧弱な場合には、1200ボー程度までしか受信できません。 このようなパソコンでは、通信処理には向きません。 ※※勿論、通常のPC98や優良なDOS/V機では、9600や19200 でも問題なく送受信が行えます。 ──────────────────── ■RS232接続時の内部処理について ──────────────────── ver1.133aからpc98シリーズ用WINDOWS95対応のRS232 接続時の処理方式とWINDOWS3.1やDOS/V機の WINDOWS95に対しての処理方式を切り分けています。 【SETUP(E)】の【pc98−Windows95】を適切に 設定してください。 フォアグランドで動作する際は、受信キューサイズは、比較的小さくても問題 ありませんが、バックグランドで動作させる場合は、フォアグランドなどの タスクがどれだけCPUをバックグランドタスクに割り振るかによりますので 十分におおきな受信キューサイズを与えてください。 どちらにしても、最低でも、1024以上を指定するのがよいでしょう。 ※※pc98シリーズ用でWINDOWS95のRS232接続する際 (直結・モデム経由何れの場合にも)必ず電話等で事前に情報を得てください。 ────────── ■インストールについて ────────── ※※必要なファイル、VCOM1.EXEまたはVCOM1R.EXE ESCVCOM.ESC,SIMPROT.ESCが最低限必要となります。 通常RS232接続する場合は、VCOM1R.EXEを利用してください。 WINSOCK.DLLがなくても起動できます。 ────────── ■セットアップについて ────────── @コントロールF8で、セットアップ画面が現れます。 AコントロールF10で、補助設定画面が現れます。 BシフトF8で、拡張ポート設定画面が現れます。(COM2の設定等) ●●【SETUP(A)】の転送速度、漢字コード、データビット、フロー制御設定 などは、COM1に関するものです。(◇印の項目) COM2,COM3,COM4については【拡張ポート設定画面】で設定して ください。 【SETUP(D)】の【接続方式】を《RS232C接続》とし、 【RS232Cチャンネル#】を通用《COM1》に設定してください。 もちろん、COM1〜COM4が設定可能です。 ●●【補助設定(A)】の受信バッファサイズと送信バッファサイズの指定は重要 です。ここでは、COM1についての設定ですが、COM2〜COM4は、 【拡張ポート設定画面】で設定してください。 ◆◆【送信キューサイズ】が小さ過ぎる場合は、送信するデータが 溜って送れないとハングしてしまいます。適当に大きくして使用した方が 良いでしょう。 ◆◆【受信キューサイズ】が小さ過ぎる場合は、受信データが溜って しまうとデータを落としてしまう可能性があります。適当に大きくして使用 した方が良いでしょう。デフォルト値は、非常に小さくなっていますので 御注意ください。また、この設定値は再起動しないと有効になりません。 ●●【拡張ポート設定画面】で設定する【ポート初期化】には注意して ください。各ポート毎に《初期化する》とすると、RS232Cの該当ポート が初期化されます。《初期化しない》とすると、利用ができません。 ただし、複数インスタンス起動させたい場合は、同一ポートを《初期化する》 として起動すると、ポートOPENエラーとなりますので巧く、 ESCVCOM.ESCと起動ディレクトリを調整してください。 ※※設定が終了したら、ファイル保存してください。 ESCVCOM.ESCに格納されます。次回の起動からこの情報が使用 されます。 ────────────── ■フロー制御のサポートについて ────────────── ※※いずれかのフロー制御が利用できます。各ポート毎に設定が可能です。 @XON/XOFFフロー制御 →→→ 直結の場合は通常この制御のみ使用 【受信XON/XOFFフロー制御】 【送信XON/XOFFフロー制御】 ADTR/DSRフロー制御 【受信DTRフロー制御】 【送信DSRフロー制御】 BRTS/CTSフロー制御 →→→ モデム等で半二重回線制御に使用 【受信RTSフロー制御】 【送信CTSフロー制御】 ※※ケーブルの配線方法によっては、正しく動作しませんので御注意でださい。 ※※2つ以上のフロー制御を組合わせて利用する場合も想定されますが、 誤動作しないように十分注意してください。 ──────────────────── ■RS232Cインターフェイス信号について ──────────────────── ※※【】印は、重要な制御信号です。 ─────────────────────────────────── 項目 略号 番号 信号方向 機能概略 ─────────────────────────────────── 保安用アース FG 1 ─────────────────────────────────── 送信データ TXD 2 → モデム ─────────────────────────────────── 受信データ RXD 3 ← モデム ─────────────────────────────────── 送信要求 【RTS】 4 → モデム 送信キャリア制御 ON :キャリア送出 OFF:キャリア停止 ─────────────────────────────────── 送信可 【CTS】 5 ← モデム データ送信制御 ON :データ送信可 OFF:データ送信不可 ─────────────────────────────────── データセットレディ【DSR】 6 ← モデム モデムの状態表示 ON :モデムの送受信動作可 OFF:モデムの送受信動作不可 ─────────────────────────────────── 信号用アース SG 7 ─────────────────────────────────── キャリア検出 【DCD】 8 ← モデム キャリア受信状態表示 ON :キャリア受信中 OFF:キャリア断 ─────────────────────────────────── 送信信号エレメント TXC 15 ← モデム 同期モードの時使用 タイミング (2) ─────────────────────────────────── 受信信号エレメント RXC 17 ← モデム 同期モードの時使用 タイミング ─────────────────────────────────── データ端末レディ 【DTR】 20 → モデム モデムの状態を制御 【ER】 ON :送受信可能の状態に保持 OFF:送受信可能の状態に保持 できない ─────────────────────────────────── 被呼表示 RI 22 ← モデム RING INDICATOR ON :呼出信号有り OFF:呼出信号なし ─────────────────────────────────── 送信信号エレメント TXC 24 → モデム 同期モードの時使用 タイミング (1) ─────────────────────────────────── ─────────────── ■モデム回線の切断について ─────────────── ※※公衆回線モデム回線を切断する方法は以下の3つの方法があります。 ─────────────────────────────────── (1)モデムについている DATA ボタンを押す (ボタンの名称が違う場合やボタンがついていない場合があります) (2)コマンドにより切断する [1] +++ コマンド入力待ち(エスケープ)にする [2] OK コマンド入力待ちになったことを確認 [3] ATH <return> 回線を切断(<return>はリターンキー) [4] OK 回線が切断された (切断まで少し時間がかかる場合があります) (3)端末側からRS232C信号によって強制的に切断する。 ESC-vcomの設定で終了時回線切断のオプション設定する ※※モデムの設定によってはこの方法では回線切断出来ない場合が あります。その場合は設定を変更するか他の方法によってください ─────────────────────────────────── ※※【SETUP(E)】で【終了時回線切断】設定を【モデム回線切断する】 に設定するとESC−vcomプラス・プラス終了時に【DTRをOFF】に します。電話を切るのと同じです。 また、フローティングポップアップメニューでも、【DTRをOFF】や 【DTRをON】の操作が可能です。 ─────────────────────────────────── |戻る|