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1.ウィンドウコントロールコマンド
━━━━━━━━━━━━━━━━━
────────────────────────────────
◆テキスト窓選択の共通関数(ZLIST18)画面イメージ
テキスト窓選択の共通関数
────────────────────────────────
 プログラムから画面にエスケープシーケンスを出力することにより行なわれます。
  ◆◆◆SETUP(補助)の設定で、[ウィンドウ動作]を[メモリ節約]に
     設定すると互換性が高まりますが、[見た目重視]に設定すると動作は
     速くなりますがウィンドウ退避用のビットマップの為のメモリが余計に
     必要となります。
  ◆◆◆イメージの退避復元モードに設定しても、ウィンドウのサイズ変更や
     マッピングモードの動作、カレント以外のウィンドウへの書き込み
     モードの動作でグラフィックスイメージが消えることがあります。

 (1)ウィンドウの新規作成

   新規に画面に何も書かれていないウィンドウを作成表示します。
   作成されたウィンドウはカレントウィンドウとなり文字表示が可能
   となります。
   ウィンドウの枠の色は、作成されたときの属性で決まります。
   枠有無は、作成されたときのモードで決まり、以後各ウィンドウ毎に
   記憶されています。上下の部分スクロール範囲は各ウィンドウ毎に
   記憶されています。デフォルト値はウィンドウのサイズとなります。
   ウィンドウ内の表示文字の属性も変更しない限り作成された時の
   属性となります。
    既にウィンドウ番号が存在していると、そのウィンドウは新に
   作成されたもので置きかわります。
   ★★★ イメージウィンドウとして同一番号を既に使用した場合は
      このコマンドに先だってウィンドウの削除をしてください。
   [例]  <ESC>[1;2;10;20;5;40W
              ↑ ↑  ↑  ↑ ↑  ↑
  コマンドコード   ──┘ │  │  │ │  │
  作成するウィンドウ番号 ──┘  │  │ │  │
  枠を除く左上端のライン位置  ──┘  │ │  │
  枠を除く左上端のカラム位置  ─────┘ │  │
  ウィンドウの枠を除くライン幅 ───────┘  │
  ウィンドウの枠を除くカラム幅  ─────────┘
              create
  ┌────────────┐ ┌────────────┐
  │  ┌────┐    │→│  ┌────┐    │
  │  │    │    │ │  │    │    │
  │  │  1 │    │ │  │  1 │    │
  │  │    │    │ │  │    ├───┐│
  │  └────┘    │ │  └──┬─┘   ││
  │            │ │     │   2 ││
  │            │←│     └─────┘│
  └────────────┘ └────────────┘
              close
  (2)ウィンドウのクローズ

   ウィンドウデータベースには保持されますが、表示対象からは
   外されます。
   クローズされたウィンドウを再び表示するには、ウェンドウの
   呼びだし(call window)で行います。
   [例] <ESC>[2;2W
             ↑ ↑ 
     コマンドコード─┘ │ 
     ウィンドウ番号───┘ 
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               1−1
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  (3)カレントウィンドウの選択

   指定したウィンドウが最前面に表示され文字表示ができるように
   なります。
   カレントウィンドウが変更されると、表示文字属性、カーソル位置、
   部分スクロール範囲も指定したウィンドウが直前に持っていた状態
   に復元されます。
   [例] <ESC>[3;3W
             ↑ ↑ 
     コマンドコード─┘ │ 
     ウィンドウ番号───┘ 
              select
  ┌────────────┐ ┌────────────┐
  │            │→│            │
  │  ┌───┐     │ │   ┌───┐    │
  │  │ 1 │     │ │   │ 1 │    │
  │  │   ├───┐ │ │   │ ┌─┴───┐│
  │  └─┬─┘   │ │ │   └─┤     ││
  │    │   3 │ │ │     │   3 ││
  │    └─────┘ │ │     └─────┘│
  └────────────┘ └────────────┘
   (4)ウィンドウの削除

   ウィンドウの削除を行いますと、画面上からはもちろん消去され
   ますがウィンドウデータベースからも削除されます。
   しったがって、そのぶんデータベース領域が解放されます。
   しかし、再びウィンドウの呼び出しで表示することは出来ません。
   [御注意]イメージ窓データはウィンドウの削除をしない限り
        同じ窓番号でウィンドウの新規作成をしても残ります。
   [例] <ESC>[4;3W
             ↑ ↑ 
     コマンドコード─┘ │ 
     ウィンドウ番号───┘ 

  (5)一時表示停止中のウィンドウを表示再開

    表示を一時停止中のウィンドウを再び表示する。これによって、
    最前面のウィンドウが表示再開された場合はカレントウィンドウも
    変更になります。
   [例] <ESC>[5;3W
             ↑ ↑ 
     コマンドコード─┘ │ 
     ウィンドウ番号───┘ 

  (6)ウィンドウを一時表示停止
    表示中のウィンドウを一時表示停止にする。
    最前面のウィンドウが表示停止された場合はカレントウィンドウも
    変更になります。
   [例] <ESC>[6;3W
             ↑ ↑ 
     コマンドコード─┘ │ 
     ウィンドウ番号───┘ 


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   (7)ウィンドウの大きさの変更

    ウィンドウの大きさの変更を行います。拡大されたときは空白で埋め
    られます、縮小されたときは表示文字が失われます。☆☆既に表示され
    ていない時は新たに退避領域から読みこんでサイズ変更して表示します。
   [例] <ESC>[7;3;5;60W
             ↑ ↑ ↑  ↑ 
    コマンドコード──┘ │ │  │  
    ウィンドウ番号────┘ │  │  
    ウィンドウライン幅────┘  │  
    ウィンドウカラム幅───────┘  
  ┌────────────┐ ┌────────────┐
  │  ┌───┐     │ │  ┌─────┐   │
  │  │ 3 │     │→│  │     │   │
  │  └───┘     │ │  │  3  │   │
  │            │ │  └─────┘   │
  └────────────┘ └────────────┘
   (8)ウィンドウの表示位置の変更

    ウィンドウの表示位置の変更を行います。ただし表示出来なくなる
    位置を指定した場合はエラーとなります。☆☆既に表示されていない
    時は新たに退避領域から読みこんで位置変更して表示します。
   [例] <ESC>[8;3;15;40W
             ↑ ↑  ↑  ↑ 
 コマンドコード   ──┘ │  │  │ 
 作成するウィンドウ番号 ──┘  │  │ 
 枠を除く左上端のライン位置  ──┘  │ 
 枠を除く左上端のカラム位置  ─────┘ 
  ┌────────────┐ ┌────────────┐
  │  ┌───┐     │ │            │
  │  │ 3 │     │ │            │
  │  │   │     │→│  ┌───┐     │
  │  └───┘     │ │  │ 3 │     │
  │            │ │  │   │     │
  │            │ │  └───┘     │
  └────────────┘ └────────────┘
   (9)ウィンドウの呼び出し

    一度作成されて削除されていないウィンドウは呼び出して表示する
    ことが出来ます。呼び出して表示されるウィンドウは
    カレントウィンドウなります。
   [例] <ESC>[9;3W
             ↑ ↑ 
     コマンドコード─┘ │ 
     ウィンドウ番号───┘ 
   (10)ウィンドウの属性変更

    指定したウィンドウの表示文字属性、窓枠の有無及び色、
    カーソルの有無をカレントの属性で設定しなおします。
   [例]<ESC>[10;3W
             ↑ ↑ 
     コマンドコード─┘ │
     ウィンドウ番号───┘ 

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   (11)ウィンドウの新規作成(非表示)

    新規に画面に何も書かれていないウィンドウを表示停止状態で
    作成します。
    作成されたウィンドウはカレントウィンドウとなり文字表示が可能
    となります。
    ウィンドウの枠の色は、作成されたときの属性で決まります。
    ウィンドウ内の表示文字の属性も変更しない限り作成された時の
    属性となります。
   [注意]サイズは許される範囲の仮想ウィンドウでもよい。
   [例] <ESC>[11;4;1;1;10;120W
             ↑  ↑ ↑ ↑ ↑  ↑
 コマンドコード   ──┘  │ │ │ │  │
 作成するウィンドウ番号  ──┘ │ │ │  │
 枠を除く左上端のライン位置  ──┘ │ │  │
 枠を除く左上端のカラム位置  ────┘ │  │
 ウィンドウの枠を除くライン幅 ──────┘  │
 ウィンドウの枠を除くカラム幅  ────────┘

   (12)カレントウィンドウのクローズ

   カレントウィンドウのクローズします。カレントウィンドウが変更
   されます。ウィンドウデータベースには保持されていますので何時
   でも表示が可能です。
   [例]  <ESC>[12W

   (13)ウィンドウの枠を表示モード

   ウィンドウの枠を表示モードにします。以後作成されるウィンドウは
   枠有りで表示されます。グラフィックモードの時は、枠を1カラム
   とってダブルフレームで表示します。
   [例]  <ESC>[13W

   (14)ウィンドウの枠を非表示モード

   ウィンドウの枠を非表示モードにします。
   テキスト枠モードの時以後作成されるウィンドウは枠無しで表示
   されます。
   [例]  <ESC>[14W

  (15)一時表示停止中の全ウィンドウを表示再開

    表示を一時停止中の全ウィンドウを再び表示する。これによって、
    最前面のウィンドウが表示再開された場合はカレントウィンドウも
    変更になります。
   [例]  <ESC>[15W 

  (16)全ウィンドウを一時表示停止

    表示中の全ウィンドウを一時表示停止にする。
    最前面のウィンドウが表示停止された場合はカレントウィンドウも
    変更になります。
   [例]  <ESC>[16W
    
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              1−4
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  (17)ウィンドウのコピー

   指定したウィンドウ番号のウィンドウデータを他のウィンドウ番号に
   コピーする。
   [例]<ESC>[17;3;4W
             ↑ ↑ ↑ 
    コマンドコード──┘ │ │ 
  コピー元ウィンドウ番号──┘ │ 
  コピー先ウィンドウ番号────┘ 

  (18)特殊イレーズモード

   ウィンドウ内のイレーズをよびスクロールの際黒で埋めるのでなく
   カレントの属性でイレーズします。
   [例]  <ESC>[18W
    
  (19)ウィンドウの呼び出し

    一度作成されて削除されていないウィンドウは呼び出すが表示を
    一時停止します。
   [例]<ESC>[19;3W
             ↑ ↑ 
     コマンドコード─┘ │ 
     ウィンドウ番号───┘ 
  (20)通常イレーズモード

   ウィンドウ内のイレーズをよびスクロールの際黒でイレーズします。
   [例]  <ESC>[20W
    
  (21)切り抜きモードのウィンドウ作成

   現在画面に表示中の文字列をそのままウィンドウに取り込んで
   新規にウィンドウを作成します。
   [例] <ESC>[21;2;2;2;10;20W
             ↑ ↑  ↑  ↑ ↑  ↑
 コマンドコード   ──┘ │  │  │ │  │
 作成するウィンドウ番号 ──┘  │  │ │  │
 枠を除く左上端のライン位置  ──┘  │ │  │
 枠を除く左上端のカラム位置  ─────┘ │  │
 ウィンドウの枠を除くライン幅 ───────┘  │
 ウィンドウの枠を除くカラム幅 ──────────┘
  ┌────────────┐ ┌────────────┐
  │>copy a b   │→│>copy a b   │
  │            │ │            │
  │            │ │            │
  │            │ │┌──────────┐│
  │>type x.doc │ ││type x.doc││
  │>dir ¥sub   │ ││dir ¥sub  ││
  │            │ │└──────────┘│
  └────────────┘ └────────────┘
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              1−5
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  (22)時間のウェイト(Wait)
   [例]<ESC>[22;3W
             ↑ ↑ 
     コマンドコード─┘ │ 
     ウェイト時間量───┘
    (最低単位の倍数)

  (23)全ウィンドウの削除
     全てのウィンドウを削除しウィンドウデータベース領域は
     初期状態に戻されます。
   [例]  <ESC>[24W

  (24)ウィンドウの枠の形の変更

     ウィンドウの枠の形を3つうちいずれかに設定します。
   [例] <ESC>[25;0W
             ↑ ↑ 
     コマンドコード─┘ │ 
     ウィンドウ枠の形──┘
    (0:窓枠の形は線で隅は角)
    (1:窓枠の形は線で隅は丸)

  (25)ウィンドウのオープン

     指定したウィンドウが作成済みであれば呼び出しをおこない、
     存在しなければ新規に画面に何も書かれていないウィンドウを
     作成表示します。
     作成されたウィンドウはカレントウィンドウとなり文字表示が
     可能となります。
     ウィンドウの枠の色は、作成されたときの属性で決まります。
     ウィンドウ内の表示文字の属性も変更しない限り作成された時の
     属性となります。
    [例]<ESC>[26;2;10;20;5;40W
              ↑ ↑ ↑  ↑  ↑ ↑
  コマンドコード   ──┘ │ │  │  │ │
  作成するウィンドウ番号 ──┘ │  │  │ │
  枠を除く左上端のライン位置 ──┘  │  │ │
  枠を除く左上端のカラム位置 ─────┘  │ │
  ウィンドウの枠を除くライン幅 ───────┘ │
  ウィンドウの枠を除くカラム幅 ─────────┘

 (26)ウィンドウアクセスステータスの表示モード変更

   画面右下端にウィンドウアクセスステータス(◎◆■▼)を表示するか
   しないかのモードを変更します。
   [例]  <ESC>[27;0W  アクセスステータスを非表示
        さらにこの後、<ESC>[>1h を出力すると
        アクセスステータスが消去されます。
        <ESC>[27;1W  アクセスステータスを表示
[補足]ウィンドウオペレーションのステータスは右下端にマークで表示されます。
     印は正常に終了したことを示しています。
     印は不当なエスケープシーケンスを示しています。
     印はウィンドウ退避領域が破壊したことを示しています。
     印はウィンドウ退避領域が不足したことを示しています。
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 (27)ウィンドウ内グラフィックの消去復元モード

   ◆◆◆SETUP(補助)の設定で、初期値が設定できます。
   ウィンドウが表示される時にグラフィックデータをクリアしてから
   表示を行いウィンドウの表示が消される時グラフィックデータを
   復元するモードにします。
   [例]  <ESC>[28W
   (*)ベース画面表示時のグラフィックが復元されますので
      ウィンドウ表示中に描いたグラフィックは復元の対象
      とはなりません。

 (28)ウィンドウ内グラフィックの非消去復元モード

   ◆◆◆SETUP(補助)の設定で、初期値が設定できます。
   (復元の際ベース画面のグラフィックスを自動退避復元します)
   [例]  <ESC>[29;0W 非消去復元(テキスト)モード
   [例]  <ESC>[29;1W 退避復元モード
        <ESC>[28W と同じです。
   WINDOWSでは<ESC>[29;2W も同じです。

 (29)マウスカーソルの消去
  ★★★WINDOWS版では意味がありません。(動作しません)
   マウスカーソルを消去します。ウィンドウ内グラフィックの
   消去復元モードのとき処理後マウスカーソルを消去します。
   [例]  <ESC>[30W

 (30)マウスカーソルの表示
  ★★★WINDOWS版では意味がありません。(動作しません)
   マウスカーソルを表示します。ウィンドウ内グラフィックの
   消去復元モードのとき処理後マウスカーソルを表示します。
   [例]  <ESC>[31W

 (31)アトリビュートのスクリーンイレーズ

   ウィンドウ内全体をカレントの表示文字属性でアトリビュート
   のみイレーズする。表示中の文字はそのままです。
   ★★★(メニュー選択用機能)
   ★★★グラフィックスモードのときは、仕様が異なります。
   [例]  <ESC>[32W

 (32)アトリビュートのラインイレーズ

    ウィンドウ内のカーソルの位置しているラインをカレントの
    表示文字属性でアトリビュートのみイレーズする。
   ★★★グラフィックスモードのときは、仕様が異なります。
   ★★★(メニュー選択用機能)表示中の文字はそのままです。
    このコマンドを利用してカーソルキーによる選択メニューを
    リバース表示します。
   ★★★カーソルオリジンモードで左右マージンが設定されている
      ときは、マージンの範囲内で表示文字属性を変更します。
   [例]  <ESC>[33W



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 (33)ウィンドウの初期化

   全てのウィンドウエスケープシーケンスを利用するまえに必ず出力
   してください。
    2回目以降の場合は全ウィンドウをクリアしてベース画面にもどします。
   ただし、作成済みのウィンドウは保存されています。
   [例]  <ESC>[W

 (34)カレントステージエリアの解放
  ★★★WINDOWS版では意味がありません。(<ESC>[24Wと同じ)
    カレントステージの全ウィンドウ番号を消去及び削除(エリアの解放)
   [例]  <ESC>[34W

 (35)カレントステージの変更
  ★★★WINDOWS版では意味がありません。(動作しません)
     カレントステージの全ウィンドウが同時に消去されます。
     (0から255までの整数(初期値は0になっています。)
   [例]  <ESC>[35;0W
             ↑ ↑ 
     コマンドコード─┘ │ 
     ステージ番号────┘

 (36)ウィンドウバックグランドカラーの指定
  ★★★WINDOWS版では仕様が異なります。(補助設定と同じ)
  [例] <ESC>[36;0W
             ↑ ↑ 
     コマンドコード─┘ │ 
     パレット番号────┘

 (37)ウィンドウスコープ機能(マップ転写のみ)
          ※テキストのみ※ 
     転写元窓番号の指定行カラムを左上端から表示窓にマップ表示
     します。(このコマンドでは表示窓はカレント窓でなくてよい
     そしてカレントの変更もない)※テキストのみ※ 
  [例] <ESC>[37;12;13;1;1 W
             ↑ ↑  ↑  ↑ ↑  
 コマンドコード─────┘ │  │  │ │  
 表示窓番号─────────┘  │  │ │  
 転写元窓番号───────────┘  │ │  
 転写元窓の表示窓における左上端行────┘ │  
 転写元窓の表示窓における左上端カラム────┘  

 (38)ウィンドウスコープ機能(カレント変更とマップ転写)
          ※テキストのみ※ 
     転写元窓番号の指定行カラムを左上端から表示窓にマップ表示
     します。(このコマンドでは表示窓はカレント窓でなくてよいが
      画面に表示中でなければんならない、カレント窓となる)
  [例]  <ESC>[38;12;13;1;1 W
             ↑ ↑  ↑  ↑ ↑  
 コマンドコード─────┘ │  │  │ │  
 表示窓番号─────────┘  │  │ │  
 転写元窓番号───────────┘  │ │  
 転写元窓の表示窓における左上端行────┘ │  
 転写元窓の表示窓における左上端カラム────┘
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              1−8
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 (39)ウィンドウスコープ機能(窓呼び出しとマップ転写)
          ※テキストのみ※ 
     転写元窓番号の指定行カラムを左上端から表示窓にマップ表示
     します。(このコマンドでは表示窓はカレント窓でなくてよい
      カレント窓となる)※テキストのみ※
  [例] <ESC>[39;12;13;1;1 W
             ↑ ↑  ↑  ↑ ↑  
 コマンドコード─────┘ │  │  │ │  
 表示窓番号─────────┘  │  │ │  
 転写元窓番号───────────┘  │ │  
 転写元窓の表示窓における左上端行────┘ │  
 転写元窓の表示窓における左上端カラム────┘

  ★★★マップ機能では全て下記の規則が適用されます。★★★
     予め、表示窓は必要とされるサイズ、位置で作成済みとします。
     マップ表示の対象となる表示窓の範囲は窓全体の範囲となります。
     この機能は表示のみです表示窓に文字を書きこんだ場合は
     表示窓のみで、転写元には影響しません。

(40)自動ウィンドウスコープ機能(自動マッピングモード)
          ※テキストのみ※ 
     転写元窓番号の指定行カラムを左上端から表示窓にマップ表示
     し、さらに以後カレントウィンドウが変更されるまで自動的に
     ウィンドウマッピング(表示と文字書き込み)を続けます。
     別のウィンドウ操作を行うとこのモードが解消されます。
     また、一旦このモードになりますと再びカレントウィンドウに
     なった時は自動的に自動マッピングモードに再現されます。
  [注意]転写元窓番号は1から255でなければならない。

  [例]  ESC>[40;12;14W
             ↑ ↑  ↑  
 コマンドコード─────┘ │  │  
 表示窓番号─────────┘  │  
 転写元窓番号───────────┘  
   ★★★ 自動ウィンドウスコープ機能はテキストウィンドウモードで
      表示文字もテキストモードでなければなりません。
      さらに、この時グラフィックス描画は出来ません。  

(41)イメージウィンドウデータ退避モードオンオフ
        ※ベースウィンドウで設定(注意が必要です)※ 
  [例]  <ESC>[41;1W <== 退避モードオン
  [例]  <ESC>[41;0W <== 退避モードオフ
    退避モードオン中に作成されたウィンドウに描かれたイメージ
    ウィンドウデータは自動的に退避復元されます。
    ただし、退避モードオフ中でもイメージデータの復元はされます。
    また、既に作成済みのウィンドウに対してモード変更するには、
    ウィンドウの属性変更をすれば、現在のモードに再設定されます。

(42)イメージウィンドウの強制退避(最前面ウィンドウ)

    ウィンドウ退避領域に最前面ウィンドウのデータ更新する。
    (自動的に退避されるモードでなくても更新する。)
  [例]   <ESC>[42W

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(43)テキストウィンドウの再表示と強制退避

    ウィンドウの再表示(最新データで表示します)最前面ウィンドウの
    テキストデータを更新する。グラフィックスウィンドウ転送したとき、
    又は最前面でないウィンドウに文字を表示するとき。ウィンドウの再表示
  [例]   <ESC>[43W

(44)カレントウィンドウ以外の指定ウィンドウ文字出力モード

    通常はカレントウィンドウに文字出力されますが、これによって
    指定ウィンドウに文字を出力します。
    このモードが解消されるまで、ウィンドウ操作は一切できません。
 ※※※ただし、<ESC>[65535% とした場合はベースウィンドウに
    文字を出力します。
  [例]  <ESC>[11%
             ↑ 
     指定窓番号───┘  

(45)カレントウィンドウ文字出力モード

    これによって通常どうりカレントウィンドウに文字出力されます。
    自動ウィンドウスコープ機能もオフとなります。
  [例]   <ESC>[%

(46)左右方向部分スクロール(マージン設定)

  ★★★ウィンドウ毎に指定が有効となり削除または、再定義するまで
     記憶されています。
  ★★★スクロール範囲は ESC[pt;pb r 
     とで決定される四角形の中です。
  [例]  <ESC>[10;60]
             ↑ ↑ 
     左マージン───┘ │ 
     右マージン─────┘ 

(47)左方向ブロック部分スクロール ★★カレント窓にのみ有効

  [例]       <ESC>[10(
                  ↑  
  左方向にスクロールするカラム数─┘ 

(48)右方向ブロック部分スクロール ★★カレント窓にのみ有効

  [例]       <ESC>[10)
                  ↑  
  右方向にスクロールするカラム数─┘ 

(49)左方向ライン部分スクロール ★★カレント窓のカーソル行にのみ有効

  [例]      <ESC>[10− 
                  ↑   
  左方向にスクロールするカラム数─┘  


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(50)右方向ライン部分スクロール ★★カレント窓のカーソル行にのみ有効

  [例]      <ESC>[10+ 
                  ↑   
  右方向にスクロールするカラム数─┘  

(51)ベースウィンドウの退避データに現在表示されている
    画面データを格納      <ESC>[44W  

(52)ウィンドウのライン幅指定

 [例]<ESC>[45;0W   1〜24ライン幅でウィンドウを動作
    <ESC>[45;1W   1〜25ライン幅でウィンドウを動作

(53)枠有り無しモードの退避

  [例]<ESC>[46W  

(54)枠有り無しモードの復元

  [例]<ESC>[47W  

(55)致命的エラーによるメッセージを特別のウィンドウに表示
  ★★★WINDOWS版では意味がありません。
 [例]<ESC>[48;0W  致命的エラーによる中断アドレスは変更せず
    <ESC>[48;1W  特別のウィンドウに表示する

(56)画面全体のハードコピーのプリンター出力
   (ESC/PまたはPR201のみ有効それ以外は画面全体余白なし)

  <ESC>[49;tg;at;lmW
  tg=0or1 −>テキスト画面のみのハードコピー
  tg=2 −>グラフィックス画面のみのハードコピー(※ver1.3以降で動作可能)
  at=0 −>アトリビュートは無視してのハードコピー
  lm=0〜132−>ハードコピーの左側の余白(ANKのスペースの個数)

  [例]  <ESC>[49;3;1;10W
                ↑ ↑  ↑
        合成画面 ───┘ │  │ 
       アトリビュート有───┘  │
           左側の余白─────┘  

(57)カレントウィンドウ画面のハードコピーのプリンター出力
   (ESC/PまたはPR201のみ有効それ以外は画面全体余白なし)

  <ESC>[50;tg;at;lmW
  tg=0or1−>テキスト画面のみのハードコピー
  tg=2−>グラフィックス画面のみのハードコピー(※ver1.3以降で動作可能)
  at=0−>アトリビュートは無視してのハードコピー
  lm=0〜132−>ハードコピーの左側の余白(ANKのスペースの個数)
  [例]  <ESC>[50;3;1;10W
                ↑ ↑  ↑
        合成画面 ───┘ │  │ 
       アトリビュート有───┘  │
           左側の余白─────┘  
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              1−11
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(58)画面の一部のハードコピーのプリンター出力
   (ESC/PまたはPR201のみ有効それ以外は画面全体余白なし)

  <ESC>[51;tg;at;lm;y1;x1;y2;x2W
  tg=0or1 −>テキスト画面のみのハードコピー
  tg=2 −>グラフィックス画面のみのハードコピー(※ver1.3以降で動作可能)
  at=0 −>アトリビュートは無視してのハードコピー
  lm=0〜132−>ハードコピーの左側の余白(ANKのスペースの個数)
  y1=1〜25 −>左上の行位置
  x1=1〜80 −>左上の桁位置
  y2=1〜25 −>右下の行位置
  x2=1〜80 −>右下の桁位置
  [例]  <ESC>[51;3;1;10;5;20;15;75W
                ↑ ↑  ↑ ↑  ↑  ↑  ↑
        合成画面 ───┘ │  │ │  │  │  │ 
       アトリビュート有───┘  │ │  │  │  │
           左側の余白─────┘ │  │  │  │
            左上の行位置─────┘  │  │  │
               左上の桁位置─────┘  │  │  
                  右下の行位置─────┘  │  
                     右下の桁位置─────┘  

 ★★★WINDOWS版では現在グラフィックスモード画面の
    ハードコピープリンター出力はサポートされていません。
        (※ver1.3以降で動作可能)
(59)カレントウィンドウ以外の指定ウィンドウ文字出力の動作モード

   <ESC>[52;1W を出力しますと、
   カレントウィンドウ以外の指定ウィンドウ文字出力モードはカレント
   ウィンドウに文字出力されますが、テキストウィンドウの
   再表示と強制退避(<ESC>[43W)を出力するまで画面に表示
   されません。
   ※※※この仕様はWINDOWS版で動作しますが、
   <ESC>[52;0W がデフォルトで1文字毎に画面に表示され
   又カーソルも表示されるモードは動作しません。
   ※※※この時の画面表示速度は通常より遅くなります。
  ★★★WINDOWS版では意味がありません。(サポートされません)
   [例]  <ESC>[11%
              ↑ 
      指定窓番号───┘  
   これによって指定ウィンドウに文字を出力します。
   このモードが解消されるまで、ウィンドウ操作は一切できません。
   <ESC>[0% でこのモードを解消します。


(60)カレントウィンドウ表示中でベースウィンドウに文字を出力可能に

   従来のバージョンではカレントウィンドウ以外の指定ウィンドウ文字出力で
   ベースウィンドウに文字を出力することが出来ませんでしたが、
   <ESC>[65535% とすればベースウィンドウに文字を出力する
   ことが出来るようになりました。
   このモードが解消されるまで、ウィンドウ操作は一切できません。
   <ESC>[0% でこのモードを解消します。

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(61)指定ウィンドウ(最前面)を呼び出し最後面に表示する。

   従来のバージョンではカレントウィンドウを最も後ろに移動させることが
   できませんでしたが、以下のエスケープシーケンスが追加されました。


   [例]   <ESC>[53;1W
                  ↑ 
          指定窓番号───┘  

   現在既に画面に表示されているウィンドウは最後面に表示しなおします。
   これによってカレントウィンドウ(最前面)が変更さる場合があります。

   また、現在画面に表示されていないウィンドウ(データベースにのみ存在する)
   は呼び出しを行い最背後に表示されます。
   ウィンドウが全く表示されていない時には呼び出したウィンドウがカレント
   ウィンドウなります。
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