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5.【プリンタサポートについて】
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従来互換のDOS経由プリンタに加えて
Windows仕様のプリンタ出力をサポートしています。
【補助設定】でDOS経由プリンタの設定を確認してください。
■DOS経由プリンタの設定について【現在のWindowsOSでは利用出来ません】
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ESC-vcomオブジェ[ver7]では、@ESC/P−J84プリンタ、
APR−201Hプリンタ、BIBMプリンタが利用でき
ますが、半角変換出力(全角の1/2のサイズで半角文字を出力する)が可能
なのは、ESC/P−J84プリンタ、およびPR−201Hプリンタです。
※※DOS経由プリンタではグラフィックスモードはサポートされていません。
@ESC/P−J84プリンタ
半角変換出力が可能。
グラフィックスモードでは、縦と横の比率が1:1ではありませんので円や楕円
など正しい形では表示されませんが通常の方向で印字されます。
(サポートされていません)
外字サポートは、
DOS/VではSJISコードモードで使用すればMS−DOSに依存します。
PC98での使用は推奨できませんがJISコードモードで使用すれば外字(1)
のみ印字可能です。(USKESCPで外字が必要)
APR−201Hプリンタ
半角変換出力が可能。
グラフィックスモードでは、縦と横の比率が1:1で印字されます。
(サポートされていません)
外字JISコード7F21〜7F7Eは、7621〜767Eに8021〜
807Eは、7721〜777Eに8121〜817Eは、2D21〜2D7E
に変換されて出力されます。
PC98で使用する場合は外字を登録するには、USKCGMでします。
config.sysで
DEVICE=PRINT.SYS /UL または、
USKCGM USKCG24.SYS/P → 外字を188文字登録
DOS/VでPR−201Hに外字を登録するには、USKCGV.EXEを
起動します。
USKCGV/E=188 → 外字を188文字登録
USKCGV/E=84 → 外字を84文字登録
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BIBMプリンタ(SJISコードプリンタ)
半角変換出力は不可。
グラフィックスモードでは、縦と横の比率が1:1で印字されますが、
方向が変わります。 (サポートされていません)
外字サポートは、MS−DOSに依存します。
■DOS経由プリンタの設定について【現在のWindowsOSでは利用出来ません】
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※※【SETUP】画面と【補助設定】画面で、設定を行ってください。
プリンタデバイス名 → 通常PC98では【PRN】
DOS/Vでは【LPT1(通常)】となっていますので
間違いなく設定しておいてください。
◆プリンターポート名の設定は重要です。
間違えるとプリンタ出力が無視されます。
ポートは LPT1/LPT2/LPT3/COM1/COM2/COM3/COM4 が可能
接続の有無 → 無とすると全プリンタ出力が無視されます。
これは、プリンタ接続されていない場合設定します。
プリンタの機種 → ESCP/J84,PR−201H,SJIS
プリンタの設定をします。
漢字ANK比(1:1.5/1:2) → 1:2とすると
ESCP/J84,PR−201Hでは漢字の後でドット
スペーシングします。
ANK半角変換の有無 → 180カラム印字が可能で、漢字ANK比
1:2を実現します。
直接出力かファイル出力(スプーリング) →
スプーリングファイル名
ファイル追加モードか自動採番モードかの設定
スプーリング時、JISコードかSJISコードかの設定
※※スプーリング設定を行った場合は、補助設定でスプーリングファイル名と
ファイル追加モードか自動採番モードかの設定が必要です。
ファイル追加モードであれば、スプーリングファイル名が常に使用され
プリンタ出力データは、ファイルの末尾に追加されていきます。
自動採番モードであれば、スプーリングファイル名で指定した拡張子を
除いたファイル名と、001から999まで既に存在していない拡張子を
用いて出力されます。拡張子が更新されるタイミングは、それぞれ1回毎の
出力単位です。
ディスプールユーティリティ(MS−DOSで動作)が用意されています。
DOS/Vでは、 DSPLDOSV.EXE
PC98では、 DESPL98.EXE
※※プリンタの設定については、Windowsでのプリントマネージャー
の設定変更が必要な場合がありますので御注意ください。
(中央に印字か左端に印字かで必ず左端に印字とすること。)
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■DOSプリンタ使用時のconfig.sys設定について【現在のWindowsOSでは利用出来ません】
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◆ MS−DOSモードのプリンタを使用する時は、Windows95でも、
config.sys にMS−DOSのプリンタドライバーが必要です。
pc98では
DEVICEhigh=A:¥WINDOWS¥COMMAND¥PRINT.SYS
または、
DEVICE=A:¥WINDOWS¥COMMAND¥PRINT.SYS
dos/vでは
DEVICEhigh=A:¥WINDOWS¥COMMAND¥jprinter.SYS
または、
DEVICE=A:¥WINDOWS¥COMMAND¥jprinter.SYS
などの様に、Windows3.1/Windows95 で設定しておいてください。
※上記はpc98用の記述ですが、dos/vの場合は、ESC/Pプリンタ
ドライバーを config.sys で組み込んでください。
※上記の様に、MS−DOSのプリンタドライバーを組み込まないと、
LPT1:または、PRN:に書き込めませんのメッセージが表示
されて利用することが出来ません。
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■Windowsプリンタの設定について
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※※Windowsプリンタでは、Windowsがサポートしている
プリンタであれば機種を問いません。
◆以前のバージョンでは【MS−DOSプリンタ】の出力のみが
サポートされていましたが、【Windowsプリンタ】も
【補助設定】で設定することができる様になりました。
◆コントロールF4によるプリンタモード出力で、
アンダーライン →→→ アンダーライン
ブリンク/バーティカルライン →→→ イタリック表示
ハイライト →→→ 強調表示
リバース →→→ リバース表示
単高横倍 →→→ 横倍フォント
等属性表示とフォント選択機能が追加されました。
◆<esc>[5i によるプリンタスルーモード出力でも属性表示とフォント
選択機能が利用できます。
◆【プリンタマージン設定】を適切に設定してから使用してください。
マージン設定は、左端/上端/右端/下端/行間/桁間/SWをドット数で
指定してください。
[例]20,100,32,32,0,0,0の様に
右端/下端でも外側の印字されない外枠部分のドット幅を指定してください。
行間/桁間はスペーシングのドット幅を指定してください。
SWは、0のとき外部レンディングの余白を空けます。(通常)
1のとき外部レンディングを無視します。(フォントの高さのみ)
◆Windowsプリンタモードでは、[通常使うプリンタ]に設定された
プリンタに出力されます。
しかし、[印刷dialogbox]設定で、ダイアログボックス
で選択に設定しておくとプリンタオープン時にプリンタ選択が出来ますので
通常使うプリンタ以外のプリンタに出力ができます。(ver1.307a以降)
■ ネットワークプリンタの設定について
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◆プリンタには、 ローカルプリンタ(自分のパソコンに接続されたもの)と
ネットワークプリンタ(他のパソコン等に接続されたもの)があります。
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◆ネットワークプリンタには、直接イーサネットのケーブルに接続されている
プリンタサーバ経由の場合と他のパソコンに接続された共有プリンタがあります。
Windowsのネットワークプリンタ設定や共有プリンタ設定をして
おかなければなりません。
◆ 【通常使うプリンタ】}に設定されている
プリンタを使用します。
印刷ダイアログボックスを使用するモードでは【通常使うプリンタ】以外にも
印刷が可能です。
印刷ダイアログボックスの初期値を設定するシーケンスも用意されています。
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■ プリンタハードコピー機能の選択
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◆テキスト→クライアントの内側のテキストを印刷します。
※ config.sys にMS−DOSのプリンタドライバーが必要です。
◆グラフィックス→クライアントの内側のビットマップを印刷します。
◆Window→クライアント及びキャプションと枠を印刷します。
◆Screen→WindowsのScreen画面全体を印刷します。
(※)グラフィックスハードコピー印刷では、【倍率】【白黒反転】
【コピー後LPTリセット】【複数ハードコピー】
【コピーマージン設定】を適切に設定して使用してください。
マージン設定は、左端/上端/中間(次の画面の間)をドット数で
指定してください。[例]20,100,32,の様に
[御注意]【複数ハードコピー】で複数画面出力可能と設定したときは
通信時メニューで【ハードコピー終了操作】
を行ってくさい。
(※)また、プリンターマネージャーのプリンター設定の確認も事前にして
おいてください。【用紙選択】【方向】【中央/左端】など。
[御注意]グラフィックスハードコピーを印刷後に、この端末ソフトで
テキスト(dosプリンタ)を印刷する場合は、プリンタをリセット
するか一旦電源をOFFしてから再び使用してください。
プリンタ印字モードが変更されて、通常の行送りサイズや印字
フォントでなくなっています。
【ハードコピー出力後プリンタ初期化する】に設定すれば自動的
にプリンタがリセットされます。
この設定は、ESC/P又はPR201の時に有効に働きます。
■プリンタフォントの設定について
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◆【LPTメインフォント】を適切に設定してから使用してください。
TrueTypeフォントで、サイズは、20前後に設定して
おくのが良いでしょう。
◆1ページに印刷できる行数と1行に印字できる文字数は、フォントサイズと
【プリンタマージン設定】の左端/上端/右端/下端/行間/桁間/SW
の設定に依存します。
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■汎用印刷エンジンについて
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◆ESC-vcomオブジェ[ver7]では 【汎用印刷エンジン】機能を
提供しています。
◆端末経由の印刷(<esc>[5i……<esc>[4i)を使用
◆ネットワークプリンタ・プリンタサーバ・USB対応何れの接続形態にも対応
◆非GDIモードプリンタ対応
ESC/P,PR201,ラベルプリンタ等キャラクタベースのプリンタ
◆レーザプリンタ(汎用印刷エンジン)
◆フォント情報のダウンロード機能(64個まで)
◆デバイスモード設定(用紙方向/サイズ/解像度/両面印刷)
◆デバイスネーム選択(プリンタデバイス名とドライバを選択)
◆GDI(罫線,ボックス,円等)とビットマップ描画
◆印字位置指定機能(テキスト印刷位置/小数点/ドット)
◆バーコード印刷(JAN/NW7/CODE39/郵便/CODE128)
◆印字方向とフォントの向きの変更
◆印刷ダイアログボックスの初期値を変更可能
◆上記制御をプログラムから行えます。
◆ 【印刷管理ジョブ】を 提供しています。
◆CACHE/MSM上での印刷管理ジョブシステム一式の無償提供(Mで記述部分)
◆印刷管理ジョブシステムスプールグローバルの規約
(規約どうりに出力する必要があります)
◆スプール出力関数群(Mで記述)
◆印刷出力関数群(Mで記述)
◆印刷管理ジョブ
(印刷,再印刷,全部,頁範囲,頁指定,印刷履歴,プレビュー表示,
経過文書の一括削除)
(Mで記述)プレビューで画面サイズが自動変更され出力イメージ
が画面で確認できます。
◆汎用印刷エンジン対応(印刷管理ジョブ)
◆Windowプリンタ,ESC/P,PR201,ラベルプリンタにも対応
◆プリントサーバと同種の機能が可能?
(UNIXのプリントサーバとフォームオーバレイ作成ソフトを購入すると
高額な費用がかかりますが、
CACHE/MSM上でVcomのみで同種の機能が提供されます。)
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