半導体メモリ(フラッシュ消去型EEP-ROM)に音声を記録する、 いわゆるICレコーダです。
筐体の形状が棒状に仕上がっているので「ボイスバー」だそうですが、 小型録音機としては普通な平たい箱形になってしまって、 DMRシリーズほどのいかにも「棒!」ってイメージからは離れてしまいました。
東芝のICレコーダは録音スイッチがスライドスイッチになっているため 手探りで録音できるのが特徴です。
録音されたデータはSDカードに記録され、 SDカードをPCに接続、またはIC-SD1本体をPCにUSB接続して デジタルデータのまま読み出すことができます。
PC上で作成したMP3(MPEG1 Audio Layer 3)または AAC(MPEG2 Advanced Audio Codec)の音響データを再生することもできます。 AACの場合はSDカードの機能とPC上の母艦ソフトと合わせて著作権管理が行われます。
半導体オーディオプレーヤとして見ると、 電池での稼働時間が他のプレーヤ専用機に比べて かなり短い部類になります。
録音機としての性能としては、 DMR-120Zに比べて 箱鳴りはかなり改善されていますが、 可動部分(電池蓋、SDスロット蓋、スイッチ類)が 遊びの範囲でカタカタと振動する音が一緒に録音されてしまうのが難点です。
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last update: $Date: 2004/02/08 10:00:34 $