1996/07/31 山崎まさよし 渋谷Egg-Man ぴあ扱い前売り 整理番号 34 三浦敏孝, 早稲田大学 miura@muraoka.info.waseda.ac.jp ●入場 開場時刻前に会場前に着いてみると、もう列ができている。とはいっ てもそう多くはないのでぐるっと見回すと田村さん発見。もう整理 番号順に並ばされているのだそうで、田村さんの後ろに入る。暫く してアスクネットの佐藤さんが現れ、我々より少し前へ、続いて早 稲田大学の鈴木さんが現れ、我々より少し後ろへ入る。さらに暫く して、かやまさんとADaCの鈴木さんとが連れ立って現れ、Egg-Man で取った黄色いチケットの人の列へ並ぶ。 Egg-Manはチケット業者扱いよりも会場で取った方が先に入れるの だそうだが、かやまさんたちと我々の差はそれほど大きかったわけ ではなかった。 中は自由席なんだが、次から次へと要領のいい人が席を奪取してゆ くので、私と鈴木＠早大さんと田村さんの3人で座れるように、3人 分並んで空いている座席を探すのが結構難儀だった。 で、結局、最後列にうまいこと空きを見つけて3人並んで座った。 最後列にはテーブルがあったので、飲み物のコップなど物を置くこ とできて、嬉しかった。 ●開演 15分遅れでのスタート。ステージに照明がつくと、ステージ奥のカー テンをくぐってバンドメンバーと山崎が登場。山崎はギターのチュー ニングに数秒を費やし、自分の顔をぱんぱんとはたいて、演奏開始。 山崎はピックを使わず4本指でギターを弾いている。そのギターに は電磁式のピックアップでなく小形のマイクがテープで貼り付けら れている。 1. ステレオ(タイトル自信なし、新曲らしい) のっけからノリのよいアップテンポの曲、しかもいきなり新曲らし い曲。誰かと違って最初からちゃんと声が出ているので、安心して 見ていられそう。 気づくと、ステージ向かって左側にローランドのキーボード(最初 ハモンドオルガンだと思っていた)があって、そこには人がいない がしっかりマイクスタンドがついている。まさかゲストで谷村が出 てくるのではとちょっとだけ期待したりして。 (挨拶) 照れ屋さんの側面を見せつつ、ギターのチューニングをしながらの 挨拶。 2. アレルギーの特効薬 隣で田村さんが「どこかで聞いたことがある」という。当たり前だ。 7/6にパワステでやったもの。 3. Drive My Car (The Beetles) 7/6のパワステでもこの曲をやっていた。要するにこのカバーは山 崎の十八番というところなのだろう。 曲の最後の部分で客に歌わせようとするがついてこない。 (MC) 改めて挨拶。本当は最初から3曲続けてやるつもりだったらしい。 暫く北海道にいて東京へ戻ってきてみると凄く暑い。 O157による食中毒がだんだん北上している。食べ物の歌の多い自分 の公演も博多から始まってそれに合わせるように北上している。そ の間、生ものをずいぶん食べていた。「骨は拾ってくれ」(笑) 4. 月明かりに照らされて 5. 心拍数 (MC) 「MC・ターイム!」 「セロリ」のプロモーションビデオの話。最初のシングル「月明か りに照らされて」では二枚目の山崎、次のシングル「中華料理」で は三枚目の山崎でプロモーションビデオを作ったが、「今回は何す るんですか、冒険ロマンか何かですか」「いや、山崎君、君は三枚 目でしか考えられないよ」というわけで水着のお姉さんたちと戯れ る非常に軽い山崎になってしまった。あとで流れるけれど、これを 見たら人格を疑われそうで、世に出るのが恐い。 11月発売のミニアルバムのために作った次の曲。 6. 二人でパリへ行こう(新曲) 「月明かり」や「心拍数」もそうだったが、食べ物の入らない曲で バラードっぽいものは泣きの要素が強く入ってくるようで、結構しっ とりと聞かせるようにできているラブソング。非常にライブ映えす る。 7. セロリ(アコースティックバージョン) いろんなバージョンがあるらしい。但し、アコースティックバージョ ンと言ってるそばからギターのまみやさんがエレクトリック(セミ アコか)ギターに持ち替えてるんだけど。 「さあ、もっと盛り上がろうか」と言って次の曲へ。 8. 窮鼠猫を噛め (MC) 「新しいメンバーを紹介します。田中君です。」と、リズムボック ス「田中三郎君」を紹介。客も「田中くーん」と反応するのでしば しリズムボックスで遊ぶ。「ちょっと最近田中君聞き分けないんで す」「買ってはみたものの、ようわからへんねん」 確かこの辺だったと思うが、「もっと盛り上がろうか」に対して客 が「や」と言う客がいたらしく、「『や』とか言うな。ほんとにお 前ら、あかんで。あ、そういえば」と、飛行機でうるさいガキ(人 が眠ろうとしているところでちょっと離れた席から「お父さん、僕 見つけたよ、あの、ぶーー」何を見つけたんじゃー!)、新幹線で向 かいの席のガキが自分をじっと見つめているのが気になって眠れな かった話。 「さあ、パン焼こうけ」と言って次の曲。 9. パンを焼く 間奏でメンバー紹介。ギターのまみやたくみさん、ベースのたにざ きひろあきさん、パーカッションの中島オバヲさん。 続いて、客とのかけ合い。今回は早口言葉までで、スキャットに客 がついてこれないという落ちがなかった。 「あ、カズー忘れた(意味不明)。代わりと言ってはなんですが、こ の曲で僕のスキャットをお楽しみください」 10. やさ男の夢(タイトル自信なし、新曲) これもミニアルバム向けなのか、ノリもよくスキャットも楽しい。 (MC) 名古屋のビーチでイベントに出た話。砂浜が熱いため客がまばらに しか集まってこなかった。山崎の出番の頃にちょうど太陽が目の前 に来るのでサングラスを忘れないようにと主催者に言われたが、そ れでも目を腫らしてしまった。 これもどこであったか忘れたが、熱い中でしゃべると口の中が乾い て、上唇が歯茎に引っかかって下りなくなるという話。 11. 妖精といた夏 12. One more time, One more chance (以下、アンコール) (MC) ひょっとしてひょっとすると谷村が出てくるんではないかと期待し たが、山崎一人で登場。ステージを横切ってキーボードの前に座っ て手を慣らす。山崎のピアノというのは意外な展開。いい意味で裏 切ってくれます。 Tシャツの宣伝。 E1. タイトル不明(ピアノ弾き語り、洋楽カバー曲) E2. つばめ(ピアノ弾き語り) イントロを数小節弾いてミスし「ちょっと待て」と自分で言ってや り直し。1コーラス歌い終わる頃にまたミスる。「もうええ、ギター でやる(客「えー」)……嘘嘘、ちゃんとやります。くそー」といっ て手を慣らし直し、「ピアノなんて最近始めたばっかりや、へっへっ へー、ざまー見ろ」で最初から歌い直す。今度はミスタッチがあっ てもそのまま突き進む。 歌い終わって、「この曲はピアノで作ったんで、どうしてもピアノ でやりたかったんですよ」 ここでバンドメンバーも出てくる。再びメンバー紹介。 E3. 根無し草ラプソディー 最後の辺でギターの弦が1本切れる。 終わって退場しようとする山崎に、客席最前列からバナナが2本飛 ぶ。1本は取り落とし、もう1本を口で受け止め、そのままカーテン の向こうへ消えるが、拍手は終わらない。 (以下、再度アンコール) 剥いたバナナを片手にカーテンからひょいと上半身をのぞかせる。 一呼吸おいてバナナを食べながらスペアのギターを片手に登場。客 席から「猿、猿ー」「いや、猿なんですけど、いやいや」「しかし、 人間に向かってバナナ投げるか」 食べ終わるとギターの交換(コードの繋ぎ換え)を自分でやる。「ロー ディーいないからね、自分でやらなあかんねん」 最後は、横浜にいるときに作った曲。 E4. コイン(新曲) 以上、16曲 ●終演 終演直後、「セロリ」のプロモーションビデオが会場内のビデオモ ニタに映る。 道を自転車で走るシーンから始まり、トイレ掃除に始まって家事を やるところが続いた後、サビのところでデパートの屋上によくある バルーンの中らしきところで水着のお姉さんたちと戯れている絵が 出て会場内大爆笑。 ビデオの上映が終わるとステージの方から山崎の声が。「お前ら笑 いすぎやー!」 いいライブに最高のおまけが付いてきたものだと思う。 アンケートを記入し、「よかったー」「変な人出てこなかったしねー :-p」などと口々に感想を言いながら会場を出ようとする。 トイレの入口に中島オバヲさんがいるのを見つけて教えると鈴木 ＠早大さんはそちらへサインをもらいに行った。私と田村さんは直 接外へ向かう。 出口へ向かう途中、PAのブースらしきところに、PA担当らしいお兄 さんの隣に、焦げ茶か黒のベレー帽を目深にかぶって縁なしの丸い メガネをかけた、どこかで見覚えのある丸顔のお姉さんが片手で顔 を隠すような感じに片ひじついて座っていた。「もももももしかし て全然緊張してないんじゃ……」と聞いてみたくてたまらなかった けど、仮に谷村だとしてもせっかくお忍びで来たのにファンに捕ま ると迷惑かと思ってそのまま会場を出る。 出たところで鈴木＠ADaCさんに谷村らしき人がいたという話をした ら、「ライブハウスってのは声かけていいところだよ」と教えてく れた。そうだったのか。残念。 ●軽いオフミ アスクネットの佐藤さんとは合流できないまま、鈴木＠AdACさん、 かやまさん、田村さん、鈴木＠早大さんに三浦の5人で原宿まで歩 く。田村さんfavorなビール屋さんがあるそうなのだが、席が空い てなくて5人は入れず、キリンシティへ。以上
1996/08/01 17:35
Copyright (C) 1996, 2000 by MIURA Toshitaka
All rights reserved.
last update: $Date: 2002/12/10 18:17:26 $