2002/07/21 山崎まさよし 上ノ国町夷王山オープンステージ
山崎まさよし サマーライブ IN 上ノ国
全自由
三浦敏孝
miura@computer.org

●経緯

夏の野外ライブといえばオーガスタキャンプなのだが、年々会場が
大きくなってしまって、席が後ろの方になった日にはステージ上の
キャストが米粒になってしまうことが悩みの種。

そこへ、上ノ国は5000人しか入らない小さな会場といううわさが聞
こえてきた。折しも、今年のオーガスタキャンプは千葉なので、旅
行の種として北海道へ出かけることにした。

チケットも、近年の山崎にしてはたいへん珍しいことに、発売日の
翌日にロッピーで取れた。

●会場

宿泊施設や当日の終演後の足の確保、前後の観光の足回りなどもろ
もろ考慮して、函館に宿を取り、名鉄観光のバスツアーを利用。

道路もすいていて、予定通り15時に現地に到着。会場の前の芝生に
ざっと目分量で1000人くらい並ばされていて、その後ろにつく。

開場の16:30まで長い長い待ち時間。待ち時間の最初の頃はまだ会場
内でリハーサルが続いていて、野狐禅がパワー全開でがなっていた。
それも間もなく終わり、暇で暇で仕方のない開場待ち。

中に入ると、ヒモが張られている。それで、私のいた塊はヒモで区
切られた二つ目のブロックにたまっていったのだが、本当はすいて
いる前方へどんどん行ってもよかったらしく、我々が腰を下ろした
あとに入ってきた人たちがどんどん前のブロックへ入ってしまった。

ま、この距離感ならがめつく前へ出ることもないかと自分を説得し
てそのままの位置で開演を待つ。この距離でも日比谷野音的な距離
感なのだ。いい感じだ。この距離感を忘れちゃいけないよ。

開演前のアナウンスで終電が20:45であることをしつこく繰り返す。

●オープニングアクト - 18:00

近頃の野外ライブの恒例となった前座・野狐禅の4曲。

登場するなり、ハーモニカを忘れたと言って袖へ戻り、何事もなか
ったように再登場。

1. ?
2. 少年花火
3. 金属バット
4. ?

セット変え - 18:23

●本編 - 18:31

1. Fast Car (Tracy Chapman)
2. 僕はここにいる

なんか、山崎の演奏や歌い方に、だいぶ余裕を残しているような感
じがする。演奏中の顔の表情や仕草も、ずいぶんセーブしているよ
うに見える。

(挨拶)

3. 妖精といた夏
4. 区役所

(MC)

わざとゆっくりした曲を続けてきた。
風もあるし体を温めたいでしょ?
もっとゆっくりした、どバラードをやります。

5. 6月の手紙
6. 月明かりに照らされて

間奏のハーモニカがなかった。

7. 水のない水槽

(杏子登場)
8. ?
9. ? (エレキ)

(杏子退場)

10. Fat Mama (エレキ)
11. 長男 (エレキ)

ゲンタさんとキタローさんの後ろへスタッフが入ったと思ったら、
アフロのヅラをかぶせる。

「I'm a long man」って何かと思ったら、「長い男=長男」ね。

12. ソノラマ

わざわざアコースティックに持ち替えてのソノラマ。

13. ヤサ男の夢
14. 審判の日 (エレキ)

(幕間) - 19:57-20:01

15. セロリ (エレキ)

非常にスローなテンポで、ラテンボーカルで「カミノ、カミノ、
カミノ……クニ」とかやる。

はじめ何の曲だかわからなかったくらい、かなりいじったアレンジ。
歌い方もラテンボーカルというか、力の抜けたかん高く細かく切っ
た発音。

遊ぶところなんだな、ここは。

(杏子・野狐禅登場)

スガシカオの代わりに野狐禅を位置づけ、「これでも一応福耳です
からね」

16. 10 years after
17. 根無し草ラプソディー

●終演 - 20:25

前の方でアンコールを求める声がしつこく続くが、追い出しのアナ
ウンスに続いてこのイベントの本当の本編であるところの火祭のナ
レーション。

しかし、ツアーのバスの時間が迫っているので、「天」の字の篝火
が点火されるところを見ることなく会場をあとにする。

以上、21曲

●感想

まあなんだ、オーガスタキャンプまで2週間しか間が開いていない のは有り難み10円安なんだが、遠出するきっかけとして有り難かっ たし、なにより会場の小ささがもたらす距離感がうれしかった。

このところ、ライブの曲目は似たようなものなんだが、ほぼ毎回、 確実にアレンジはいじってきているので、毎回新しい発見があって 面白い。

マキシシングル「心拍数」10毎同時リリースみたいな馬鹿なものが 出てげんなりしていたのだが、またしばらくついていこうという気 にさせられる。

draft 2002/07/21 26:00


Back to:


Copyright (C) 2002 by MIURA Toshitaka
All rights reserved.

last update: $Date: 2005/12/24 06:33:08 $


MIURA, Toshitaka <miura@computer.org>