山崎まさよしの広島での公演を見がてら、 道後温泉へ行ってきました。
撮影には主にEOS 5D+TAMRON AF28-300mm(A061E)、 たまにCanon EF50mm F1.4とかOptio-Sを使いました。
神奈川県民ホールでの公演のチケットが取れなかったので、 ちょうど夏休みを取っていたことだし、広島に行くことにした。
日程の近いところで倉敷・島根・広島のうち、 少し足を伸ばしたところに道後温泉があったので広島ってことにした。
荷物を置いてライブ会場へ移動する。 途中、イーサケーブルを買いにヤマダ電機へ寄ったら時間がぎりぎりに。
ライブ。レポートはこちら。
ライブ後、お好み焼き屋で夕食を摂ったのだが、 疲れた体にお好み焼きは量が多かった。 そういえばお好み焼き屋の写真も撮ってないや。
2日目。
慌ただしいが、松山へ移動する前に宮島を見に行く。
本当にぎりぎりなので、広島駅を経由して広島港までの道を急ぐ。
というわけで、広島から船で松山へ移動。
日立造船(現ユニバーサル造船)製 スーパージェットは 双胴+全没水中翼のハイブリッド船型、 高速ディーゼル機関によるウォータージェット推進によって 巡航32ノット・最高36ノットを出し、 広島-松山間を最短68分(乗った便は呉経由なのでもう少しかかったが)で結ぶ。
しかし、ウォータージェットは水面下だし、 水中翼など目立つ特徴がどこかで見られるようになっているわけでもなく、 また走り出すときに船体が浮き上がるのも感じられず、 ただただ新幹線並みに揺れが小さいということしか分からなかったので拍子抜け。
プラス500円出してスーパーシートに座ったせいもあるのだが、 キャビンの内装も幅がある以外は飛行機と変わらず、 アームレストから引き出し式の液晶ディスプレイでも CBSドキュメントらしい映像1chしかコンテンツがなく、 さらに外の景色も殆ど短調だったので松山まで殆ど寝て過ごしてしまった。
途中、同型船とすれ違ったが、これも水中翼らしく浮き上がった感じが 外観からは全くわからない(港で停泊していたのと比べて 吃水が上がった感じがしない)ので、やっぱり拍子抜け。
走行中に甲板に出てみたかったけど、 外観からそれを許す構造のようには見えなかったので、 「出られますか」とキャビンアテンダントに聞いてみることもせず。 本当に新幹線で座っているのと変わらない。
既に夕方なので宿の夕食に間に合わせるべく、 松山観光を省略して道後温泉へ直行する(一応予定通り)。
松山観光港からは空港と同様最寄りの列車の駅までリムジンバスが出ている。 で、道後温泉駅まで直行する便がちょうど来ていたので乗り込むと、 そのバスの運ちゃんが寄ってきて言うには、 道後に至る経路の途中で前日から祭があるらしく、 「もしかしたら」道路が封鎖されたり混雑したりして全く進めなくなる可能性があり、 到着時間が読めないと。
宿へのチェックイン時刻はあまりストリクトでもないのだが、 全く進まない可能性があるとなると恐いので、 混雑しようが決まった時間で運行することが期待される鉄道に早く辿り着くことにし、 伊予鉄連絡バスに乗る。
連絡バスは本当に単なる連絡バスというか、 150円取るくせにたった1-2分で最寄りの伊予鉄高浜駅に到着。
高浜から伊予鉄で「松山市」駅へ移動し、 そこで路面電車に乗り換えて道後温泉へ向かう。
松山市街を路面電車に揺られながらふと気付くと、 さっき時間が読めないと言っていた運ちゃんの運転するリムジンバスが 殆ど並走している。 そして執着の道後温泉駅について電車を降りると、 ちょうどそのリムジンバスも駅前ターミナルに到着して客を降ろしているのを目にして ずっこけた。
運ちゃんの祭渋滞の話も可能性の話だったから 鉄道に切り替えたのも自分で判断した賭だったわけだが、 なんというか、脱力した。
夕食は普通に旅館の食事といった感じなのだが、 一度に全部出てくるのでなくコースの順に持ってきてくれる。 最初の二品くらいまで撮影していたのだがそのあと撮影するのを忘れてしまった。
夜、近辺の商店街やら足湯やらを散策してみようかと思っていたのだが、 うっかり寝てしまった。 出歩く時間を逸してしまっただけでなく、 大浴場が23時までなのでこれも逃したことに気付く。
仕方なく、翌朝早起きして朝食前に入浴。
霊の湯個室狙いなので、まだ早い時間、空いているうちにひとっ風呂浴びに来たわけ。
運良く個室がひとつ空いたところだったのでそこへ滑り込む。
まず部屋へ通され、貸し浴衣に着替えて案内を呼ぶと又新殿の見学に案内される。 見学が一通り済むとあとは風呂へどうぞと。
風呂はいたって普通というか、湯釜とか古風な雰囲気を残しつつ、内装はきれい。 シックにまとめてあるが近代化は怠っておらず、清潔。 要はふつうの近代的な銭湯。まあ公衆浴場だし、こんなもんかな。 泉質もごくおとなしいものだし。
風呂から上がって個室へ戻りがてら、「坊ちゃんの間」を見学。 まあこれは後付けに仕立てられた感じの部屋なので、わざとらしいのだが。
で、個室へ。 制限時間80分の残りをまったりと過ごす。
このあと抹茶も頼んでみた(撮影するの忘れたが)。
ひとしきりゆっくりした後、 時間切れですよとせっつかれ(何時に入ったか覚えてなかったのだ)、 着替えて外へ出る。
午後は道後公園をうろつくとして、 昼までの中途半端な時間をどうしようかと思案しながら商店街へ。
で、ここにも入って入浴。中はまあふつうの銭湯で。 ああ、石鹸は自前で持ち込む必要があった。
椿の湯を出るとちょうどいい時間なので昼飯にする。
午後は道後公園でもうろうろしようかと思っていたので、 そちらへ向かう。
子規記念博物館は常設展として正岡子規の生涯を辿る資料、 この時期の特別展として坊ちゃんが書かれてから百年ということで 漱石の松山での足跡と初版以来100年間に各社から出版された 「坊ちゃん」の書籍が展示されていた。
全部見終えると夕方。さて宿へ戻ろうとすると……
夜にしようかと思っていたのだが、せっかくなので土産物を買い集める。 ほどなく雨は上がり、宿へ戻る。
翌朝。もう帰るだけなのだが、一応窓の外の景色も記録しておく。
帰りの飛行機は早目の便を予約してあるので、早々にチェックアウト。
リムジンバスの時間にかなりの余裕を見て道後温泉駅前へ出てみると、 ふつうの路線バスが来たので別にいいやと乗ってしまい、松山空港へ。
空港でも1時間近く余裕を見ておいたのだが、 特に何をするでもなく(空港内とか飛行機とか撮っておけばよかったかな)、 普通にB767-300で羽田へ。
わざわざ非常口席を取ってみたが、 膝の前の空間の広さの代償は手荷物を足元に置けないことと、 小物ポケットが壁面についていてシートベルトを締めると手が届かないことだった。
天気も良好で大過なく羽田へ着き、 ビッグバード内の焼き鳥屋で昼食を摂って明るいうちに帰宅。
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last update: $Date: 2006-09-04 18:01:45 $