top
illust
music
link
bbs

コラム

音楽のこと、イラストのこと、マックのこと、いろいろ。

感じたことを書いていこうと思います。

2003.07.04

 


p-vine
PLP9022-25

●シカゴ・ブルース、25年の奇跡
 久々にレコード紹介です、pヴァインのLP4枚組のボックスだ。確かCDで再発されていると思ったけど定かではない。このレコード、20年くらい前に買ったと思うけど、なにしろ4枚組なので、かなり思い切って買ったのを覚えている。だけど、収録アーティストが小粒なので、その当時あまり気に入らなくて、ほとんど聞かないまま押入で埃をかぶっていた。
 シカゴブルースと言いながら、このLPにはマディもウルフもいない、リトルウォルター、サニーボーイでさえ入っていない。しかし、そんな大物はどこでも聞ける、このレコードを編集した人は、『大物じゃ無いけど、こんな人がいるよ』とか『あまりレコードは残っていないけど、こんなご機嫌な演奏してる人がいるよ』って意図でかなり力を入れていたと思われるが、その当時、その意図がまるで分からなかった。ところが何でしょうね?年を重ねると…っていうか嗜好は変わるもんですね。処分する前に聞いてみようと何度か針を置くうち、新しい発見があったり、おおっ!良いじゃんって曲があったりで、20年目にして初めて価値を知ったという情けないお話なんですが、ま、そういうことも良くある話で…ないか!
 ほんとこの20年間、価値がわからず押入にしまいっぱなしだったことへの罪滅ぼしのためにここで紹介することにしました。
 内容はダウンホームなものから始まり、R&B色が強くなりソウルっぽくなるまでのシカゴブルースが網羅されていて、しかも、大物じゃなく小粒でピリリと辛いアーティストの好演が聴けます。特に最後の面のビッグ・ムースとビッグ・マック(ハンバーガーじゃないよ)が気に入ってます。ムースの方のバックでスチール・ギター引いてる人は凄い!マックの方のギターはヒューバート・サムリンだ!(ウルフ・バンド)とかいろいろ発見もあって面白いです。
 やっぱり、ブルースは奥が深いです。ウッパラッチ魔王なんて思ってごめん!

2003.7.01

●こんにちば
 新しい遊びを思いついた。『こんにちは』って挨拶をするときに『こんにちば』と言ってみる。ただし、相手に気づかれてはいけない。なので親しい間柄でない人の方がスリルが味わえる。やってみると意外と気付かれない。こんど隣のおじさんでやってみようと思ってるけど…(^^;)
 何でこんな事を思いついたかというと、夕方のニュースで女子アナがいきなり『こんにちば』って言ったような気がしたのがきっかけだ。えっ!確かに言ったよね?その女子アナは確かに『こんにちば』と言っていた。もしかしたら、この遊びは密かに流行っているのかもしれない?(^^;)

2003.6.25

●携帯
 携帯を持ってるのが当たり前の世の中なんですね。僕は持ってなかったんですが、持っていないというと「嫌いなんですか」とか「持たない主義ですか?」って言われてしまいます。理由はいつも自宅で仕事してるので必要がなかっただけなんです。仕事の受け渡しは宅急便やeメールで済んでしまうので、ほとんど家で仕事をしています。いつもの仕事なら打ち合わせとかもないので原稿もらって描くだけだったのですが、最近、打ち合わせが必要な仕事をするようになって、必要に駆られて…というか、「携帯ないんですか?」って何回も聞かれちゃうんで持つことにしました。
 持ってみたら、まぁ、便利は便利ですね。(^^;)待ち合わせなんかは、昔は時間と場所をきっちり決めてましたが、「何時にどこどこの駅で」って駅の何処だよ〜〜改札の何番目の柱の所とか細かいことは決めないのか?近くに来たら携帯に電話すればいいんですね。今じゃそれが当たり前なのか?恐れいりやした。コインロッカーまで携帯がないと使えない時代なのだ。
 だけど、家にいる時は家の電話にかけて欲しいです。(^^;)っておまえが家にいるかなんて分からないだろ!…はい、その通りですが、ほとんど居ます。どうなんだろう?家の中でも携帯は持ち歩くのものでしょうか?ポケットに入れておくと邪魔くさいので机の上とかに置いておくんですが、あっちの部屋へ行ったり、階下へ行くときにそのまま置いて行くので、呼び出し音が鳴っていても聞こえない。戻って来たら、着信ありだったりします。そのうち掛ける人も理解してくれて、まず家に掛けて、居なければ携帯に、という風になっていくと思いますが。…というか、せざる終えなく成るでしょう。(^^)だって、家の中で携帯を肌身離さず持っているなんて、ヤダもん!!

2003.0.00

●節目の年なのか?
 1970年…もう33年も前になりますが、音楽界では死亡記事が多くて、沢山の優れたアーティストが亡くなったり、グループが解散したりして、これからどうなってしまうんだろう…ロックはもう終わりなのか?と思ったことを覚えています。
 そこで70年前後に亡くなったり解散したミュージシャンを調べてみたら、80年前後にも結構亡くなっています。これはもしかして10年ごとにやってくるんじゃ?なんて思いたくもなるけど、90年前後を調べていないので何とも頼りない説ではあります。しかし、70年前後に亡くなったミュージシャンは、ほとんどが20代の若さで、生きていたら50か60歳になっているんですね。60歳のジャニスとかジミヘンなんて想像がつかないけど、凄く観てみたい。本当に惜しい気がします。合掌。

67年、オーティス・レディング、
69年、ブライアン・ジョーンズ、マジック・サム、
70年、ジャニス・ジョプリン、ジミヘン、ビートルズ解散、サイモン&ガーファンクル解散、
71年、ジム・モリソン、デュアン・オールマン、ジーン・ヴィンセント、

79年、シド・ヴィシャス(ピストルズ)
80年、ジョン・レノン、ロングヘア教授、ライトニン・ホプキンス、O.V.ライト、
81年、ボブ・マーリィ、マイク・ブルームフィールド、
83年、マディ・ウォーターズ、

2002.05.28

モヤシってどうやって食べています?
 最近気に入っているのが塩コショウで炒めただけのモヤシ炒め。これが結構うまいのです。モヤシって、炒め具合がたりないと変な味がするし、炒めすぎるとグニャってして美味しくない。他の野菜と一緒に炒めると加減がうまくいかないので、モヤシのみで炒めるのが美味しいです。
 モヤシを味噌汁の具として使いますか?ちょっと特殊だとは思いますが、家では昔から使っていました。ところが妹が小学校の時に家庭科の先生が、「モヤシは味噌汁の具には使いません」と言ったのです!憤慨して小学校へ文句を言いに行こうかと思った、味噌汁の具に何入れようと自由だと思うんですが…。昔昔のことですが…。(^^;)
 学校の先生ってあたりハズレがあるようで、少し前にTVで紹介されていたのですが、両親が共働きでお弁当のおかずが毎日卵焼きの子供に「○○ちゃんのおかあさんが作った卵焼き美味しそうね、先生のおかずと交換して」といって自分のおかずを分けてあげた先生がいたそうです。相手を傷つけないよう心遣いをしているこの先生はあたりですね。

2002.05.12

 


◎SC-3111

 

 

 

 

 

 


◎POCP-2315

ときどき聞きたくなるCD【その1】

時々聞きたくなるCDがある。無人島に持っていきたい10枚はそういうCDを選んだけど、そんなレコードはまだまだあって、その中で最近聞いたのを紹介しようと思います。きっと無人島にいってから「あっ!アレも持ってくりゃよかった!」って後悔するんだろうな。(^^)

すばらしきサンバの仲間たち(NIPPON PHONOGRAM ◎SC-3111)

 文字どおりサンバのレコード、76年に録音されてLPで発売され、80年にCDで再発されている。サンバっていうか、ブラジル音楽とかラテンってあまり好きじゃないんだけど名盤といわれるものは何枚か持っている。その中でも、これはサンバ史上不屈の名盤と言われています(のか?)。ななぜか時々聞きたくなってレコード棚から引っぱり出して針を落とすと(CDは針じゃない!情緒がないな〜)、いつもジンとしてしまいます。(ちなみにラテン特有のこのセンチメンタルな感じをサウダージというそうです。)
 ラテン音楽でよく使われるクィーカ(摩擦太鼓)を聞くと、のっぽさんのゴン太くんを思い出しちゃって…どうも…っていう人も、これを聞けばクィーカが魂の音に聞こえるのだ(本当か?)。
 一昨年くらいに「ビエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のヒットでラテンブーム?になり、その時でた「サンバの古き仲間たち」という同企画のアルバムもありますが、私の修行が足りないのか、こっちはきれいに整いすぎていてあまり感動しない。何年か聞き込んだら考えが変わるのかなぁ?

もう一枚、

プロフェッサー・ロングヘアロックンロール・ガンボ(POLYDOR ◎POCP-2315)

 プロフェッサー・ロングヘアはニューオリンズ特有のとぼけた歌とピアノ演奏を聞かせてくれる、今でこそルイ・アームストロングと並び称されるくらい有名だけどデビュー当初はニューオリンズ以外では評価が低かったらしい。全盛期は50年代で、長髪だったことからこの芸名になった。ビートルズが長髪で騒がれたけど、それより以前の長髪は法に触れるくらい相当に凄いことだったらしい。
 この盤はそんな長髪教授が田舎でヨボヨボになっていたのを再発見されて74年に録音したゴキゲンなロックンロールアルバムだ。ロングヘアの名盤っていうと、50年代の録音を集めたアルバム「ニューオリンズ・ピアノ」が有名だけど、アナログ盤しか持ってないので、CDで持っているこっちの盤の方がよく聞く。いつ聞いても楽しくなるし、ロングヘア自身のピアノをはじめ、テキサス・ブルースマン、ゲイトマウス・ブラウンのギターも唸るほど最高!!。

2枚紹介して思ったのは、どちらもお祭りの音楽だということ、サンバはもちろんカーニバルの音楽だし、ニューオリンズにもマルディグラというお祭りがある。やっぱり生活に根ざした音楽は力強いということかもしれない。

まだまだ紹介したいアルバムはいっぱいあるので次回また。

2002.02.08

 サニーレタスってどうやって食べてます?サラダの付け合わせなどがほとんどだと思うんですが、特に美味しいって思ったことがなかった。まぁ、彩り的なものと思っていました。あ、でもちゃんと食べてますよ。食べないって人もいるかもしれませんが、僕はちゃんと食べます。
 そんなことは、どうでもよいんだが、この間、娘がサニーレタスの酢味噌和えっていうのを作ってくれて、これが凄く気に入ってしまいました。文字どおり千切りしたサニーレタスを酢味噌であえただけですが、これが美味しい。サニーレタスのちょっと癖のある苦みが、酢味噌と相まってなかなか良い味をだしています。お試しあれ。…えっ、みんな知ってるって?包装紙に作り方が書いてあったそうなので、作った人もいるかもね。まだの人はおすすめです。


2002.02.06


*1

 


*2

 今年も、もう一ヶ月も過ぎてしまいました。毎年年末には、その年に買ったCDのベスト10等を考えるのですが、去年はCDをあまり買わなかったので、ほとんど思いつかない…。そんな中で印象に残ったのは民族音楽のシリーズもの。
 ノンサッチの『ショナ族のムビラ3』(*1)。アナログ盤が日本で出たのが80年くらいだったと思うが、そのCD盤だ。しかも1200円!廉価版も廉価版。こんな名盤がこんな価格で良いのか?ショナ族はアフリカの旧ローデシア、現ジンバプエの種族で、ンビラは親指ピアノのことです。親指ピアノはカリンバとも言われ瓢箪や箱に針金を潰したようなものを張り付けて、それを指ではじいて音を出す民族楽器のこと。
 ただ、ポップスやロックに親しんだ耳には少々退屈に聞こえるかもしれない…だけど心を無にして聞くとこれが凄くいい。今流行のヒーリングミュージック。これが本当のヒーリングだ!
 CDを聞いていて思ったのは音質が良くなったのか、ボーカルが奇声をあげる所があるのですが、深夜などに聞くとビックリしてしまいます。アナログの方が音がまろやかな気がする。
 それから、CDでは3集になっていますが、アナログ盤の時はこれが第1集でした。他の2枚は現地アフリカのフィールドレコーディングで、この盤はアメリカの大学でレコーディングされています。演奏者もプロミュージシャンという事なので、3集にする方が自然かもしれない。
 もう一つ、50年代にアフリカ各地を回ってフィールドレコーディングしたヒュー・トレイシーの貴重な記録がシリーズ化されています。
 その中の一枚、『南コンゴ、北ザンビアにおける、ギターミュージックの始まり』(*2)というのも気に入ってます。その昔、キングレコード?かどこかから『ギターミュージックの源流』というのが出ていて大好きだったのですが、同じ音源を使ったものですが、こちらは曲が大幅に増えています。(入っていない曲もあるが…)イナタいというか、ほのぼのとしたギターや歌に思わず心がなごんでしまいます。でも、昔のアナログ盤の方が選曲が良かった。ちなみに選曲は中村とうようさん、日本独自の編集盤でした。どこへいってしまったのか、いま、ちょっと見つからない。
 さてさて、今年はどんな音楽に出会えるのか?

<back


by tosh