庭師の独り言(1月分日記)


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1月31日 まだかいな
梅がほころび始めました。
風は未だ冷たいままです。それでも春は少しずつ近づいてきているようです。

1月29日 痛い話
痛い話です。
この手の話が苦手な人が読まないように文字を黒くしておきます。読みたい方はこの下にある何も見えないような空間をマウスで選択して下さい。文字が出てくるはずです。
余ったカレンダーを廃棄するための分別作業中に、金属部分で左手の中指の先をすっぱりと切ってしまいました。
あわてて指の根本を押さえましたが血が止まりません。輪ゴムで指を縛りやっと止めました。さらに傷口をバンドエイドで固定し、なんとか血が出なくなったのとそれほど傷が痛まないので、とりあえず歩いて近くの病院へ行く事にしました。
ところが、外に出た途端、傷が痛み始めたのです。外は寒く、風が強く吹いていたのですが、風が吹く度に傷がズキンズキンと痛むのです。それはまるで風が傷口に染みるようでした。
痛がる自分に対して、一緒に付いてきてくれた隣の課長が一言。
「縫うかも知れないな」
…そこまで考えていませんでした。確かに傷口は幅1センチくらいで深さも斜めに1センチほど切れていたので確かに縫うことになるかも知れません。しかし今までそんな経験はなかった自分は…結構わくわくしていたのでした。
さて病院に病院に着き、担当になったのは若い先生。なんとなく頼りなさげなその先生は傷口を丹念に見て一言。
「縫いましょう」
で、準備に取りかかりましたが、ニコニコしながら準備するは途中でゴム手袋を破くはで何となく不安にさせてくれました。それでも麻酔の注射を刺し…って先生そこ指の関節なんですけど。関節に針が当たって気持ち悪いんですけど。不安が膨らみます。そのうち指先が痺れてきました。経験があると思いますが腕を体の下にして寝てしまい、痺れて腕の感覚が無くなった時の、まさにそんな感覚です。
遂に縫う瞬間です。全神経を指先に集中して針が通る感触を…感触を…全然感覚がありません。もちろん感覚があったら麻酔の役をなさないのですが、それにしても全く痛くありません。結局指が糸に引っ張られる感覚だけを残して縫合は終了しました。終わった後先生曰く
「3針で大丈夫なんですけど、格好が悪いんで6針縫っておきました。」
…本当に大丈夫なんですか? 任せて良かったんですか? 大きな不安を残したまま病院を後にしたのでした。
たとえ怪我をしようとも仕事は待ってくれません。そのままコンピュータの前に直行です。傷そのものはあまり痛くなかったのと包帯がクッション役になっていたのでキーボードを打っていてもほとんど痛みはありませんでした…が"c","d","e"キーが打ちにくいのです。「で」が打ちにくいのです。
当分この状態は続きそうです。

1月24日 あめのかぐやま
かるたをしました。
とある経緯から高校生5人と社会人5人が集まり、高校生の一人が自分の家から百人一首のかるたを持ってきたのです。
最初の反応は「え〜…やるのぉ?」でした。ほとんどのメンバーがかるたを「やって面白い遊び」とは思えなかったようです(含む自分)。しかし、取り立てて反対する人もいなかったため、とりあえずやってみることにしました。
百人一首のかるたの札は、読みあげる人の札(和歌が全文書いてある)には和歌を詠んだ人の絵などが入っていて華やかであり、みんなの目に触れる(奪い合う)札は白地に下の句がひらがなで書いてあるだけなのです。普通のかるたの札とは逆ですね。
チーム戦ということで高校生チームと社会人チームとに分かれてチームの総合枚数で勝負を決することにしました。始まるまで「ほんとにやるんか?」といった声も聞かれました。
ところが始まると全員真剣そのもの。全体をくまなく覚えようとする人有り、自分の手元だけ絶対に確保する人有り、反射神経だけで勝負する人有り、本人にも分からないのだけどぽんぽん札を取れてしまう人有り。ルールが単純であるが故にハマるのと、みんなでワイワイやるが故に盛り上がるのが相まって当初の予想を大きく裏切って面白かったのです。
結局、現役の強みで高校生チームが勝ちました。やはり上の句を詠んでいる最中に下の句を探せる差は大きいですね。

1月16日 次は誰でしょう?
結婚式の2次会に行って来ました。
リンクでも紹介しているしんちゃ君です。会場に到着してくつろいでいたら、参加者に配布する歌本の製本作業を頼まれました。こういう何か作る作業は好きですから手伝うことに。「あー、最近コピー誌作ってないなぁ。」と、自爆する考えの中、久々にコピー誌の折り作業をやりました。2次会の内容はビンゴゲーム、上映会、歌会…と、こう書くとごくありきたりな2次会ですね(一部笑)。
末永くお幸せに。

1月9日 初心者向け
AD&Dを行いました。
友人達と月に1度顔を合わせてセッション(集会)を行っています。今回は小さなシナリオを3つ行いました。普段は1つだけなのですが、メンバーがあまり集まらなかった事もあり、ショートシナリオを2つと長めのシナリオの導入部を行おうということになったのです。ショートシナリオの一つが「キングスフェスティバル」。AD&Dではなく、その前身であるD&Dの初心者向けシナリオです。久々に初心に戻ろうという考えからでした。
そして感動の嵐が我々を巻き込んだのです。何が感動なのかといいますと、楽なのです。敵が弱いという事ではありません。我々が次に何をすればいいのか、何処にヒントがあるかがあまりにも明確に提示されていくのです。それも、
「明らかに 〜 であるに違いない!」
といった書き方がされているので余計な詮索は全くしなくて済みます…というか何も考えないで良いというか。
おかげでシナリオがさくさくさくさく進みました。普段我々が行うシナリオは舞台と状況描写のみが示されるだけ、という事が多いので、自分たちが何かをしようとするきっかけすら見つけださなければならない時があります。(その分自由度は非常に高いのです。目の前の事件を無視して隣の国へ旅行なんて事をしてもマスター(シナリオの進行や敵の行動等を取り仕切るお方)は対処してくれます。)
それにしても、もう上げ膳据え膳、工場でベルトコンベアに乗って組み立て上げられるのを待つ車のような状態です。たまにはこんなシナリオも良いですね。たまには。

1月3日 よーやっと その2
久々の更新です。
日記に関しては3日坊主もへったくれもありませんが仕事のストレスを更新の原動力に出来ればと思っています(うわ、荒んだ日記になりそうだな)。とにかくナコルルのページを更新しなくちゃ…

1月1日 ここにいるよ
1999年1月1日午前0時その瞬間、何故か自分はフィールド実験をしていました。
交通関係の開発をしている人間にとって盆暮れ正月&ゴールデンウィークは普段とは違う状況が発生する「特異日」として貴重なデータが取れます。てなわけで職場の独身者を巻き込んで調査と相成りました。寒風吹きすさぶ屋外で、ラジオの紅白を聴きながら、寝ることも許されず(寝たら間違いなく死にますが)只ひたすら明け方まで調査をしていました。靴に入れるカイロ買っておけば良かった…
さて、本年もこんな調子で更新が頻繁にかけられるかどうか「?」ですが、形にしたいモノは山ほど有りますのでなんとか続けていきたいと思います。
本年も宜しくお願いします。m(_ _)m


振り返ればそこは庭

Last Modefied: '99/02/08