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ユーロコプターEC130 B4、日本デビュー!

 

2003年10日28日、EC130B4が日本の航空局より型式証明を受領した。



(JA123Y EC130B4 撮影:前川 脩 様)
(画像をクリックすると横800Pixel版(50KB)が見られます)

 ユーロコプターEC130B4が2003年10日28日、日本の航空局より型式証明を受領。
総代理店のユーロヘリ(株)ではこれに伴い、11月より八尾、神戸他、各地でデモフライトを実施した。

 EC130B4はユーロコプターの最新単発タービンヘリ。
前席に3名が並列に座るという独特のコンフィグレーションで、7人乗りを実現。遊覧、コーポレート、報道取材、EMS等様々な用途に使用できる。

 上の写真はデモ機のJA123Y。
EC120の横幅を広げたような、ふっくらとしたスタイルが特徴の同機だが、この角度から見ると外見はEC120と殆ど変わらず非常にスマートに見える。 しかしながら、AS350B3と同様に大きく上に湾曲したエキゾーストパイプ、そこから排出される高温の排気からテールブームを守るための防護板なども見てとれ、やはりパワーを感じさせる。
B4はAS350B3の後継機とも言えるが、最大離陸重量は実際にB3を凌ぎ、7名搭乗しても余裕のパワーが売り物となっている。勿論低騒音に関しては言うまでもないが、 本機については「
Heli Expo2001でEC130 B4がデビュー」に掲載しているので詳細はこちらを参照されたい。

 さて型式証明だが、「えっ?何故日本で?」と思った方も多い筈。
輸入代理店の川鉄商事のサイトのニュースの記述によれば「型式証明は従来、大型旅客機等に限られていたが、2003年初めより小型航空機にも拡大する方針が航空局から出された。このメリットとしては 型式証明を取得することにより、輸入機体ごとに実施していた航空局の検査が省略され、日本の耐空証明書が申請と同時に発行されることになる。」というもので、今回の型式証明にはAS350B2,B3も含まれるという。
詳細は川鉄商事の2003/11/05付ニュースを参照
同機は2003年1月末に登録されたが、デビューは2003年11月、通常に比べかなり時間が掛かっており、このことが関係していたと思われる。

 現在B4は約60機が引き渡されており、ローンチカスタマーのBlue Hawaiian Helicopter社をはじめ、遊覧にも多く使用されているが、7名搭乗は魅力である。
日本でも遊覧にこのような機体が増えれば、今まで男女ペア2組しか乗れなかったところを3組に増やすことが出来、稼働率も向上する。遊覧業界にも旋風を巻き起こすかも知れない。今後の動向に注目したい。

2004/01/11


 画像は、前川 脩 様よりご提供頂きました。 前川様、有り難うございました。

 尚、関西の八尾でのデモについては整備士さんのサイト「おそらのさんぽ」にて特集が組まれており、多くの写真と共に動画も掲載されています。
同サイトではプロならではの専門的視点でB4を詳しく紹介しています。 是非ご覧下さい。



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