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 ヒラタ学園、EMSヘリEC135P1(JA800H)受領

  1月27日、ヒラタ学園家島ヘリポートに於いてEMSヘリEC135P1(JA800H)の引き渡し式と 救急搬送訓練が行われた。

EMS(Emergency Medical Service)仕様のEC135は 海外ではドイツやフランスのSAMU等の例があるが我が国としては初 。
装備は世界の6割を占めるスイス・アエロライト社製で担架・酸素ボンベ・人工蘇生器・心電図などの他、機首には日本で初のLEOというカメラが取り付けられるようになっている。

ボディには「EMS HIRATA」と書かれ、文字に重なる緑色の翼風の模様は「愛の手」を表しており、これはヒラタ学園航空事業部の田仲氏が自らデザインしたという。

 当日は10時より修祓式が始まり、その後、機体後部のカーゴドアからの患者搬送、離陸という救急搬送訓練デモが行われたが、関西には今まで「ドクターヘリ」がなかっただけに、関西TVや各新聞社が取材に詰めかけるなど、関心の高さを伺わせた。

 

 
修祓式の場に展示されたEC135P1を
取り巻く報道関係者ら
 
修祓式でEC135P1に清め
の塩をまく神職
 
修祓式の展示場所から飛立ち本来のヘリポートに着陸しようとするEC135P1
 
着陸寸前のEC135P1。向こう側にカメラを構えるテレビカメラマンが見える

 舞台となった家島(いえしま)ヘリポートは、兵庫県南西部の播磨灘に浮かぶ家島諸島の本島西側に位置し、ヘリスポット2つと格納庫1棟を持つ。
機体はここに常駐し、出動要請を受けたのち直ちに兵庫県の救命救急センターに向い、医師と看護婦を乗せて現地へ急行、県内全域を二十分圏内でカバーする計画。

運用開始は今月2月からで、学校法人ヒラタ学園の「航空事業部」が運航する。 同学園は大阪に航空専門学校を持っており、EMSヘリに関する人材育成にも力を入れたいとしている。

 以上、ペンネーム「ハーロック」様から写真と記事をご投稿頂きました。
「ハーロック」様、貴重な情報有り難うございました。

尚、記事につきましてはこの他に他誌の取材で現地に行った友人の協力を得て、編集部にて加筆し掲載させて頂きました。


編集部より

既報の通り2月1日からは航空法施行規則が改正、ドクターヘリに関する規制が緩和されました。
今、EMSヘリは各使用事業会社も事業としての進出を慎重に検討中と言われています。
その中にあって今回新たに関西にEMSヘリが誕生したことは大きな意味を持ち、第2第3の会社が名乗りを挙げることが期待されます。
今後の動向に注目したいと思います。

尚、ここでは静岡、岡山、神奈川で現在行われている「ドクターヘリ」と区別するため今回及び一般の同活動を「EMSヘリ」と記載致しました。

以上 2000/2/2


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