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東北地方整備局、AS332L-2受領

 

 3月29日(木)、東北地方整備局向けアエロスパシアルAS332L-2の修祓式が仙台空港で執り行われた。


 これは国土交通省東北地方整備局が危機管理体制の充実をはかる目的で導入するもので、輸入販売代理店であるソニートレーディングを通じて導入、朝日航洋の川越メンテナンスセンターにて組立られ、この度お披露目となったもの。

  国土交通省では各方面にこのような防災ヘリコプターを配備中で、今回の機体は関東のベル214ST、関西のベル412、九州のベル412、北海道開発局のベル412に続き、東北地方に配備されるもの。

 登録番号はJA6800。 愛称は一般公募で決まった「みちのく」。
塗装は白地に赤と青のストライプで、ベル214ST「あおぞら」(国土交通省(旧建設省))と同じカラーだが、機体が大きいためか一見コミューターヘリのように見える。
運航は朝日航洋で、4月1日より運航開始となった。

尚、国土交通省、東北地方整備局のホームページには
 「防災ヘリコプターの東北地方整備局配備について」というタイトルで
  本機の性能、装備等が写真入りで詳しく紹介されている。


  AS332L-2は客席24座席(最大)を持つ大型ヘリコプター。(本機は20人乗り)
これはユーロコプター(旧アエロスパシアル社)のAS332Lシュペルピューマの最新型でMk-II(マークツー)と呼ばれる。 1993年に引き渡しが始まり、英国のブリストウヘリコプター社等が採用、オフショア(海底油田への人員輸送)などで活躍している。

 外見上の特徴はキャビン、テール共に延長、テールローターブレードは5枚から4枚となった他、スポンソンも大型化された。 アビオニクスも改善、計器は完全デジタル化され、航続距離も長くなっている。

 我が国ではL、L-1は約20機が運用されているが、L-2(Mk-II)が入ってきたのは今回が初めて。

参考:国土交通省が運用するヘリコプターについて

   本機に続き、更に中部にベル412の配備も決定している。
   但し、国土交通省が運用するこれらの機体は水防、災害対策、状況視察などに使用されるが、厳密には   県や自治体の消防・防災ヘリの定義からは外れる為、現在68機と言われる消防・防災ヘリには数えられ   ていない)

2001/04/08
2001/04/14加筆


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