第13話

あらすじ

自分の死期が近いことを知りつつも、イソップは必死で生きていた。一方、前回直前になって中止を申し入れた相模一高との再試合を前日に控えたラグビー部はグラウンドで猛練習をしていた。イソップは山崎と共に部室でジャージのワッペンを縫いつけていた。突然イソップが頭を抱えて倒れたのである。そのまま病院に運ばれたイソップはもう一度手術をすることになった。病院にいた賢治や大木たちであったが試合を明日に控えているためいったん家に帰る。夜中椅子でうとうとしながらイソップの夢を見ていた賢治は電話の音で目を覚ます。病院に残っていた校長はもう時間の問題だと告げる。賢治は病院に駆けつけるともう意識のないイソップに対して、手を握り必死に呼びかけた。もうやめてくれと言うイソップの父の声も聞かず呼びかける賢治。すると、もう全く意識の無いはずのイソップは賢治の手をわずかに握り返し微笑んだ。奇跡であった。しかし次の瞬間イソップは息を引き取った。悲しみにくれる賢治は、翌日部員にイソップの死を告げると、「苦しいときはどんなことにも耐え抜いてきたイソップの顔を思い出せ」と選手を鼓舞し、相模一高に向かった。

独り言

特になし

「あのライジングサンのマークを付けた選手たちがお前のために戦うんだぞ!!」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「ついに奇跡は起きなかったね。」
「奇跡は起きます。きっと起こしてみせます。相模一高に勝ちます。」

前回

次回

トップページへ戻る