第16話

あらすじ

ある日の職員会議で、テストの成績の悪い部の活動停止が言い渡された。そこにラグビー部の名前は無かったが、今度のテストで部員の平均点が70点を超えなければ部活動を停止すると言い出した。むちゃくちゃである。しかしラガーマンの根性を見せてやろうと、部員たちは練習に勉強にとがんばった。そんなある日、賢治は傘もささずに雨の中を歩いている圭子を見かける。賢治は家に連れて帰り事情を聞くと、直のライブに行き自分が彼の妹だという証拠を見せられたのだと言う。自分がいったいどこの誰なのか解らない圭子は悩んでいた。そんな圭子に賢治はマネージャーを手伝ってみないか、と勧めた。ラグビー部は圭子も加わりそして部員は勉強でくたくたな体にむち打って練習をがんばった。そんな選手を見て賢治も自ら練習に加わったが、実はこのとき賢治の膝は昔の古傷でとても走れる状態ではなかったのである。部活後、疲れ果てた部員は勉強のために帰ろうと着替えていた。それを見ていたゆかりの言葉からヒントを得た部員はみんなで集まって教えあいながら勉強することになった。勉強ははかどったが、そんな中いくらやっても上達しない大木に対し、「大木がいなけりゃ」と言い出す部員がいた。その言葉を聞いた大木は「やってられるか」と飛び出していく。部をやめて再び昔のワル仲間と喧嘩に明け暮れる大木を何とか連れ戻そうとする賢治に対して、大木は走りの勝負で決めようと言い出す。仲間のハリーと勝負して勝てば部に戻るというのである。足の故障でとても走れる状態ではない賢治だが、大木を救うために受けて立つ。賢治の足の事を唯一知り、そして口止めされていた山崎はスタート直前にうち明ける。それを聞いた大木はストップをかけるが間に合わず2人は走り出してしまった。賢治は耐え難い衝撃の中必死に走り、そして勝った。大木は部に戻り、賢治は歩行困難となり自宅謹慎となった。部員はその後も必死に勉強をして試験の結果は72点であった。賢治の家を訪問した岩佐はラグビー部の活動を認めると言った。そしてこれからも衝突することもあるだろうが、共にがんばろうと言って去っていった。数日後ラグビー部の練習中に、圭子の父、富田 義道が現れた。圭子をつれて帰ろうとする義道に対し、さらにそこに現れた名村 直が「圭子とあんたは関係ない」と言った。義道は「名村 直」と言う名を聞いて引き下がって行くが、それを見ていた大木が突然切れた。直と圭子に帰れと突っかかる大木は「こいつらの父親の名村謙三は俺の敵だ」と言い放つ。川浜ラグビー部にかつて無い内紛が起きようとしていた。

独り言

「第4子 圭子」だけじゃどこの圭子だかわかんねーよな。

「俺たちのロックはよ、怒りと悔しさを涙のスパイスで味付けした五目そばなんだ。わかるだろ。いや、わかんなくてもいいけどさ」(解るわけねーよ。)
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「ゆかりの勉強だって難しいよ。でも解らないことがあったらよっちゃんに聞けばすぐ教えてくれるもん」
「よっちゃんが解らない事があったらゆかりが教えてあげるんだ。そしたら何でも解ってお勉強楽しいよ」

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「勉強は喧嘩の武器か。ならやらなきゃな」
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「ろくに歩けない体操教師なんて者は、ガスの切れたライター、雪で止まった新幹線だ」
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「賢治は岩佐校長の中に初めて人間を見た」

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