第18話

あらすじ

秋の県予選、決勝で相模一高に負けた川浜は翌日から来年に向けての猛練習が始まった。そんなある日、部員たちは賢治の家に集まり花園の全国大会をテレビで見ていた。直接花園で生の雰囲気を味わわせてやりたいと考えた賢治は、内田玄治に頼み、部員をアルバイトとして雇ってもらうことにした。そしてそのお金で皆で花園ラグビー場へ観戦にいた。賢治たちが見た試合は準決勝の相模一高VS城南工大高の試合であった。賢治はここで城南の監督である江川と出会い、後の対戦を予感するのであった。試合は結局城南工大高が勝ち、決勝も勝った同校の優勝で幕を閉じた。その後川浜に戻った賢治らは花園での刺激を胸に猛練習をした。またこの時期相撲部にいた矢木が入部を希望する。ラグビー部が活気に満ちる中、山崎は卒業を控えその就職先のことで悩んでいた。山崎の家庭環境などから就職先が決まらないでいたのである。賢治も何とかしてやりたいと頭を悩ませていると、いいタイミングで高校の事務員に空きが出来ることを耳にする。賢治は校長に頼み、事務員として山崎を雇ってくれることを約束した。山崎はそのことに喜び帰宅した。家に着いた山崎が目にしたのは数年前蒸発しそれっきり音沙汰のなかった父であった。父は和歌山で農園をしているから、一緒に来てくれと言った。父を受け入れない加代は、父がいないことで自分や体の弱い母がどれだけ苦労したか訴え家を飛び出した。しかし、弟や母が一緒に行く以上、自分が面倒を見なければいけないことを解っている加代は結局行く決心を付け、せっかく世話をしても立った事務員の職を断りに行った。卒業式の日を迎えた。森田、山崎などの生徒が卒業し、これで賢治が就任した年からのメンバーはいなくなった。式の後、ラグビー部員は山崎に感謝の気持ちをこめて胴上げをした。

独り言

確か2話で山崎が登場したとき2年1組とか言ってなかったっけ?去年卒業のはずでは・・・。
ラグビー部の練習で、階段のウサギ飛びをしていたけど、昔森田と賢治が死ぬ思いでウサギ飛びをやらされたとき、賢治がこんな練習は今時どこもやってないとか言ってなかったっけ。

「卒業生諸君。社会の勝利者たれ!!」

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