第2話

あらすじ

川浜高校に赴任した滝沢は、微かな期待を持って学校に赴くも、あっさりと裏切られる。それどころか、予想以上に荒廃しきった校内やラグビー部に驚く。危険なスポーツであるラグビーに対し、ラグビー部にはまともな指導者もいないこと、部の3年生は練習とは名ばかりに後輩をいびっていること、これらを部とは無関係の賢治は歯がゆく眺めていた。しかし山城校長の説得もあり、コーチなら引き受けると言って、指導と共にラグビー部の更正化を図ることを決心する。
一方、体育教師である賢治は当然体育の授業を受け持っているわけだが、ある日、授業を妨害するようにソフトボールをする生徒に遭遇する。教室に戻るように説得する賢治に対し一人の生徒がバットを振り上げた。「やられる」・・・そう思った賢治であったが、ここで引いては、と賢治は相手をにらみ返す。結局、賢治の迫力に負けた生徒たちは教室に戻っていき、事なきを得る。ところが、その一部始終を、たまたま学校に立ち寄った賢治の妻節子が目撃する。学校から帰るや否や、節子は賢治に「あんな学校今すぐやめてくれ」と頼む。しかし、あの不良たちの「カワイイ目」を見てしまったという賢治はやめられないと言って、逆に節子を説得する。
一方で雨練習など熱心にラグビーを指導している賢治であるが、賢治をラグビー部の指導者として認めない3年生たちはある日賢治を呼びだし、「よけいな事をするな!」と言い放つ。賢治、前途多難である。

独り言

特になし

「やれるものならやってみろ!だがな、ここは俺の教室だ!俺の戦場だ!ここで暴れた奴は、生きたまま校門を出さん!その覚悟ができんだったらそのバットを振り下ろせ!やってみろ!」

前回

次回

トップページへ戻る