第4話

あらすじ

再びラグビー部のコーチを引き受け、1,2年生と共に早朝練習をする賢治に対し、水原ら3年生は賢治を怒らせ暴力事件にすることで賢治を学校から追い出そうとする。賢治はある日、授業中に平然と麻雀をする水原たちを目撃する。自分を挑発していることが解ってはいた賢治であったが押さえきれずになぐり込む。このことは当然職員会議の問題となり、二度と怒りにまかせて殴らないことを誓う。そして水原に対しては、朝早く来て勉強をしようと促し朝の教室で待つ。しかし翌日そこに現れたのは水原ではなく内田であった。内田は水原への先生の話を聞いて、自分に勉強を教えて欲しいと言ってきたのであった。賢治は猛烈にうれしかったが、このことは後日水原や乱世会にばれる。内田は水原に殴られ、そんなことをするよりも乱世会への上納金を集めろ、と言われる。立ち直りかけていた内田であったが、仕方なく水原らと共に下級生に腐ったパンを売りつけ金を集めた。その現場に賢治が駆けつけたが、賢治は挑発には乗らず殴るのを思いとどまる。その後も水原らは執拗に賢治にけしかけるが、賢治は決して手を出さなかった。そこで乱世会は今度は賢治の妻節子や娘のゆかりをつけ回すといった作戦に出る。それに怯え、夜も夢の中でうなされるゆかりを見た節子は、賢治に学校を辞めてくれと頼むが、賢治は逆に節子を説得する。そんな中、内田の父・玄治が賢治の家を訪れる。玄治は、乱世会とつきあう息子を連れ戻せと言いに来たのだ。賢治は出かけ、乱世会の元にいる内田を説得するが、水原や乱世会に刃向かえない内田は賢治を階段から突き落とす。やむなく帰る賢治の元に心配した山崎が駆けつける。山崎は、賢治の心を理解する数少ない生徒の一人であるが、同時に彼女自身の身の上も決して恵まれたものではなかった。そこでそんな山崎の身の上を知った節子は賢治を理解し、乱世会の嫌がらせにも耐えることを誓う。乱世会は次にターゲットを部員に移す。3年生に意味も解らず殴られた傷だらけの下級生を見て、今度こそ殴りに行こうとする賢治であったが、下級生は殴られたことを賢治に言わない。問いつめる賢治に対し、森田は突然、恋人圭子との出会い話を始める。話は、日本選手権を見に行った森田が、たまたま圭子の落としたバックを拾い、その中の遺書を見つけたことから始まった。圭子は裕福な家庭に育つも、冷え切った家庭の事情に何もかもが嫌になり、遺書を持って人並みに流されるまま競技場に来たが、一生懸命がんばる選手を見ているうちに試合にのめり込み遺書の入ったバッグを落としたという。その後、ラグビーについてもっと知りたいという圭子と森田はたびたび会うようになった。これらの話にうまくごまかされた賢治は、ラグビー部員としての自覚だけは忘れるなと言い残して去っていく。その直後、内田が森田に、乱世会は今度山崎を狙うつもりだと教えてくれる。それを知った下級生は翌日、賢治に無断で朝練習を休み、山崎を狙う乱世会をタックルで倒す。駆けつけた賢治は、下級生の気持ちはうれしく思いながらも「ちんぴら相手に乱闘をするためにタックルを教えた訳じゃない」と怒る。そこに現れた乱世会の藤堂は、けじめをとるために部員を引き渡せと言うが、殴るなら自分を殴れと賢治が立ちはだかる。賢治は耐えたら部員には手を出すなと約束をさせ、水原と藤堂にボコボコにされる。しかしそのピンチを救ったのはまたも森田の恋人圭子であった。圭子の姿を見るや否や、乱世会はなぜか手を引いたのであった。圭子はいったい何者なのか?

独り言

高校生になって、「花」はねーよ。しかもジャポニカ・・・。
日本選手権の早明戦の映像で変な色のジャージを着た選手が戦う場面が混ざってるよなー。
腐ったパンを買わせているとき堀井が「先輩、滝沢が来ますぜ」って水原に言ってのは、水原が留年してるからか?でも他の三年生はタメ口だよな。

「先生、花っていう字、十書いたら花束みてーだぜ。百書いたら・・・」
「花園だな。花園になるまで書いて見ろよ」

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