第8話
- あらすじ
- 月日は過ぎ、県予選の試合が間近に迫ったある日のこと、賢治が練習をしようと部活に顔を出すが、部室には山崎しかいなかった。イソップがいろいろ調べたところ全員無断で帰宅してしまったらしい。こんなことは初めてと賢治は部員を捜して話を聞く。しかし、「みんなやる気が無いのに自分だけ練習をしても損だ」という気持ちから全くやる気を出さない。その日練習をサボって映画を見に行った森田に話をしても、どうせ練習しても負けるんだという気持ちからラグビーボールを投げ捨てる始末であった。その後の賢治の部員への檄も「ラグビーは遊びなんだ」と言う部員たちの耳には届かなかった。そして県予選抽選会の日、選手たちの祈りの中、主将の引いたクジは見事に強豪相模第一高校とぶつかった。試合当日、元ジャパンの賢治が育てた川浜の活躍を期待する数多くの関係者の中、キック・オフとなった。試合開始早々からありとあらゆるプレーであっという間に点差は開く。ハーフタイムの賢治の檄もなんの意味も持たず、終わってみれば109-0の惨敗であった。試合中、怒りと共に涙を流し自分のせいだと悔いていた賢治は、ノーサイドで引き上げてくる選手をせめて暖かく迎えてあげようと思った。ところが引き上げてくる選手を見ると怪我をしている選手はおろか、汚れてもいなければ汗一つかいてない選手もいる。「やっと終わった」と投げやりに試合を過ごした選手に賢治は怒鳴った。賢治はロッカールームで選手に対し説教をした。真面目に話を聞かない選手たちに約2時間、選手たちの「裏切り行為」を説いたのである。そして、ようやく選手たちのやる気、眠っていた勝ちたいという気持ちを引き出したのである。目覚めた部員は、相模一高に勝つべく翌日から猛練習に励んだ。以前イソップに文句を付け退部した星も帰ってきた。大木も入部した。部室には「打倒!!相模一高」の紙が貼られた。
- 独り言
- 賢治が「うちは相模一高に比べグランド狭い」とか愚痴をこぼしてたけど、結構広いよな。
しかしこのドラマはよく殴るよな。1〜26話の殴った総数を数えたらおもしろいかも・・・。たぶん史上NO.1だな。
- 「馬鹿野郎。川浜の方はふんどしのスッポンだ」
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「先生。みんなどういう気持ちで戦ってるんでしょうね。悔しいでしょうね。情けないでしょうね。」
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「よく考えてみろ。相手も同じ高校生、同じ年、同じ背丈、頭の中だってそう変わらんだろ。それがなんで109-0なんて差がつくんだ。お前らゼロか。ゼロな人間なのか。何をやるのもいい加減にして、一生ゼロのまま終わるのか。それでいいのか。お前らそれでも男か。悔しくないのか!」
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「へたなやくざのまねしやがって、女はいたぶるもんじゃねー、抱くもんだ。」
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「先生、人間と着物には柄ってもんがある」
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