10000系(第09編成) D1355S 各停
東武東上線 鶴瀬 2007年10月21日撮影

10000系(第07編成) B1349S 各停
西武池袋線 大泉学園 2008年6月1日撮影

1.概要
 2006年(平成18年)に副都心線開業用として登場した通勤形車両です。
編成は新木場、渋谷方から
10100(CT)-1200(M)-10300(Mc)-10400(Tc)-10500(Mc)-10600(Tc)-10700(Tc)-10800(M)-10900(M)-10000(CT)
CT:制御付随車、Mc:電動車(簡易運転台付き)、Tc:付随車(簡易運転台付き)、M:電動車、T:付随車
8両編成組成の場合は中間の10400(Tc)-10500(Mc)を抜いて走行できます。

2.車体構造
 車体は20mアルミ合金製で片側に両開き扉が4扉設けられてます。車体構造は東西線05系の13次車に近い形状となってます。先頭部は左右対称の構造で真ん中に貫通扉が設けられてます。車体材質は将来のリサイクルを考慮して単一合金を使用してます。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。貫通扉には900mmの全面ガラス式片開き引き戸で、両サイドに200mmの固定ガラスが設けられてます。荷棚にも強化ガラスが採用されてます。車内案内表示器にはLCDが採用されました。

4.機器類
 制御装置はIGBT-VVVFインバーターが採用され、主電動機は165kWのかご形三相誘導電動機が採用されました。駆動装置はWN平行カルダンが採用され、台車はモノリンクシキのボルスタレス台車(FS-777形)が採用されました。ブレーキ方式は回生ブレーキ併用電機子令式空気ブレーキが採用され、純電気ブレーキが採用されてます。

5.主な履歴
 2006年(平成18年)9月1日から営業運転が開始されました。
 2007年(平成19年)にグッドデザイン賞を受賞しました。
 2008年(平成20年)6月14日に副都心線が開業し、本来の使命に就きました。7000系の副都心線向けの改造が遅れたため、一部の編成が8両編成に組成され運用されました。

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