7101-7202
7000系(7101-7202) 普通
飯坂線 美術館図書館前 2019年1月2日撮影

7000系(7101-7202) 普通
飯坂線 曾根田〜美術館図書館前 2019年1月2日撮影

1.概要
 1991年(平成3年)6月24日に架線電圧を昇圧(750V→1500V)するために、在来車17両(予備車含む)を全て東急7000系16両に置き替えました。
 編成は2両編成×4本と3両編成×2本が用意されました。
 編成は下記の通りとなっています。
 2両編成
 ←福島     飯坂温泉→
 デハ7100−デハ7200
 3両編成
 デハ7100−サハ7300−デハ7200

2.車体構造
 車体は18m級のオールステンレス車体で、片側に両扉式扉が3か所設けられています。
 種車は全て中間車だったため、サハを除く14両が先頭車改造されました。
 先頭方向幕は、手動巻き取り式で水間鉄道に譲渡した車両よりも若干小型になっています。

3.車内設備
 座席は種者とおねじロングシートとなっています。
 運転席の新設により、座席定員56名から48名に減少しています。
 2両編成は冷房装置が設けられ、補助電源装置と一体型になった床置きタイプで、連結面に向かって右側に設置され、この部分の窓はエアフィルターに置き替えられています。また、全車両ともドアは自動扱いですが、必要に応じて中央ドアは閉めきることが出来ます。

4.機器類
 制御装置は抵抗制御方式で、永久直列制御となっています。
 主電動機は、60kWの直流複巻電動機が採用されました。
 制動方式は、回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキとなっていますが回生ブレーキは使用されていません。
 駆動装置は中空軸平行カルダン駆動方式が採用されました。
 台車はPV-701形が採用されました。

5.主な履歴
 1991年(平成3年)に飯坂線に2両編成×4本と3両編成×2本が入線しました。
 2016年(平成28年)に東急1000系を譲受したのに伴い、2両編成×1本が廃車されました。
 2019年(平成31年)3月31日にデハ7101+デハ7202のラストランが行われ、定期運用がなくなり以降はイベントや貸し切り列車などで活用されています。

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