1008F
1000系(1008F) 82K運用 082141列車
東横線 学芸大学 2009年5月10日撮影

1312
1000系(1013F) 10運用 010141列車
池上線 石川台〜雪が谷大塚 2008年4月5日撮影

1313
1000系(1012F) 04運用 004141列車
池上線 石川台〜雪が谷大塚 2007年11月3日撮影

1323
1000系(1023F) 01運用 001141列車
池上線 石川台〜雪が谷大塚 2007年4月1日撮影

1000系(1007F) 084141列車 各停 
東横線 新丸子 2013年1月20日撮影

1.登場背景
 1988年(昭和63年)に日比谷線直通用7000系を置き換えるため登場した車両です。

2.車体構造
 9000系と同様、軽量オールステンレス車体を採用した18m車で、片側に両開き式扉が3扉設けられてます。前面も9000系と同様平妻式で、非常用貫通扉が左側にオフセットされてます。

3.車内設備
 座席はロングシートで扉間の座席は、裾仕切りが3人掛けになるようになってます。

4.機器類
 制御装置はGTO-VVVFインバーターが採用され、130kWの誘導電動機を制御してます。1台の制御装置で8台のモーターを制御する1C8M式の電動車と1台の制御装置で4台のモーターを制御する1C4M式の電動車が存在します。  台車は床面を低くするため、設計変更が行われたTS-1006(電動車)とTS-1007(付随車)が採用されました。

5.主な履歴
 1990年(平成2年)に目蒲線(現多摩川線)との共通化を図るため2編成が4両+4両で登場しました。主な変更点は8連で運用するときに貫通扉を使用するため、中間に挟む先頭車は扉が中央となり、一部の車両が1C4M式となってました。
 1991年(平成3年)に目蒲線(現多摩川線)用4両編成×5本(1014F〜1018F)が導入されました。
 1992年(平成4年)に1014F〜1018Fが3両編成化されて、池上線に転属し、抜き取られた中間車も後に製造された先頭車に組み込まれ3両編成(1019F〜1023F)となり池上線に転属しました。
 2000年(平成12年)に1012F+1013Fを分離し目蒲線(現多摩川線)に転属後、3両編成化が行われ目蒲線系統分離後の編成を確保してます。その際、1362,1363が休車となりました。
 2003年(平成15年)に4両で使用することなくなった1010F+1011Fの先頭車1310と1011を休車となっていた1362と1363に交換し、1363を電装解除した上で1051に改番してます。その際、編成から外された1310,1011は休車となってます。
 2008年(平成20年)、前年度の新7000系の導入により、池上・多摩川線で活躍していた1000系の一部が余剰になり、1014F、1015F、1016F、1018Fの先頭車が上田電鉄へ譲渡されました。中間車両は解体されました。
 2009年(平成21年)度にクハ1010,デハ1311,デハ1310,クハ1011が伊賀鉄道へ譲渡されました。
 2010年(平成22年)度に東横線・日比谷線直通用の1006Fが一部先頭車改造の上伊賀鉄道に6両譲渡されました。  

6.主要諸元表

形式 定員(座) 自重 最大寸法(mm) 台車 主電動機 歯車比 制御装置 制動装置 補助電源装置 冷房装置
全長 全幅 全高 形式 出力(kw) 形式 kcal/h
デハ1200(M1) 135(52) 32.7 18,000 2,800 4,000 TS1006 TKM88 130 4 6.07 MAH-BDF228N1 HRA RPU-2214B 10,000 3
デハ1300(M1)
デハ1400(M1)
デハ1250(M2) 18,000 2,800 3,990 INV-020-AO
デハ1350(M2)
デハ1450(M2)
クハ1000(Tc2) 125(44) 25.7 TS1007
クハ1100(Tc1)


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