7300系(7305F) 1244列車 普通
京都本線 梅田 2015年5月6日撮影

7300系(7305F) 1244列車 普通
京都本線 梅田 2015年5月6日撮影

1.概要
 1982年(昭和57年)〜1989年(平成元年)に製造された車両です。

2.車体構造
 先に登場した神戸・宝塚線の7000系に準じ18m鋼製車体ですが、車体を神戸高速や大阪市交に乗り入れできるように3線共通の新標準寸法車体が採用された。また、2編成目までは鋼製車でしたが、それ以降はすべてアルミ車体となっています。
 乗降扉は片側に両開き式扉が3カ所設けられました。

3.車内設備
 座席はログシートが採用されました。
 8300系登場後に製造された車両は8000系シリーズと同様な車内になり、パワーウィンドウ、車椅子スペースが設けられました。

4.主な機器類
 制御装置は界磁チョッパ制御で、主電動機は直流複巻電動機(150kW)が採用されました。
 駆動装置はTD平行カルダン駆動方式が採用されました。
 台車はS形ミンデンドイツ式ダイレクトマウント空気バネ台車FS-369A(M車)、FS-069A(T車)が採用されました。

5.主な履歴
 1985年(昭和60年)以降に製造された車両は、ブレーキにT車遅れ込め制御が追加されました。
 1986年(昭和61年)に製造された7310はVVVFインバーター制御の試験車として登場しました。
 1987年(昭和62年)に登場した7324には熱線吸収ガラスが採用されています。
 1987年(昭和62年)から製造された車両は制御器がマイナーチェンジされてます。
 1998年(平成10年)より屋根肩部の塗装をアイボリーに変更しています。同年より更新工事が始まっています。
 2008年(平成20年)8月に竣工した7320Fの更新工事では、先頭形状が9000系列と同様な先頭形状となりました。前面・側面の行き先方向幕・種別幕はフルカラーLEDに換装されました。車内の案内表示板はLCDが2台千鳥配置されております。
 2014年(平成26年)より更新工事が再開されましたが、先頭形状は貫通扉の窓が下側に拡大された以外あまり変更はありませんが、制御装置がIGBT-VVVFインバーター制御に換装され、主電動機は全閉内扇式かご形三相誘導電動機(190kW)に換装されました。車内の案内表示器は1300系同様32インチハーフサイズのフルハイビジョン対応の大型ディスプレイに変更されてます。

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