583
583系 特急「はつかり」
東北本線 奥中山〜小繋 1992年3月22日撮影
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583系 「新緑の日光号」
日光線 日光 2004年5月3日撮影
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583系 「団体」
武蔵野線 南流山 2005年7月31日撮影
 1967年(昭和42年)10月に寝台特急兼昼行特急用車として581系が登場しました。
 車体の構造は485系等に比べると一回り大きくなり、車両限界にほぼ従った形となっています。
 車内の構造は座席特急として使用する場合、中央シートを挟んで両側に4人掛け固定式クロスシートを設け、寝台使用時には座席を引き出して下段寝台とし、網棚の上に格納した上段と中段の寝台をセットする方式となっています。夜行列車での使用を考慮して、グリーン車を除いて各車とも便所は2カ所、洗面所は3カ所設けてあります。また、各車両に寝台用梯子、カーテン、下段用のマットなどをしまう物置が設けてあります。
 先頭車はボンネットスタイルを一掃して、分割併合が可能な貫通型となりました。後に製造された183系485系200番代以降の車両に受け継がれました。
 塗色は新幹線に接続する寝台特急というイメージから青15号とクリーム1号という塗り分けになりました。
 当時製造された581系は60Hz用で登場時には新大阪〜大分間の夜行寝台特急「月光」と新大阪〜大分間の昼行座席特急「みどり」に使用され、期待通りの成果を上げたため、翌1968年(昭和43年)10月の東北本線全線電化完成時に増備されましたが、電動車は新開発の50/60Hz共用の583系となりました。
 581系は登場時A寝台は製造されずモノクラスでありましたが、583系増備時には座席車のグリーン車サロ581が編成に加えられました。また、食堂車のサシ581も製造されましたが、現在では全車廃車されました。また、このときにクハネ581の改良型のクハネ583が登場しました。主な改良点として、MG(電動発電機)を機器室から床下に移動、CP(電動空気圧縮機)を運転台下部へ移動しました。このことにより、機器室を廃止でき、同時に寝台が2ブロック増えたため、寝台定員6名、座席定員8名増となりました。
 1984年(昭和59年)から余剰車を近郊形715系や419系に改造しモハネ581,580は形式消滅しました。
・JR他社の同系列
 JR西日本583系
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583系記念写真館  583系の写真がたくさん展示されています。昔懐かしい写真もあります。
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