311系
311系 東海道本線 枇杷島 2001年5月5日撮影
 1989年(平成元年)7月9日の金山総合駅開業に合わせてデビューした豊橋〜大垣間の新快速用車両です。
 基本構造はJR東海の211系5000番代に準じ、片側3扉の軽量ステンレス車体です。
 基本編成は

 ←豊橋方
 クモハ311+モハ310+サハ311+クハ310

となっております。

 車内は転換式オールクロスシートで、シートピッチは910mmとなっています。ただし、妻面及び出入り口脇は固定シートとなっております。クロスシートの並んだ室内はグレー系でまとめられた落ち着いたもので、シートバックは213系5000番代よりも30mm高い1100mmとして乗り心地を向上させました。クハ310にはトイレが設けられ、在来線普通列車用としては初めてカード式電話も設置されました。
 先頭車は211213系同様のFRP成型品ですが、前面ガラスにはサイド方向へRが付けられ、多少見栄えが変わっております。
 制御装置は界磁添加励磁制御としています。120km/h運転をするため、ブレーキはより強力なものが求められ、耐雪ブレーキ、空転検知ブレーキの準備工事を施してあります。台車は211系5000番代と同様の空気バネ式ボルスタレス台車(電動車:C-DT56、付随車:C-TR241)ですが、新たにヨーダンパが追加され乗り心地の向上を図っています。パンタグラフ(C-PS24A)はクモハ311のみに搭載され、折りたたみ高さを低くし、低屋根構造としてJR東海の電化在来区間各線に乗り入れ可能となっております。
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