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283系 58M 特急「オーシャンアロー」8号
東海道本線 高槻〜山崎 2007年1月6日撮影 |
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283系 58M 特急「オーシャンアロー」8号
東海道本線 高槻〜山崎 2007年8月13日撮影 |
283系 58M 特急「オーシャンアロー」8号
東海道本線 高槻〜山崎 2007年8月13日撮影 |
1.登場背景
1996年(平成8年)に381系の置き換えと高速化を図るため登場した特急車両です。 2.車体構造 車体は20m級の鋼製車体ですが、屋根と床面は腐食を考慮してステンレス鋼板とし、車体を低くすることにより軽量化を図ってます。断面形状は振子角が5度になるようにしてるため、従来の特急車体より小さい断面となってます。先頭はイルカのような非貫通タイプと増結を考慮した非貫通タイプがあります。 3.車内設備 床面高さは281系に比べ40mm低くなってます。座席はグリーン車が1+2列でシートピッチが1,160mm、普通車が2+2列でシートピッチが970mmとなってます。展望ラウンジには4人掛けソファー及び1人掛けの椅子を4脚設け、すべて海側を向かせ景色が楽しめるようになってます。 4.機器類 制御装置と補助電源装置は223系1000番台と同じIGVT-VVVFインバーター制御で中性クランプ方式の3ステップインバーター方式となってます。制御装置1個で1台の主電動機を個別で制御する法規が採用されました。補助電源装置故障でも制御装置1系を統補助電源装置として稼働できるように冗長性を持たせています。 主電動機は681系と同じ220kWとなってます。 ブレーキ装置は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキを採用し、常用ブレーキ、非常ブレーキ、直通予備ブレーキ、耐雪ブレーキの4系統を備え、高速域からブレーキ力を確保するため非常ブレーキには増圧機構を付加し、高速域での粘着力低下を防ぐだめ滑走防止弁装置を装備してます。常用ブレーキ時には電動車の回生ブレーキ有効時に付随車の空気ブレーキを減算する遅れ込め減算方式の採用により、制輪子摩耗を減少させてます。また、新しい試みとして空制時に電動車の踏面ブレーキをなるべく使わないように空制時は制動力を付随車のディスクブレーキで補うようにして、車輪踏面摩耗の平均化を図ってます。 台車は曲線通過速度を向上させるため振り子機構を備えてます。車体傾斜をスムーズに行うため、車体傾斜の制御機構を設け、曲線出入り口での乗り心地を向上させてます。また、振り子動作をスムーズに行うため、381系で採用されてるコロ装置の転がり抵抗が半分のベアリングガイドを採用してます。 5.履歴 1996年(平成8年)7月31日に「スーパーくろしお(オーシャンアロー)」として営業開始しました。 1997年(平成9年)3月8日のダイヤ改正で列車名が正式に「オーシャンアロー」になりました。 6.編成 ←京都 A編成 クハ283-500+モハ283+サハ283-200+モハ283-300+サハ283+クロ282 B編成 クハ283-500+モハ283+クハ282-500 C編成 クロ283+モハ282-200+クハ282-700 |
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