1708F
1000系(1708F) 各停 410列車
井の頭線 高井戸 2007年6月24日撮影

1712F
1000系(1712F) 各停 414列車
井の頭線 高井戸 2007年6月24日撮影

1720F
1000系(1720F) 139列車 急行
井の頭線 東松原 2013年6月1日撮影

1000系(1703F) 407列車 各停 
井の頭線 東松原 2013年6月1日撮影

1.概要
 1996年(平成8年)1月に営業運転を開始した井の頭線初の大型20m4扉車です。
形式はデハ1000形、デハ1050形、デハ1100形、サハ1500形、クハ1700形、クハ1750形が用意されました。
編成は下記の通り
 ←渋谷   吉祥寺→
 クハ1750形−デハ1100形−サハ1500形−デハ1000形−クハ1700形 1701F〜1710F
 クハ1750形−デハ1100形−デハ1050形−デハ1000形−クハ1700形 1711F〜1715F、1721F〜

2.車体構造
 車体はオールステンレス製ですが前面は普通鋼とし、非常用の貫通扉を設置されてます。
 前面の塗色は3000系同様編成別に7色のレインボーカラーを、側面には前面塗色の濃淡2本の帯が施されています。
 軽量化を実現するため戸袋窓は廃止されました。
 1721F以降は車体側面のビートが無くなり、正面上部に大型のフルカラーLEDが採用されました。

3.車内設備
 室内はホワイト系を基調に明るいイメージでまとめられ、シートは座り心地のよいバケットシートになっています。
 なお吉祥寺寄りの先頭車両には車椅子スペースが設けられています。

4.機器類
 1710Fまでは、電動車と付随車の比率が2M3Tとし、制御装置は奇数編成が東洋電機製GTO-VVVFインバーター制御(RG655-A-M)、偶数編成は日立製作所のIGBT-VVVFインバーター制御(VFI-HR2480A)が採用されてます。 主電動機は180kWのかご形三相誘導電動機(1715Fまで)が採用されました。起動加速度は2.6km/h/sです。
 駆動方式は全車WNドライブとなっています。
 パンタグラフは登場時は菱形パンタグラフが搭載されてましたが、1710Fのデハ1010にシングルアームパンタグラフが試験的に搭載され、その後菱形パンタグラフもシングルアームパンタグラフに変更されました。
 1711F以降は電動車と付随車の比率が3M2Tとなり、東洋電機製のIGBT-VVVFインバーター制御が採用され、デハ1000形、デハ1050形にはATR-H8180-RG682A-M、デハ1100形にはATR-H4180-RG683A-Mが搭載されています。起動加速度は3.3km/h/sに向上しています。
 1721F以降は日立製作所製のIGBT-VVVFインバーター制御外採用され、デハ1000形にVFI-HR2820K、デハ1100形にVFI-HR1420Tが搭載されています。主電動機は160kWのかご形三相誘導電動機が採用されました。
 広くなった運転席には、タッチパネル付きカラー液晶ディスプレイによるガイダンス表示器が搭載され、乗務員支援に役立っています。
 また主幹制御器は、京王線では6000系以来使用されているT型ワンハンドルマスコンが井の頭線では初めて採用されました。

5.主な履歴
 1996年(平成8年)1月より営業運転開始されました。
 2002年(平成14年)より製造された1711F〜1715FはMT比率が3M2Tに変更されました。
 2008年(平成20年)より製造された1721F〜は側面ビートが廃止され、正面上部に大型のフルカラーLEDが設けられました。
 2012年(平成24年)以降自動放送が開始されました。
 2012年(平成24年)10月3日よりレインボーラッピング編成が運転開始されました。

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