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9000系(9701F)
京王線 明大前 2006年8月20日撮影 |
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9000系(9732F) 急行 1826列車
京王線 笹塚 2007年6月24日撮影 |
9000系(9732F) 5050列車 各停
京王線 笹塚 2013年6月1日撮影 |
1.概要
2000年(平成12年)に6000系の置き換え用として登場した車両です。 1992年(平成4年)に登場した8000系のイメージを引き継ぎながら、21世紀を担う車両として最新技術を導入しています。 形式はデハ9000形(中間電動車)、デハ9050形(中間電動車)、サハ9500形(中間付随車)、サハ9550形(中間付随車)、クハ9700形(先頭付随車)、クハ9750形(先頭付随車)が用意されました。 編成は下記の通りです。 ・8両編成 ←新宿 クハ9700(Tc1)−デハ9000(M1)−デハ9050(M2)−サハ9500(T1)−サハ9550(T2)−デハ9000(M1)−デハ9050(M2)−クハ9750(Tc2) ・10両編成 ←新宿 クハ9700(Tc1)−デハ9000(M1)−デハ9050(M2)−サハ9500(T1)−デハ9100(M1)−サハ9550(T2)−サハ9650(T2)−デハ9000(M1)−デハ9050(M2)−クハ9750(Tc2) 2.車体構造 車体は軽量ステンレス構造で、ビートのない平滑な側面となってます。前面はほぼ垂直に近く、左右の窓と非常口を分ける柱が塗装されたので、かなり異なる印象となっています。 3.車内設備 車内設備では、腰掛けの幅を一人あたり100mm拡大した片持ち式のロングシートを採用しています。また、車端部の4人掛け部分のみ荷物棚を100mm、吊り手を50mm低くしています。この他、ドア上部に車内案内表示器を千鳥配置したり、ドアチャイムを設けるなど、バリアフリー設備の充実化が図られています。 4.機器類 制御装置はIGBTによる1C4Mのインバータ制御(VFI-HR-1420:日立製作所)で、170kWの誘導電動機(HS-33534-02RB、EFK-K60:日立製作所)を制御しています。 駆動装置はWN駆動方式が採用されました。 台車は、軸箱を軸梁支持方式としたボルスタレス空気バネ台車が採用され、電動車がTS-1017、付随車がTS-1018が採用され、何れも東急車輌製です。 制動装置は電気指令式(HRDA-1:ナブコ製)が採用されました。 パンタグラフはシングルアーム式(PT-7110:東洋電機製)となり、3,6,7号車の京王八王子寄りに付いています。 5.主な履歴 2006年(平成18年)に都営新宿線乗り入れよ用として30番台が登場しました。基本的には0番台と同じですが、10両固定編成を組成してます。 2008年(平成20年)頃に8両固定編成の正面行き先表示装置がフルカラーLEDになりました。 2008年(平成20年)度頃から京王ATC搭載工事が始まりました。 2013年(平成25年)2月からサハ9680の台車がPQモニタリング台車(車軸にかかる垂直P、水平Q方向の力を測定する台車)に交換されました。 |
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