2200系
2200系(2206F) 特急
犬山線 犬山遊園 2012年8月15日撮影
2200系側旧塗装

2200系
2300系(2206F) 特急
犬山線 犬山遊園 2012年8月15日撮影
2300系側旧塗装

2200系
2200系(2203F) 特急 110列車
名鉄本線 神宮前 2018年5月1日撮影
2200系側新塗装

2200系
2230系(2231F) 特急 110列車
名鉄本線 神宮前 2022年2月27日撮影
2230系側 登場時より新塗装

2200系(2205F) 快速特急 146列車
名鉄本線 神宮前 2022年2月27日撮影

1.概要
 2005年2月17日の中部国際空港(セントレア)へのアクセス特急として2004年(平成16年)に登場した特急車両です。
 同時期に登場した2000系は全車特別席に対し、豊橋方2両のみを特別車(2200系)としてその他4両は一般車(2300系)となってます。
 編成は下記の通りです。
 ←豊橋方
 モ2200(Mc1)−サ2250(T1)−サ2400(T2)−モ2450(M)−サ2350(T2')−モ2300(Mc2)

2.車体構造
 外観は2000系と同じデザインとなってます。
 車体は鋼製車体となり、特別車の車体長、車体幅は2000系と同じで、扉は両引戸で片側に2カ所設けてます。一般車は車体長、窓割りが3300系と同じとなってます。

3.車内設備
 特別席の座席は2+2列の回転式リクライニングシートが採用されました。シート背面にはテーブルとチケットフォルダーが設けられています。
 前後2カ所にある荷物置き場の横の座席は一人掛けのシートとなってます。
 照明は間接照明が採用されました。
 2号車(サ2250)にはトイレと洗面台が設置され、洋式と男性用小便器が設けられました。
 車内案内表示器は、デッキ部分にLCDが設けられています。
 一般車の座席は豊橋方の扉間をクロスシートとし、その他をロングシートとしています。
 一般車の車内案内表示器は3色LEDが採用されました。

4.機器類
 制御装置は3300系と同じ構成で、1C2M×2群のSIVバックアップ機能付きベクトル制御(PCセンサレス制御)2レベルIGVT-VVVFインバーター制御装置です。
 主電動機は170kWの三相かご形誘導電動機が採用されました。
 制動装置は、回生ブレーキ併用全電気指令式電磁直通空気ブレーキが採用され、停止まで回生制動が利く純電気ブレーキを採用し、120km/h運転に対応すべく増圧ブレーキを搭載してます。
 3500系以降の電気指令しブレーキ車との混結を可能にするため、読替装置が備えられてます。
 駆動装置はWNドライブが採用されました。
 台車は、SUミンデン式のボルスタレス台車でヨーダンパが設けられています。電動車が車輪径810mmのSS164、付随車が車輪径860mmのSS064が採用されました。
 集電装置はシングルアーム式が採用されました。

5.主な履歴
 2007年(平成19年)に2次車が製造されました。特別車の車いす対応席以外の1人掛け席が荷物置き場となり、窓割も変わりました。当初より座席背面にチケットフォルダーが設けられています。一般車のクロスシート配列が2+1列となり、通路が広がりました。
 2008年(平成20年)に1600系から1700系に改造された車両と組成されるため、廃車された1600系のク1600形の一部を利用して一般車となる2330系が登場しました。基本的には2300系2次車と同じですが、一部仕様が変更されています。
 2015年(平成27年)に3次車が製造されました。8年ぶりの増備なので各種仕様変更があり、主に下記の変更が行われました。
  ・前面下部のスカート形状が変更され、スカーレッドの塗分けも変わりました。
  ・側窓の窓下にスカーレッドの帯が追加されました。
  ・特別車側面の号車装飾が廃止されました。
  ・側面の行先表示機がフルカラーLEDに変更されました。
  ・特別車の座席が各車1席増えました。
  ・一般車の車内案内表示器もLCDに変更されました。
 2015年(平成27年)より既存車両についても3次車で採用された新デザインが施されました。
 2019年(平成31年)より1700系が廃車され、代替の2230系が製造されました。基本的には5次車の仕様を踏襲していますが、2号車の豊橋寄りに車椅子スペースが設けられました。

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