3100系
3100(3104F)系 急行
犬山線 犬山遊園 2012年8月15日撮影

3100系
3100系(3107F) 普通 1394列車
犬山線 犬山遊園 2022年2月27日撮影
塗装変更車

3100系(3105F) 普通 7462列車
名鉄本線 神宮前 2022年2月27日撮影

1.概要
 1997年(平成9年)に3700系の2両編成版として登場した通勤型電車です。
 2両編成が用意され、編成は下記の通りとなります。
←豊橋      岐阜→
ク3100(Tc)−モ3200(Mc)

2.車体構造
 車体は普通鋼が採用され、18m級の車体となっています。5500系以来の側面が切り立つデザインになり、車体の下部の方がトリミングされた形となっています。
 片側に両開式扉が3か所設けられています。
 先頭形状は非貫通式で3500系に近い形状となりました。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。
 3500系の後期形の車両に設けられた補助席を廃止し、その分ロングシートを長くしました。
 扉の開閉チャイムとLED式の車内案内表示器が設けられました。

4.主な機器類
 制御装置は、IGBT-VVVF制御方式が採用されました。1台の制御機で主電動機を1台制御します。制御装置故障時は2群を切り離し、電流を増やして所定の性能を確保できる用になっています。また、SIV故障時は1群を切り分けCVCF制御することで補助電源が確保できるようになっています。
 主電動機は、170kWの三相かご形誘導電動機が採用されました。
 制動装置は、回生ブレーキ併用全電気指令式電磁直通空気ブレーキが採用されました。
 駆動方式はTDドライブが採用されました。
 台車は、名鉄では初めてボルスタレス台車が採用されました。電動車がSS-126Ez、付随者がSS-026Ezとなっています。
 パンタグラフも名鉄としては、初めてシングルアームパンタを採用されました。

5.主な履歴
 1997年(平成9年)に1次車が登場しました。
 1998年(平成10年)に2次車が登場しました。前面窓の位置を80mm上げ、種別行先表示器にローマ字を併記しました。
 2000年(平成12年)に3次車が登場しました。運転台モニタ、発射予告ブザー、車外スピーカー、転落防止幌が設けられました。主幹制御器は右手ハンドル対応となりました。
 2019年(令和元年)6月より順次新塗装に変更されています。

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