3150系
3150系(3152F) 回送
各務原線 田神 2005年1月9日撮影
オリジナルデザイン

3150系
3300系(3160F) 普通 1192列車
名古屋本線 神宮前 2018年5月1日撮影
外観デザイン変更後

3150系(3160F) 普通 1192列車
名鉄本線 神宮前 2018年5月1日撮影

1.概要
 2004年(平成16年)に3300系の2両編成版として登場したステンレス製通勤型電車です。
 2両編成が用意され、編成は下記の通りとなります。
←豊橋          岐阜→
ク3150(Tc)−モ3250(Mc)

2.車体構造
 車体はステンレス鋼で300系同様ブロック工法が採用され、18m級の車体となっています。車体断面は3700系の様な車体の下部の方がトリミングされた形となっています。
 片側に両開式扉が3か所設けられています。
 先頭部分は普通鋼が採用され、万が一の事故の時でも修復が簡単にできるようになっています。左右非対称の貫通式が採用され、下側にヘッドライトと標識灯が設けられました。ヘッドライトはHIDが、標識灯はLEDが採用され一体感を出すためダークグレーのスリット状の飾りが設けられました。
 前面及び側面の行先種別表示器は三菱電機製のオーロラビジョンR-STAYが採用されました。

3.車内設備
 座席はセミクロスシートが採用されました。
 扉間ごとに転換クロスシート、ロングシートを交互に配置しています。
 扉の開閉チャイムと3色LED式の車内案内表示器が千鳥配置に設けられました。
 先頭車運転席後部に車椅子スペースが設けられました。また、車いす利用者がいない時に座席数を確保するため、跳ね上げ式の補助椅子が設けられています。

4.主な機器類
 制御装置は、IGBT-VVVF制御方式が採用されました。1台の制御機で主電動機を2台制御する制御装置が2群設けられています。制御装置は補助電源装置と一体化され、補助電源故障時は1群を切り分けCVCF制御することで補助電源が確保できるようになっています。
 主電動機は、170kWの三相かご形誘導電動機が採用されました。
 制動装置は、回生ブレーキ併用全電気指令式電磁直通空気ブレーキが採用されました。また、純電気ブレーキが採用され、回生効率が向上しています。
 駆動方式はWNドライブが採用されました。
 台車は、ボルスタレス台車が採用されました。電動車がSS-164、付随車がSS-064となっています。
 パンタグラフは、シングルアーム式が採用されました。

5.主な履歴
 2004年(平成16年)11月27日に1次車の営業運転が開始されました。
 2007年(平成19年)に2次車が登場しました。座席がオールロングシートとなり、オーロラビジョンの照明が白色LEDに変更されました。また、自動給電装置とEB装置が搭載されました。
 2008年(平成20年)6月に3次車が登場しました。前面、側面の行先種別表示器がフルカラーLEDに変更されました。また、運転席直後の折り畳み椅子は廃止されました。
 2008年(平成20年)12月に4次車が登場しました。
 2015年(平成27年)に5次車が登場しました。3300形4次車と同一仕様で外観デザインも変更されました。
 2015年(平成27年)7月より既存車両についても外観デザインの変更が行われました。
 2016年(平成28年)に6次車が登場しました。
 2017年(平成29年)に7次車が登場しました。

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