7003F
7000系(7003F) 5730A列車 急行
常滑線 神宮前 2008年3月16日撮影

7033F
7000系 1364C列車 普通
常滑線 神宮前 2008年3月16日撮影

7000系 5173E列車 急行
常滑線 神宮前 2008年3月16日撮影

1.概要
 1961年(昭和36年)6月1日に特急形電車として登場しました。

2.車体構造
 車体は先頭車が19.715m、中間車が18.830mの鋼製車体で、片側に片開き又は両開きの扉が2扉設けられてます。側面窓は連続固定式が採用されました。
 先頭部は展望席を設け、運転台を展望席の上に設けられました。展望席、運転台の窓はともに平面ガラスで構成されてます。ヘッドライト横に油圧式ダンパーを設け、万が一の事故に備えてます。展望席と乗客用側扉の間に運転台へのステップが設けられてます。展望席下部のヘットライトは赤色のフィルターを掛けることによりテールライトにもなります。また、事故の時などは高原を旋回させ他の列車に緊急事態を知らせる機能を持たせてます。展望席上部に車両直前の安全確認をするためにフロントアイが設けられてます。
 断面形状は車体上部が内側に若干傾斜し、裾が絞られました。

3.室内設備
 座席は、戸袋部分のロングシートと車掌台の補助席を除き、全て転換クロスシートが採用されました。

4.機器類
 制御装置式は抵抗制御で、主電動機は75kWの直流整流子電動機が採用されました。主電動機は1両あたり4台搭載され、全車電動車両となってます。主制御器はMC11型(東芝製)が採用されました。
 台車は車体直結式空気バネ台車が採用され、1,2次車がベローズ式(FS-335)、3〜7次車がダイヤフラム式(FS-335B)が採用されました。軸箱支持はペデスタル式となってます。8,9次車はS型ミンデン台車(FS-384)が採用されました。

5.主な履歴
 1967年(昭和42年)に支線区乗り入れ用として4両固定編成が製造されました。
 1975年(昭和50年)に登場した最終増備車は中間車のみで、旅客側扉が両開き式に変更されました。最終的には116両となりました。
 1982年(昭和57年)からは一部の4両編成が白帯を巻き特急仕様車両となりました。
 1984年(昭和59年)から廃車が始まり、一部8800系に主要機器を譲り、6600系に冷房装置を譲ってます。

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