8800
8800系 犬山線 犬山 1989年8月4日撮影

 1984年(昭和59年)に“パノラマDX”(パノラマデラックス)の愛称で登場しました。
 登場当時は、2両編成2本だけでしたが、その後第2次車を1987年(昭和62年)、中間車サ8850系を1988年(平成元年)に増備しました。パノラマカーとは運転室・展望室の上下関係が逆になったことが大きな特徴であり、ブルーリボン賞も受賞しています。また、設備が豪華なので、特急料金も300円に対して、DX特急座席指定券は500円とちょっと高めでした。名古屋を中心とする名鉄では520円は割高で乗客が減ったので、8807Fのみ団体専用で残してあとの3編成の中間車は1000系並みのシートに変更され、料金も一般特急と統一されました。
 足廻りは、余剰廃車された7000系の廃車発生部品を利用したので台車は、FS384を使用し制御方式は抵抗・界磁制御です。なお中間車のサ8850系には新製のFS039を使用されました。また両端車のモーターの出力も75kWから90kWにパワーアップされました。
 残念ながら2005年(平成17年)1月29日をもって引退しました。
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