10000系(10010F) 0509列車 特急「サザン」19号
南海本線 住吉大社 2008年8月16日撮影

10000系(10010F) 0509列車 特急「サザン」19号
南海本線 住吉大社 2008年8月16日撮影

1.概要
 1985年(昭和60年)に旧1000系を置き換えるため新造された特急電車です。
 形式は当初モハ10001形、クハ10901形が用意されました。
 特急「サザン」号として働いてます。

2.車体構造
 車体は20m級の鋼製車体で片側に折り戸式扉が先頭車に2扉、中間車に1扉設けられてます。
 先頭部に大きな局面ガラスを採用しスマートさを強調すると共に、通勤車(7000系叉は7100系)と併結運転する事を考慮し、前面は貫通型になってます。

3.室内設備
 座席はフリーストップ式のリクライニングシートが採用されました。

4.機器類
 制御装置は廃車発生品の超多段バーニア抵抗制御(VMC-HTB-20HI)が流用され、主電動機は145kWの直流直巻電動機(MB-3072-B)が採用されました。台車は空気バネ台車(電動車:FS-528、付随車:FS-028)が採用されました。ブレーキ装置は電磁直通空気ブレーキ(HSC)が採用されました。

5.主な履歴
 1990年(平成2年)までに2両編成×10本の計20両が製造されました。
 1992年(平成4年)にサハ10801形、モハ10101形を増備し、4両固定編成化が行われました。増備車は側窓を連続窓とし、サハにはトイレをモハにはサービスコーナーと車椅子スペースが設置されインテリアの変更と共にシートピッチも拡大されました。既製車の20両に付いてもシートピッチの拡大工事及び新塗装(明るいグレーをベースにブルーとオレンジのライン)化工事を施工され、一部の先頭車両は中間車化改造工事(サハ10801形化車両にはトイレをモハ10101形化車両にはサービスコーナーと車椅子スペースの設置)を施工されて4両編成×7編成に組み替えられました。

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