9000系(9513F) 6835列車 各停
南海本線 住吉大社 2008年8月16日撮影 |
9000系(9513F) 6835列車 各停
南海本線 住吉大社 2008年8月16日撮影 |
1.概要
1985年(昭和60年)より旧1000系を置き換えるため、高野線の8200系界磁チョッパ車をベースに製造された通勤形電車です。 形式はモハ9001形とクハ9501形が用意されました。 編成はなんば寄りから 4両編成:クハ9001形(奇数)+モハ9001形(奇数)+モハ9001形(偶数)+クハ9501形(偶数) 6両編成:クハ9001形(奇数)+モハ9001形(奇数)+モハ9001形(偶数)+モハ9001形(奇数)+モハ9001形(偶数)+クハ9501形(偶数) 2.車体構造 南海本線初の20mオールステンレス車体で、片側に両開き式扉が1両あたり4扉設けられてます。 先頭部は従来の車両とは異なり、小田急9000形に似た形となってます。 3.車内設備 座席はロングシートが採用されました。また、化粧板は木目調のものが採用されてます。 4.機器類 制御装置はバーニア抵抗制御と界磁チョッパ制御を組み合わせた形となり、抵抗制御の界磁制御器をチョッパ制御器で制御してます。主電動機は160kWの直流複巻電動機(MB-3280-BC:三菱電機製)が採用され、駆動装置はWN駆動が採用されてます。台車は平行支持板式のダイレクトマウント式空気バネ台車(FS-392B形:電動車、FS-092:先頭付随車)が採用されました。 ブレーキ装置は回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ(MBS-R:三菱電機)が採用されました。 5.主な履歴 1986年(昭和61年)製造の9507Fからは制御装置に故障記憶モニタが追加され、既存の車両にも順次付加されていきました。 1988年(昭和63年)までに4両編成5本、6両編成2本の計32両が製造されました。 1993年(平成5年)から帯色がグリーン1色から現在のブルーとオレンジの帯に変更されました。 |
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