2000形(2059F) 4809列車 区間準急
小田原線 代々木八幡 2007年9月23日撮影

2000形(2059F) 各停 6610列車
小田原線 参宮橋〜代々木八幡 2020年11月1日撮影

1.登場背景
 1995年(平成7年)に2600形置き換え用として登場した通勤形電車です。

2.車体構造
 基本的に1000形と同じ20mステンレス車体ですが、1000形ワイドドア車の実績を生かし一部を除き扉の幅が1.6mとなってます。片側に両開き式扉が4扉設けられてます。

3.車内設備
 座席はロングシートで車端部が3人掛け、ドア間が7人掛けとなってます。車いすスペースが設けられてます。

4.機器類
 制御装置はIGBT-VVVFインバーター制御、ブレーキは電機子指令式ブレーキが初めて採用されました。台車も初めてボルスタレス式台車SS-143(電動車)、SS-043(付随車)が採用されました。2054Fの主電動機は2600形(2666F)のVVVF試験車から流用されてます。

5.主な履歴
 1995年(平成7年)にグッド・デザイン賞を受賞しました。
 1998年(平成10年)に製造された2次車からは側腰板と側梁の接続方法がインダイレクト式になりました。また、前面の標識灯も廃止になりました。
 2000年(平成12年)に製造された2054Fは、制御装置を同年廃車された2600形(2666F)から流用しています。また、同年からの増備者は車椅子スペースの設置場所が乗務員室側に変更され、先頭車に滑走防止制御装置が設けられています。さらに、パンタグラフがシングルアームになりました。
 2007年(平成19年)より滑走防止制御装置が設けられ、保安装置のD-ATS-P装置が新設されました。
 2009年(平成21年)より前面、側面の種別・行先表示機をフルカラーLEDのものに交換されました。

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