3000形(3251F) 2234列車 急行
小田原線 千歳船橋 2007年5月20日
1次車

3000形(3263F) 3534列車 急行
小田原線 千歳船橋 2007年5月20日
3次車カバー付き

3000形(3092F) 2750列車 急行
小田原線 参宮橋〜代々木八幡 2018年5月3日

3000形(3083F) 快速急行 E14運用 3556列車
小田原線 南新宿〜参宮橋 2020年10月25日撮影

1.登場背景
 2002年(平成14年)に登場した通勤車両です。
 形式はデハ3000形、クハ3050形、サハ3050形の3形式があります。
 編成は6両固定編成、8両固定編成、10両固定編成があります。
←小田原・唐木田・藤沢          新宿・片瀬江ノ島→
・6両固定編成
 1,2次車
クハ3050(Tc2)−デハ3000(M4)−デハ3000(M3)−デハ3000(M2)−デハ3000(M1)−クハ3050(Tc1)
 3次車以降
クハ3050(Tc2)−デハ3000(M3)−サハ3050(T)−デハ3000(M2)−デハ3000(M1)−クハ3050(Tc1)
・8両固定編成
クハ3050(Tc2)−デハ3000(M4)−デハ3000(M3)−サハ3050(T2)−サハ3050(T1)−デハ3000(M2)−デハ3000(M1)−クハ3050(Tc1)
・10両固定編成
クハ3050(Tc2)−デハ3000(M5)−サハ3050(T3)−デハ3000(M4)−デハ3000(M3)−サハ3050(T2)−サハ3050(T1)−デハ3000(M2)−デハ3000(M1)−クハ3050(Tc1)

2.車体構造
 車体は軽量ステンレスの20m車体で、片側に両開き式扉が4扉あります。1次車は日車式SUSブロック構体が採用され、2000形と同じように1,600mmの幅広扉が採用されました。2次車以降は1.3mの標準扉となりました。2600形以来続いていた幅広裾絞り車体ではなく、食パン形の断面になりました。(1・2次車の床面から下は絞りが若干入ってる。)地下鉄乗り入れを考慮してないので、先頭は非貫通式となってます。3263Fは床下に防音カバー(現在は電動台車部分のみ)が取り付けられました。

3.車内設備
 座席はロングシートで、車いすスペース部は跳ね上げ式の座席となってます。

4.機器類
 制御装置はIPM-IGBT-VVVFインバーター制御が採用され、180kW(3次車以降は190kW)の主電動機を制御します。また、停止寸前まで電力回生可能な純電気ブレーキが採用されました。ブレーキは電機指令式が採用され、他社と併結するためブレーキ読替装置を搭載してます。パンタグラフはシングルアーム式パンタグラフが採用されてます。台車は東急車輌製の軸梁式軸箱支持ボルスタレス台車TS-1026(電動車),TS-1027(付随車)が採用されました。

5.主な履歴
 2002年(平成14年)より2次車が製造されました。この車両から乗降扉の幅が標準の1.3mに変更されました。また、座席の形状が片持式のバケットシートとなりました。
 2003年(平成15年)より製造された2次車は側面の行先表示器が大型になりました。
 2004年(平成16年)より製造された3次車からは主電動機の出力が190kWに増強されました。また、スカートの形状が変更されています。
 2004年(平成16年)より製造された4次車からは車内の案内表示器が15インチのLCDが乗降扉上部に千鳥配置されました。
 2005年(平成17年)より製造された5次車からは車内の案内表示器が15インチのLCDが全ての乗降扉上部に設けられました。
 2006年(平成18年)より製造された7次車からは側面の行先表示器がフルカラーLEDに変更されました。
 2007年(平成19年)よりD-ATS-P化改造が行われてます。
 2010年(平成22年)より6両固定編成の一部を10両編成にするため9次車として中間車が製造されました。
 2017年(平成29年)より上記の理由により10次車として中間者が製造されました。車内案内表示器は全乗降扉上部に17インチのワイドLCDが設けられました。

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