5262F
5200形(5262F) 3525列車 快速急行
小田原線 生田 2007年5月20日撮影

5200形(5254F) 3515列車 快速急行
小田原線 代々木八幡 2007年9月23日撮影

1.登場背景
 1978年(昭和53年)〜1982年(昭和57年)にかけて東急車輌、川崎重工、日本車輌で合計20編成120両が製造された通勤車両です。5000形の増備車という位置づけですが、側面は9000形の流れをくんでいるので印象が違います。

2.車体構造
 車体は20m鋼製で、片側に両開き式扉が4扉設けられてます。9000形と同じように側窓は一段下降式が採用されました。先頭車前面スタイルは5000形と同じ小田急オリジナルスタイルに戻りました。

3.車内設備
 座席はロングシートで、天井はラインフローファン併用の平天井構造となってます。

4.機器類
 制御方式はバーニア抵抗制御が採用され、135kWの主電動機(MB-3039-B)を制御します。主制御器はABFM-188-15MDが採用され、力行は直列25段、並列31段、弱め界磁7段の計63段となり、力行時のショックを低減してます。制動は55段となってます。歯車比は1:5.29となり、高速性能を高めてます。制動用の抵抗器は強制通風式となりました。台車はアムストムリンク式空気バネ台車が採用され、電動車は車輪径910mmのFS-375、付随車は車輪径762mmのFS-075が採用されました。登場時から冷房装置(CU-12C)が採用されました。

5.主な履歴
 1996年(平成8年)〜2002年(平成14年)に機器類、車内の更新が行われました。
 2001年(平成13年)〜2004年(平成16年)までにパンタグラフがシングルアーム式に交換されました。
 2012年(平成24年)1月8日に運用終了しました。

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